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子供とボードゲームとルール その1


『デジャブ』
2度目に出たカードの絵と同じタイルを早い者勝ちでとっていくゲーム。
ただし、必ず3枚は先に抜いておくため、どうしても1度きりしか出ないタイルが存在します。
くり返し遊ぶと前世の記憶に引っ張られるのでなかなかに混沌としてきて面白いです。
その辺は『なんじゃもんじゃ』にも通じますね。

 勝ち抜きタイプというか、どんどんプレイヤーが脱落していくタイプのゲームでは、早く負けた人ほど時間を持て余すことになってしまいますが、大人であっても勝敗がつくまでの待ち時間が長くなるとちょっともてあましちゃいそうですよね…(勝敗がついてない他の人の流れをみて楽しめるのがよいけれど)
小さい子供であればなおさら、自分が参加できないゲームを眺めてるってなかなかできない。うちは脱落タイプをやると3人から2人になってしまうので、疎外感がめっちゃ強くなってしまうのが難点です。

 なので、ゲームから脱落しても、何か役割を付与することで「同じゲームで最後まで一緒に遊んでいる」感覚を残せるよう工夫しました。
『デジャヴ』では、抜いておいたカードの発表係をお願いします。

 その他には、大人と子供で遊んでいるので、子供が負けた場合は負けた子が残ってる子に加勢して大人(1)vs子供(2)にしてしまったり。
相談してプレイすることで思考力の補強になることもあれば、組んだことで効率が悪くなることもあるので、次第にゲームによってはこうした方がいい、ああした方がいいと作戦を立てられるようになっていきました。
嬉しい誤算です。

 ボードゲームのルールは、ルールの通りにするのが基本です。
ですが、子供…特に幼い子供相手である場合は、必ずしもルール通りにできなかったりします。
ボードゲームの本来の楽しみ方を壊さない範囲で、年齢の理解力に合わせて簡略化したり、役割を持たせたりして「最後まで一緒に楽しく、同じボードゲームで遊んだ」経験を残せるよう試行錯誤の日々です。

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