🐻ニセモノの充実感
T&Sです。
今回は、多くの人が陥ってしまっている充実感の過ちについて、体験談も交えて投稿致します。
突然ですが皆さんは、会社や上司などに期待されたり褒められた経験ありますか?入社や転職したばかりという状況でなければ、少なからずあると思います。
その時に皆さんは、どんな気持ちになりますか?よほどの変人でなければ嬉しいという感情になると思います。「期待されるようもっと頑張ろう」「ここで頑張れば昇進の道が開けるかもしれない」「ボーナスが上がるかもしれない」「もっと上の人の目に止まって評価されるかもしれない」と思う人もいるかと思います。
ただ、このような感情をもったり、そのような環境にいる人こそ悲劇の始まりだと私は思います。そんな人にこそ是非、一度立ち止まり自問自答をして欲しいです。
「それは誰のための頑張りですか?」
期待に応えたらあなたの幸せに繋がりますか?
昇進したらあなたの人生は幸せに繋がりますか?
会社の偉い人に評価されたらあなたの将来は後悔のないものになりますか?
ボーナスが上がることがあなたの幸せの道ですか?
これの答えがYESならばもちろん、その為に頑張るでいいと思います。それを得た先のビジョンがあり、それが自分の為になるのだと胸を張って言えるのなら止めるつもりもありません。
しかし、そうでないのなら一度立ち止まってほしいです。
人のために人生の時間を使いすぎていないかを認識して欲しいです。頑張った先に自分の幸せに通ずるものがなかった時に人生に落胆します。
私自身がその深みにハマっていた当事者でした。私は営業職として長らく会社員として過ごしていました。当時は契約が取れるのが嬉しく、評価されるのが嬉しく、昇進できるのが嬉しく、さらに頑張りがボーナスに反映されるのが嬉しく、とにかく毎日仕事の事ばかり考えて会社に尽くしており、そこに何の違和感もなく必死で働いていました。
ただ、ある時ふと冷静になり気付いたのです。会社内で活躍し昇進もして、重要な仕事をやらせてもらってもそれは幸せとは関係ないと。大切なひとを幸せにするのには関係ないことだと気付いたのです。
営業時代は毎日帰りも遅く、妻と顔と合わせないような日もあり、休みの日も仕事のことばかり考え、妻と一緒にいられても余裕のない顔をしていて全く幸せな環境になどなかったのです。でも私は会社の期待に応えることに必死すぎてその環境が異常なことにすら気付いていなかったのです。
その時に事の重大さに気付いたのです。私の願いは、お金をたくさん稼ぐことでもなければ、営業で1番を取る事でもなく、会社内で偉くなりたいわけでもなく、「妻と一緒に多くの時間を過ごしたい」「妻と幸せな時間をたくさん共有したい」ただ、それだけでした。
周りに評価されて思いあがって、勝手にいい気分になって、のめり込んで、自分が全く望んでいない方向に対して頑張ってしまっていました。自分にとってニセモノの充実感だったのです。
私にとって最も大切なのは妻でありそれ以上のものは存在しません。妻との時間が最も大切にしたいことであり、周りに評価されたり昇進することは妻の幸せとは関係ないと悟りました。
今回の内容は長くなってしまいそうなので2部に分けようと思います。次回、続きを投稿致します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?