人間は、その気にさせられてこそ、遠くまで行ける。 -「宙わたる教室」-
先週、4ヶ月間・全17回に渡って連載したマガジンを終えた。
「自分業」をつくりたい。それに取り組む過程を綴ったマガジン。
「適応性」がすぐに顔を出す私は「宣言してその通りにことを進める」ことがとっても苦手。
苦手というか、好きではない。
嫌いな言葉は「予定調和」、みたいなタイプでした。(過去形ではない、基本は今もそう)
そんな私が【毎週水曜日更新のマガジンを発信する】なんて・・・!!
自分業づくりの師匠やらコーチやら、私の特性をよく知る人たちからは「あのなつみさんが・・・!!!?」と驚きとともに応援いただいたものです。
完走できたのは「期待されている」とわかったから
4ヶ月の間、結局水曜UPを守れなかったことは1度もありませんでした。
最初の方こそ何本かストックしておいてUPしていたものの、半分を過ぎる前にストックは切れ、毎度自転車操業・・・
前日の火曜日は1週間のうちでも特に本業がパンパンになる日で、後半に至るにつき綱渡り状態が常態化。
そんな私がきちんと完走できたのは、ちょこちょこXなんかでも「マガジン実は読んでます」とか「楽しみにしてます」とか感想をいただいたおかげでした。
アウトプットされている方にはわかっていただけると思いますが、感想をいただいて初めて自分の発信が「この人」に届いたんだな、とわかるんですよね。
私にとっては一大事、でも世の中にとっては取るに足りない人生体験レポ。
それでも楽しみにしていてくれる人の期待は裏切りたくない。
こうやってこんな「イマココ」な私が頑張れたわけです。(よく知っている人ほど深くうなずいてくれるはず)
人間は、その気にさせられてこそ、遠くまで行ける。
タイトルにもした今回の言葉は、「宙わたる教室」(伊与原新)からの一文です。
あらすじは画像のとおり。
定時制高校の老若男女が科学実験を通じて人生を、学びを、人間関係を深めて楽しんでいくストーリーなんですが、定時制から大学へ進みたいと熱意が生まれた若者を見て、現実はそう甘くはないという意味で「こんなにやる気にさせちゃって大丈夫なの?」と老年の生徒が先生に言う。(意訳)
そこに対しての結論がこれでした。
「人間は、その気にさせられてこそ、遠くまで行ける。」
これに、本当にそうだなと今私は実感を持って同意しているわけです。
オトナになると特に、つい失敗や中断をする姿を見せたくなくなる。スマートでかっこいい、できるところだけを見せたいと思ってしまいがち。
私も「適応性が」とか言い訳しながら、「途中で頓挫したらカッコ悪いな」と思っていたわけで。
だからなるべく逃げ道をつくっておきたかったんですが・・・
思い切ってコミットしたら、周りもそんな覚悟を応援してくれて、応援されるとその気になって、気づくと遠くに来れた。
マインドとしては「おだてられ上手」になれるとどんどん加速して遠くまで行けそうです。
褒められたら「いやいや」ではなく「やったー!」で宙を目指しましょう!(誰)
ちなみに、「宙わたる教室」は胸が熱くなる良書なのでぜひ読んでほしい!のですが、もう一つ響くセリフがありました。
「偶然に誰かと出会い、あれこれ手を動かしてみて」というのが本当に素晴らしいなと思って震えました・・・!
扉を選ぶ過程で、そういう出会いや化学反応をきちんと起こすのが大事なんだよなぁ。
私が目指す”相棒型”の壁打ちも、ここでいう「偶然に誰かと出会い」のうちに入りたいし、「あれこれ手を動かしてみて」を一緒にやりたい。
そう思ったのでした。
”相棒型”壁打ちサービス 24年7月スタート予定
かれこれ数ヶ月同じこと考えてる
考えることがいっぱいで結局決められないまま・・・
とにかくモヤモヤしている
自分の思いに自信がいまいち持てない(から進めない)
「思いつき」も流れていって形にならないで消える
自分じゃ思いつかない新しいアイデアを出したい
誰か別の視点の考えを聞いてみたい
こんな方に向けた、私と一緒に軽やかな一歩を探しにいく壁打ちサービスを構想中です。
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