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今までの人生69(私のうつ病と伯母の認知症1)

従姉は目を真っ赤にして泣くのを我慢していた。

「どうしたの?大丈夫?!」

と声をかけると従姉はポロッと涙を流した。
従姉には遠方に姉がいる。

「姉ちゃんと母ちゃんが話しててもやっぱり
   同じこと聞くし、姉ちゃんも母ちゃんボケて
   来てるんじゃない?」

って言われて・・・

○○(私)の実家にも体温計を何度も借りに
行ってたのも
やっぱりそうなのかなって思って。

でもこの間入院した時も
大丈夫って言われたよって姉にも話したらしく
セカンドオピニオンを提案されたとの事。

もちろん私も賛成だった。
伯母が通院している内科も私は気になっていた。

伯母は血圧が高かったり調子が悪いなと思うと
その内科に行き点滴を打ってもらったり
薬をもらったりしており
従姉は自分の親を信じ
どんな薬を飲んでいたのか等を確認して
いなかったらしい。

私はすぐ伯母の薬をネットで調べ
血圧を下げる薬と安定剤を貰っていることが
確認できた。

そして他に従姉から聞いた話は
私には驚くべき行動だった。

従姉が夜仕事に出るため起きると
伯母は起きて台所にいたらしい。

「母ちゃん何してるの?私もうすぐ仕事行くよ。」

と従姉が声をかけると

「○○(従姉)ちゃん明日遠足でしょ?
  お弁当作る準備しようと思って・・・」

と伯母は言ったらしい。

従姉が子供の頃の記憶で話しているようだった。
従姉はびっくりして

「母ちゃん!私はこれから仕事だよ!」

と強く言うと
フッと我に返ったように
片付けを始め

「これから仕事かい?!行ってらっしゃい。」

と送り出されたらしい。

自分の親がボケるなんて
誰もが信じたくないだろう。
私も父が脳出血になるなんて
1ミリも思っていなかった。

従姉のショックはとても大きかったと思う。

私が心配だったのは
従姉が仕事でいない間の伯母の行動だった。

いつ寝て、いつ起きて、いない間
どこに行っているのかも分からない。
心配だけど仕事は辞められない。

自分がうつ病になった時のことを思い出す。
このままでは従姉が病んでしまう。

まずはセカンドオピニオン
次に一人で行っていた内科を
私の母と同じ内科に変更し
母と同じ日に通院させる。

従姉と母の了解を得て内科変更は決定した。

次はセカンドオピニオンの病院探しだ。
通院しやすいところじゃないと
付き添うのも大変だ。

私はスマホで病院を探し口コミを見て
評判の良さそうな病院を見つけた。

「ここに電話して検査してもらおう?」

私は従姉に言った。
でも従姉は電話しようとしない。

「早く予約した方がいいよ?
   お姉ちゃん(従姉)の仕事の都合もあるし・・・」

と私は少し従姉を急かした。

「うん・・・私こうゆうのなんて電話していいか
    分からないんだよね・・・
    ○○(私)電話してくれない?」

・・・
・・・
・・・

はあぁ?!
自分の親のことだろうが!
心配で泣くの我慢するくらい
困ってるんだろうが!

と心の中で私は叫んだ。


今日はここまで


今日は朝からメンクリで
寝つきは良いけど目覚めが良くない話をし
薬の量を少し変更した。
働いてない期間が長いし
朝もスッキリ起きれていない間は
就労支援で慣らしたほうがいいと
手帳の申請をすることになった。

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。