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Beyond Borders: ララ・タマル Lala Tamar

新しいものはボーダーで生まれ、ボーダーを超えていく。

先週、素晴らしいミュージシャンを見つけてしまった。久々に驚かされた。Lala Tamar、まだ、あまり有名ではないかもしれない。が、近いうちに世界をまたがる大スターになると確信している。


イスラエルで生まれ育ったということだが、ユダヤ・アラブ・モロッコ・スペイン・ブラジルの要素が全部ブレンド・ミックスされているような感覚だ。そして、少し不思議な気がするが東南アジアの香りもある。

たいていの音楽は新しいといっても、誰それの音楽に似ていたり、なにがしかのジャンルにはまって、どこか聞いたことのあるものだ。しかし、ララの音楽を聴くとその自由さに驚かされる。どの曲をとっても、これまで聞いたことがあるようで、しかし、初めて聞くような新鮮な感じがする。

それは、彼女の音楽が、ユダヤとアラブ、アフリカとヨーロッパ、中東と西欧、といったボーダーから生まれているからではないだろうか。

Lincoln Centerのライブも聴きものだ。自身のカスタネットの伴奏だけで歌う1曲目もいいし、ギターの演奏とのコンビネーションも素晴らしい。

https://www.lincolncenter.org/lincoln-center-at-home/show/lala-tamar-668

なんといってもカリスマな雰囲気を感じないだろうか。のびのびとした歌声もいい。


ネットでざっと調べたところでは、あまり情報がなかった。たぶん、一枚しかアルバムは出てないのではないだろうか。2020年の自身の名前を冠した7曲入り23分程度の小品だ。

自身の曲の作詞・作曲もすれば、歌唱力もいいし、張のある声は明るく力強く聴いている者を元気にさせる。一度聴いたら忘れられない不思議なメロディとリズムに声とアンサンブル、この人はすごい。


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2. 愛している女性シンガーに特化したのが、我ながらベタな名前だと思うが「世界の歌姫たち」。こちらはさらに愛している思いのたけのみの記事ばかり、週一、毎週火曜日に新しい記事を書いている。懐メロ多め。

3. いずれも、耳もあまりよくないし、知識も少ない、語彙力もない、なので、基本YouTubeやSpotifyのリンク貼り付けと「好きだー」「愛している」というだけの記事ばかりになっているし、そうなっていく。

私本人が楽しく書いていることだけは間違いない、それだけは伝わるだろう。

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