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Heavy Rotation

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好きでよく聴いているミュージシャンを紹介。ほとんど自分のためのメモかもしれないけれど。 耳もあまりよくないし、知識も少ない、語彙力もない、なので、基本YouTubeやSpotif… もっと読む
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2024年2月の記事一覧

グレッチェン・パーラト: Gretchen Parlato "Lean In"

去年の年末、ジャズ・ボーカリストのグレッチェン・パーラトの新しいアルバム "Lean In" がリリースされた。 ギターとボーカルのリオネール・ルエケ、意外な組み合わせだと最初思ったが聴いてみると素晴らしく息の合った演奏で驚いた。調べてみると 2001年に入学したThelonious Monk Institute of Jazz の同窓で、お互いに認め合い影響を与え合ってきた仲だという。 ネットで検索してみたら、note記事でグレッチェン・パーラトのインタビューがあがって

アダ・ロヴァッティ:Ada Rovatti "The Hidden World of Piloo"

イタリアのテナーサックス、アダ・ロヴァッティを知ったのは、Brecker Brothers Reunion Bandを聴いてのことだった。そこでテナーサックスをブリブリ吹いているのがアダ・ロヴァッティだった。トランペットのランディ・ブレッカーの奥さんだ。 ランディのソロのあと、3'34"あたりから4'30"までが彼女のソロで、そのあと 6'21"あたりまで、引き続きランディとアダと交互に掛け合いでソロをとる。二人のインタープレイがいい。そのあとのマイク・スターンの疾走感あふ

Paul Simon: Simon &Garfunkel 1964 - 1966 ”The Sound of Silence"

S&Gのアルバムは、サウンドトラックの"The Graduate", ベスト盤の "Greatest Hits" を除くと 5枚しかない。 "Wednesday Morning, 3AM" (1964年) "Sounds of Silence" (1966年) "Parsley, Sage, Rosemary and Thyme," (1966年) "Bookends" (1968年) "Bridge Over Troubled Water" (1970年) 今回は、こ

アリィ・ケイタ:Aly Keïta "Kalan Teban"

つい最近、ひょんなことからアフリカはコートジボワール出身、バラフォン奏者の Aly Keïta (アリィ・ケイタ) を知った。2020年のアルバム "Kalan Teban" を聴いてみよう。 Jan Galgen Brönnimann (B-cl, S-sax, ..) と Lucas Niggli (ds, perc) との異色のトリオだが、軽快でリズミカル、心地よいアンサンブルで楽しく聴ける。思えば、木琴に木管という柔らかい音の組み合わせは自然なのかもしれない。 こ