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僕らが24時間イベントを企画した理由。

全ては偶然だが、必然である。様々な要因が重なった結果、24時間ライブ配信という、やや常軌を逸した企画をすることとなった。

さて、冒頭このような定の良い言い方をしていますが、実際には勢いで「24時間やろう!」と言ってしまったことがきっかけだったりします。正直24時間を舐めてました(笑)。

この話、書き始めたら、物凄く長くなりそうな気がしてきたので、まずは今回の24時間オンラインチャリティイベント「HiVE | 24HR LIVEATHON」実施に至った背景について書き記しておこうと思います。それで今後、数回かけて、ここまでの経緯と、折り重なった様々な要因を紐解きながら、HiVEがどこに向かっていくのかということを書いていきたいと思います。そもそもHiVEというのがなんなのかはこちらをご参照下さい。

HiVE | 24HR LIVEATHON実施の目的

まずはじめに、このHiVE | 24HR LIVEATHONを実施した目的は示しておきたいと思います。今回の企画では24時間を通して「スポーツ」という共通言語で「繋がる」、そして「東京から世界へ発信する」ということを第一に考え、更に寄付金を集めるためのチャリティTシャツ&ステッカー販売も実施しています。ライブで見逃した方もYouTube「HiVE  online」にてアーカイブ視聴が可能ですので覗いてみて下さい。そしてチャリティにもご協力いただければ幸いです。

延期となった世界最高峰のスポーツイベントまでちょうど1年前となる7/23(木)から、本来であれば世界中の注目が東京に集まっていたであろう7/24(金)をライブ配信でリレー。オンラインで日本と世界のスポーツコミュニティーを繋ぐ24時間。「スポーツ」という共通言語で、国境を越え、コミュニティーの壁を越え、世界を繋ぎます。

ハッシュタグ #BCONNECTED  には以下のような意味合いがありました。

■ BE CONNECTED : 全ての参加者はオンラインで繋がっている | 24時間を通して世界が繋がっている
■ BEE CONNECTED : 蜂の巣に”蜂”が群がる様子
■ BEACON : スポーツがこの暗く長いトンネルの出口を照らす希望の光となる

それでは、今回の本題に入っていきます。

東京2020大会の延期そして緊急事態宣言

新型コロナの影響で、2020年3月24日(火)に東京2020大会の延期が決定しました。4月に入ると緊急事態宣言も発令され、在宅勤務生活がスタート。正直この頃は、抜け殻のような状態になっていたのも事実です。この辺りのことはCREATING SPORT VALUE(ブログCSV)の方に書き綴っているので詳しくはそちらをご参照下さい。

緊急事態宣言から1ヶ月、宣言が延長されたGW頃から、徐々に気持ちも前を向きはじめ、1年延びたことを逆手にとった動きをしていかなければ、貴重な時間をロストするだけだと感じ始めました。その結果、ブログCSVの執筆をREBOOTする決意をしたのもこの頃です。

どうせやるならこの日にやろう

時を同じくして、2月1日(土)に日本スポーツアナリスト協会(JSAA)主催で実施したSAJ2020の振り返りと次回以降の計画を考える必要にも迫られていました。JSAAとしての中長期的な計画も視野に入れた上で、SAJの位置付けを再定義すべきフェーズにも差し掛かっており、更にその中にあって今年2月のSAJ2020で実施したミートアップスペース「HiVE」の拡張というのは、組織としては余計な複雑性を生む取り組みでしかないと感じていたのも事実です。

その一方で、SAJ2020の「HiVE」でコラボさせていただいたVenture Cafe Tokyoの盟友Tak UrushiharaさんからもVCTが年間通して行っているThursday Gatheringの7/16(木)か7/30(木)でスポーツ関連の花火を打ち上げたいと相談を受けました。このとき、7/23(木)は祝日のためThursday Gatheringがお休み、即ち選択肢から外されていたのです。しかし、会話を進めていくうちに勢いがつく。良い意味で開き直り、東京2020大会1年前の当日にやりたいと。

「どうせやるなら、やっぱり23日にやろう。」

とVCTさんの都合ド無視の計画をしていくことになります。それでも「いいじゃないすか。やりましょう!」と言ってくれるTakさんの懐の深さに乗じて計画は進みます。このタイミングだからこそ、世界の目は東京に向けられるはず、という直感は結果的には正しかったのです。

Peatixイベントに完全にインスパイアされてしまった件

これまで6回行ってきたSAJの計画でも、理事以外の実行委員会メンバーで最も深くコミットしてきてくれたのがもう一人の盟友Kei Kanazawaさん。HiVEの企画には、実は2018年の着想直後にアイデア共有した時点から積極的に働きかけていただき、そのアイデアの具現化に大きく尽力してくれています。

TakさんとTGでの花火の話をし始めた頃、もう一つの偶然の出会いが重なります。それがPeatix主催の「Hello, New Normal 〜ぼくらはオンラインでつながってる〜」と言う24時間オンラインイベントでした。ひょんなことからこのイベントを知った僕は、一目散にKeiさんに共有。2人でガッツリこの24時間イベントを堪能し、完全にインスパイアされてしまいます。「これだ。」と。頭の中で「これ、24時間やれば、時差を使って世界中を繋げるじゃん。」と言う単純ながら恐ろしい発想が生まれてしまった瞬間でした。

「共感者」を増やす巻き込む力

ここでインスパイアされたことで、Takさんに「VCは世界中でThursday Gatheringやってるよね?これ時差を使ったら23日のTGで世界中を繋げるのでは?24時間で世界を繋ごう!」と無茶苦茶な提案をしてしまったのが、コトの経緯という訳です。

そんなこんなで動き始めた24時間計画。この後も完全手弁当で無謀な計画が進んでいきます。その辺りのことは、また次回以降に。

ちなみに、上記で掲載したRebootの投稿(2020/05/07)では、こんな決意じみたことを宣言してますね。

未来を予測することは出来ないけど、未来を描くことは出来る。

結局、未来を創るのは自分の意志ひとつ。緊急性に駆られて、様々なアイデアが頭を巡り始めたのもありますが、結局最後は覚悟を持ってやりたいことを他人と共有し、その「共感者」を増やしていくことでしか、ムーブメントは起こせないと思っています。まさにその昔TEDでDerek Sivers氏が語っていたように。

つづく。

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