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僕の院のひと月の経費

みなさん、売上ってよく目にしますが『経費』ってなかなか目にしないと思います。そこで、自院の経費を暴露したいと思います。最後の方は分かりやすくサラリーマンの給料と比較してみました。

・これから開業される先生
・従業員の先生も見てほしいです
・経費を気にされない先生
・箱もの店舗を考えている方

などの皆様の参考になればと思います。


ひとりぼっち接骨院の月の経費


家賃       15万円

対人賠償、火災保険、駐車場4台含む

光熱費       3万円
(電気、ガス、水道)

広告費     1.6万円
(ニュースレター100枚、印刷用のインク、
 送料、メンテナンスハガキ等)

ウォーターサーバー 3千円

雑費
フェイスペーパー  2千円

洗剤、ティッシュ等紙、
超音波用ジェル、雑誌、
新聞、       5千円        

院の備品積立金   3千円 

通信費
予約用携帯電話  千円
レセコン    7千円
ネット環境   6千円
(Wi-Fi、固定電話、サーバー)
   合計  1.4万円

ここまではどこの接骨院ともそこまで変わららない思います。(広告代はかなり少ないかと思いますが、今の所これで済んでます。)

ここまでの合計 22.3万円

ここからは変動します。当院は、

借り入れ返済  約9.7万円(合計がそろうのでw)

小規模共済    7万円(退職金積立)
※節税対策にはかなり有用です。
   千円から7万円まで掛け金自由です。

全部含めて 合計39万円が経費になります。

大雑把ですが、だいたい的を得ていると思います。


ひと月100万円、年1200万円の売り上げなら月61万円がサラリーマンでいう総支給額になり、税金、国保がここから引かれます。税金の種類は月割でざっと(家族構成、控除等複雑なので目安程度に見て下さい)

・所得税   5万円

・住民税   4万円

・消費税   5万円
(自費1000万円超えると3年目から発生します)

・個人事業税   9千円

・国民健康保険 5万円
(家族構成によります)

※小規模共済は本来はここなのかもしれないですが、経費してみなされるので上へ

控除も含めた税金なので

   合計  約20万円


よって手取りは月に41万円です。

※年金はここから払います。

巷ではよく売り上げの20%は税金と健康保険で飛ぶと聞きますけど正にその通りの結果になりました。1年のうちの2か月半は税金と保険の為に働くのは少し辛いですね。

※税金の控除もざっと乗せときますね

基礎控除    ー48万円

青色申告控除   ー65万円

生命保険控除等 ー8万円

     合計 121万円


1200万ひとりで1年に売り上げて、

返済、退職金積立込みで
492万円

無しで
696万円

額面はこの通りですが、サラリーマンと違って

『さらに経費がつかえます』

車、ガソリン、交通手段、飲食、接待、仕事に関われば売上から引けますので結果、税金が安くなります。ここでは、節税であって、脱税しろとは言いません。税務署こわいですよ。自賠の保険金を他の名義で振り込ませても楽勝見つかります。税務署はどこも太らせて入ります。くれぐれも止めて下さいね。追徴課税、重加算税と重たいペナルティーがあります。

あと豆知識で自賠の売り上げは消費税の対象ではないので、ご参考にw


僕自身、効果が高いと実感し、簡単にできたのが、

・住宅ローン減税(自宅をローンで購入した方のみ)

・小規模共済

教材費、セミナー代

・自分が受ける施術代w

でした。あと、セーフティ共済、イデコもありますが、僕は使いません。いろいろ自分のスタイルと今はかみ合わないので。将来やるかもしれません。マイクロ法人(個人と法人の二刀流)なんて作れると国保料、年金がめっちゃ安くできますが、かなりややこしいのでここでは名前程度にしておきます。実行出来れば強い戦力に間違いないです。本業でどれだけ稼いでも健康保険、厚生年金保険は月2,2万円だったと思います。他に少し雑費がかりますが素晴らしいw



これから柔道整復師を目指される方に分かりやすくまとめると

サラリーマンのようにボーナス年2回4か月分とすると、

年1200万円、月100円売り上げると、

だいたいの手取り(給料)が

月32万円 ボーナス57万円×2 

   OR

月41万円 ボーナスなし

こうすると実感がわいて分かりやすいですね。実生活のなかでの出費も経費として計上できて、節税効果も高まり、もっと実収入は上がるはずです。

追加でもう一つ。返済9,7万円とありましたけど、もちろん返済が終われば収入になり、年間116万円プラスに出来ますので、良い感じですね。

最初は誰だってお金がないですけど、国民政策金融公庫にいけば国家資格持ちですとかなり融通が利きます。低金利で融資して頂き500万円ちょいを5年で返済すれば毎月9.7万円位になります。人によるかもしれませんが審査は通る金額です。


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引退後を見据え

小規模共済を20年月7万円積み立てたてて

引退するとします。(廃業扱い)

1680万円と少々の利息が税金を引かれて手に入ります。また、減税対象の退職金扱いで、優遇されています。サラリーマンと一緒で長ければ長いほど多くなります。30年だと2520万円ですから、無茶しなければ、老後も安泰ですね。経費扱いなこともあり、やらない手はないです。


最後に…

今回は経費につて書いてみましたが、やはり商売は売り上げが上がってなんぼの世界です。自分自身この記事を書いてみて

・税金めんどくさくて、たけー

・健康保険使わないのに、たけー

・やっぱり売り上げが月100万円はないとひもじいな

でした。参考にしていただけましたら幸いです。






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