初夢

チーターに噛まれないよう口に両腕を突っ込んで必死で広げていた。あ。こいつ華奢だし、意外に平気、大丈夫だな、と思ってたら次はこれな、とチーターよりふたまわりぐらい大きな豹。ん? 豹柄じゃないから、これはクーガーか。これもまた口に両腕を突っ込んで、牙にやられないよう必死で口を広げてた。あれ? やばいと思ったけどこいつも平気だな、と。
さて、となると次はトラ、その次はライオンか。根拠はないがこれらも大丈夫だろうと思った。

…というところで目が覚めた。中国の説話のような夢であった。
しかし、説話であれば、何らかの教訓があるはずだけど、何が読み取れるわけでもなく何に気づくこともなし。
枕元に虎の毛皮や蓮の花弁でもあったら何やらありがたい体験をしたということだったんだろうけど、いつもの布団でいつものように起きただけだ。

わが家の三毛猫もいつものようにコタツの中で広がり転がっていた。寒いからコタツ布団捲らないでくれる? とうるさそうに顔を上げた。きっと今年は平穏無事で過せそうな気がしてきた。

ということで、2016年、新年あけましておめでとうございます。
みなさまにとっても健康で良い年でありますように。

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