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読書感想【14歳からの自己啓発】

自己啓発の本は,私が読書に興味を持つキッカケとなるものだった.その自己啓発本の研究を約十年行っている著者が書いた本は,どんな本なのか興味を持った.


この本では初めに「自己啓発とは何か」,また,「自己啓発の起源」を紹介している.その後,さまざまな自己啓発本をジャンルごと(自助努力系や引き寄せ系など)に説明している.


結論から言うと,すごく面白かった.

本を読む前,自己啓発本は世界中で広く読まれているものだと思っていた.しかし,この本によると自己啓発本が大量に売られている国は,アメリカと日本の二国だけらしい.驚きである.

自己啓発本が普及している理由は,その国の歴史が深く関わっているのだが,詳しくは本書を読んでほしい.自己啓発本の起源を説明する本は無かったので(私の観測できる範囲内で),新鮮で勉強になった.


もう一つ印象に残ったことがある.それは,生まれ変わり仮説を信じると「人生には無駄がない」ということに気づけることだ(Chapter8:来世があると考えると、勇気が湧いてくる!?).

今の自分自身の努力によって,来世の自分自身を応援できる(来世における成功は,今の自分の行動にかかっている)なら,「今頑張っていることは無駄ではないんだ!」とポジティブになれる.

本当に死後の世界があるとか,生まれ変わりが存在するかは,本当であるとは限らない.しかし,それらがあると仮定することで,今の人生をポジティブにできるなら,とても幸せなことだなと感じた.


この本は,自己啓発本を読んだことがある人,ない人,両者にオススメできる本だと思う.

読んだことがある人は,今まで読んだことを復習できる.

読んだことがない人は,自己啓発本がどんな本なのか知る良い機会になるだろう.著者は各Chapterの最後に,オススメの本を紹介していることから,この本は自己啓発本の入門として最適だと思う.



以上.

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