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もっとがっちり#001 BEAMS企業分析
こんにちは。
某金融機関に勤務している30代ワーキングマザーのはやしみなみと申します。日ごろから、情報収集として、ビジネス系のYouTube、TV、雑誌を好んで視聴しています。
このnoteを活用し、各種媒体で紹介された企業の企業分析を行っていきます。更新頻度は週2回、媒体は、TBS系「がっちりマンデー」・TV東京系「ガイアの夜明け」「カンブリア宮殿」などから紹介する予定です。
第一回目の今回は、アパレルブランドBEAMSを紹介します。
1.企業概要
本 社:東京都渋谷区神宮前1-5-8 神宮前タワービルディング
創 業:1976年
従業員:1812名
売上高:2022年2月期735億円
(1)企業形態
株式会社ビームスホールディングスによる持株会社。株式会社ビームスほか計5事業会社で構成されています。BEAMSは日本のセレクトショップの草分け的存在です。
(2)規模
店舗数167 レーベル数34 プロジェクト数12
「カップ麺から宇宙まで。こうきたか!を形にします。」
BEAMS BUSINESS PROJECT のコンセプトです。(素敵ですね)
店舗は全国各地…に留まらず、北京、台湾、香港、バンコクと世界進出済。
レーベルは性別、年代、思想、なんでもカバー。
プロジェクトは写真、アート、農業、と多岐にわたる。最近では、Netflixとのコラボ実績もあります。もう、何でも屋さんですね!
2.財務分析
(1)自社内
創業以来44年連続の黒字経営を行うも、コロナ禍が直撃し、2020年は初の赤字転落。壁にぶち当たったBEAMSは次々と新たな試みを展開する。
◇SNSからのシームレスなオンラインショップ展開
◇社員たちによる自由な情報発信やライブコマース
◇実店舗のエンタメ化
社員一人一人をスターに育てて、ファンを獲得しようとするその作戦は、わずか1年で実を結び、コロナ禍真っ只中の2021年、黒字復帰を遂げる。
(2)業界内
決算情報は非公開のため、詳細な財務分析はできないため、業界内比較をおこないます。
ビームスは、アパレル業界の中の【セレクトショップ部門】に位置付けされています。
セレクトショップ業界1位は、ユナイテッドアローズ。売上高1,217億円、営業利益△66億円、店舗数330。
そして2位がビームス。以下、ベイクルーズグループ(JOURALSTANDARDなど)、アーバンリサーチ、トゥモローランドと続きます(店舗数比較)。
アパレル業界は、コロナ禍、コト消費の台頭、少子高齢化により厳しい状況が続いています。
3.将来性
以下の2点より、今後の企業展開が期待されます。
①SDGsへの取り組み:衣類廃棄ゼロ宣言
番組内で紹介されていた取り組み。倉庫に残った商品を、リメイクして販売。それをレーベル化したのが、BEAMS COUTURE。
売れ残った服を、別の形にすることが一般的だと認識していましたが、BEAMSは服を服のまま、新たな価値を生んでいます。また他企業のSDGsへの取り組みとコラボした商品も手掛けています。
②メタバースへの参画:2022年3月メタバース空間に店舗を構える。メタバース空間内でもショッピング可能。
番組内で、小池英子さんが、実際にメタバース空間に行き、ショッピングを楽しんでいました。オンラインショップでは感じられない素材感、鏡の前での試着。今後、服の購入方法も変わっていきそうですね。
まとめ
『情報過多の時代。数あるものの中から、「これがいいよ」と言ってあげるのがセレクトショップの役目』
番組終盤の設楽代表のコメントが心に残りました。1億総発信時代の昨今、「選ぶ(セレクト)」ビジネスに、ビジネスチャンスやビジネスのヒントが隠されているのでは、と思います。
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