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社内勉強会ってタイヘンだ!②-2019冬-

前回のおさらい

2019年度に入って、社内勉強会をやったもののまぁなかなか難しいなぁという話をしています。
「社内勉強会=有志(意欲高めのスタッフ)が集まってやるもの」というよりは、マネージャーとして「スタッフに必要な知識を落とし込む目的のもの」です。

今回の勉強会のテーマ

2019年12月に2回勉強会を実施してみました。
今回の勉強会は「仕事のミスってどういう原因で起きるのか、人間の脳の特性を知ろう」みたいなテーマです。

これをテーマとしたのは、
・同じミスを繰り返すスタッフが割と多い
 →ミスの原因を正しく掴めていない?
・「ミスの傾向を分析する」という行動が見えないスタッフが多い
 →分析する仕組みが無い?

という現状があったからです。

勉強会の実施

勉強会のやり方は、今回も講師となる私がスライドを交えて話を進めるスタイルでした。

ただ、前回と異なったのは、
・A3の白紙を配布して、説明する内容のポイントをメモするように指示
をしました。

指示の理由は、
・人は一方的に情報を与えられると次々と忘れていくため、有益と思った情報を忘れないようにする為
・周りが一生懸命メモを取っている状況に合わせようとすることで、勉強会への参加度合いを高める為
といったところです。

勉強会の最後にはミスの傾向分析を補助するツールを配布し、活用を呼びかけました。
(よく、なぜなぜ分析と呼ばれるものを簡易的に行えるようにしたものです)

勉強会後の所感

勉強会後、別件の面談時に勉強会で学んだ点に言及するスタッフもおり、
メモを取らせたのは思ったより効果的だったかなと感じています。

小学校からずっと同じような授業スタイルを受けてきた我々にとっては、
先生が話し、大事なポイントをメモし、次に進むというスタイルは受け入れやすかったのかもしれません。
※特に今回のような、受講者側に受けてみたいという意思が強くない場合

ツールの利用については、年末年始の休みを挟んでしまったのもあり、
まだこれから状況の推移を見ていく段階です。
(何人かからは使ってみたという声もありましたが)

2019年度の勉強会を通して得た学び

【前提条件】
・全体に知識を落とす為に勉強会が必要(やっておいた方が良い)と強く感じている
・開催する勉強会について、受講者側の受けてみたいという意思は強くない

【学び】
・予め資料を展開し、事前ワークを設けておくと参加者の理解度をある程度均一にしておける
・基本的には受講者側にメモを取らせるスタイルにすることで知識の定着度が高まる
 →これは当日にワークを入れるよりも効果がある気がする

【その他】
・勉強会は意欲のある人間同士でやるのが一番楽しい
・勉強会というと聞こえは良いが、知識を落とし込むような内容では
 準備コストが非常に高いので安易に実施するべきではない
 (判断を誤ると担当者が疲弊する)

さいごに

2回に分けて、社内勉強会(やらざるを得なくなった場合)の苦労と学びを書いてみました。
マネージャーとして、こういう場面に遭遇する方がどの程度いらっしゃるか不明ですが、遭遇した場合は学びに書いたことを意識して内容を設計されると一定の効果はあるかと思います。
(本来はこういう場面に遭遇したくないのですが)

組織内のモチベーションを高めるのって一番苦労しますね。
それ以前にそういう人財をしっかり採用できるかが肝だとは思いますが、
組織の都合でモチベーションの高い人財を待っていられないということもありますよね...。

結局は採用と育成、人に関わる部分は組織にとってホントに大事です。

マネージャーとして結果を出す為に苦労される方と情報を共有していきたいですね。

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