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「この先のこと」を、どのくらい知り得るのだろか。

2020年4月に、奈良県奈良市にある「奈良蔦屋書店」の2階にポップアップレストランを立ち上げました。そして2021年春から、昨年秋から出店いただいた「シンクロニシティ」チームに、独自出店に切り替えて、お店を運営していただいています。

1年かけて、2店舗に出店いただき、COVID-19の中、休業から時短という経験を体験いたしました。実は、このポップアップレストランの、最初の提案は、自分としては、正直、提案した内容にはほど遠く、実質的に参加やイベントを起こしえなかったし、COVID-19の影響といってしまえば、終わりだと思っていて、食がいかにCOVID-19の状況をクリアしていくかということにチャレンジしたと思っています。

(おかげさまで、シンクロニシティチームは、淡路島にある、ソーシャルディスタンスレストラン/屋外型自然共存レストラン「Awaji Chef Garden」に、カレー業態で出店いただきました!)

奈良に行くきっかけは、食にまつわる繋がりからだと思っています。その食に関しても、食の学校を2019-2020実施したからであり、さらに奈良に飲食店で開業するためのプロジェクトが進んでいて、相談を乗っていたこともありました。

けれど「この先のこと」を、どのくらい知り得るのだろか。

僕は奈良での生い立ちはなく、むしろ奈良に来る機会は、こうしてプロジェクトが発生しなければ参加しなかったと思います。

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先日、このポップアップレストラン企画が終わったとき、とある友人から下記の連絡をもらいました。

奈良にある実家(築300〜400年、400坪のお屋敷、平城宮のすぐ近く佐木町にあります)が空き家になって5年経っていて、何か活用したいと言う相談貰いました。 自分が経営している文房具屋をやろうかと思ってるんですが、それだけでは手に余る物件で、例えば、ホステルや整体、飲食などと組んで面白空間を屋敷町に作れないかと考えてたんです。 友人は芸大ラグビー部の同期で建築家、奥さんは声楽科卒です(正しくは奥さんの実家)。 奥さんの妹さんは京都在住で、食系の資格持ってます。 で、松田さんと何かできるかも、と思った訳です。

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実は、物件を見に行きました。ものすごく素晴らしいご実家でしたw しかし、もう数年住まれていなくて、建物をふくめ、改築が必要ですが、第一印象として「古き良き時間をともに、ここで時間を過ごせないか」と感じました。

この先、ぼくらの時代はどうなるか。
もっと良くなる、もっと豊かになる。

だからもっと知りたい、豊かに集いたい。
古くから生まれた奈良の良きもので。

佐木町の古民家が、新たな時の流れを作り出す。

ちょっとだけ「此の先、此の佐紀(コノサキ)」で考えられないか。この佐紀町で考えられる場所を作ってみたくなりました。食う、寝る、遊ぶ、そして暮らす。奈良の、この先を。

「この先」を考えるミーティングが、実はキックオフしました。ものすごく魅力的です。かなり時間をかけながらも、奈良の時間を過ごし、繋げていく。“作る”ことを知り、豊かに集う。西大寺にできた「Kono-sakiコノサキ」(仮称)、静かにスタートします。

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