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生徒はなぜスマホを長時間利用するのか〜卵が先かニワトリが先か・・からのダイエット〜

僕は私立高校で英語の教員として働いています。結構楽しい教員生活です。

英語教員とともに学校のICT担当もしているのでICTに関する研修に参加することが多いです。

先日参加した研修で「そうだよな」と思ったことがあったので書きたいと思います。

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生徒のスマホ使いすぎ問題
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2019年度の内閣府の調査によると生徒がスマホを利用する時間は1日平均4時間以上だそうです。

生徒たちは「時間」という資産の多くの部分をスマホに使っているわけですね。4時間でも長いと思いますが、個人的には「もっと使っているんじゃ無いか」と思っています。

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スマホ使いすぎの定義について
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とは言えスマホの使いすぎの定義は生徒によって違うわけです。なので「日常生活に支障をきたすレベルで使っているという状態」くらいにしか定義できません。

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何でこんなに使ってしまうのだろうか?
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ここで思うわけです。「なぜこんなにも使ってしまうのだろうか?」と。

こう考えた時に教員はまず「SNSが面白すぎるから」・「オンラインゲームに中毒性があるから」と考えることが多いと思います。

そしてこれは間違いなくあるわけです。コンテンツとして魅力的すぎるのでスマホ中毒になってしまうわけですね。

今年の8月上旬に中国の国営メディアがオンラインゲームを「精神的アヘン」であるとの記事を掲載したくらいです。

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現実逃避の手段としてのスマホ利用
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今回の研修で「なるほど」と思ったのは現実逃避の手段としてスマホを利用してしまう生徒もかなりいるということでした。

「現実が面白く無い」とか「日常生活が自分の思い通りにいかない」と感じた生徒がスマホを利用することは確かにありそうです。

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スマホと学力の問題
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スマホを使い過ぎてしまうと学力が下がってしまうという記事は結構あります。

スマホが脳に何らかの影響を与える可能性は高そうです。

ただ、僕らは因果関係について複数の選択肢を持つべきだと思いました。

①スマホを使う →  勉強時間が減る →  学力が下がる
②勉強が苦手・嫌い →  現実逃避する →  スマホを使う

現実には①・②がグラデーションな状態で存在していると思いますが、因果関係について複数の見解を教員が持つことで指導にバリエーションが出るような気がします。

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自分もスマホ依存なんだよな・・・
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考えてみたら僕もスマホを一日6時間以上は利用しています。立派なスマホ中毒です。しかも自分の仕事が上手くいかないタイミングでスマホを利用することが多いです。

どうやら「仕事を上手に出来るようになる」が僕にとってのスマホ利用抑制手段であることは間違いなさそうです。

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あれ?この考えダイエットにも使えるじゃん!!!
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ここまで記事を書いて、「あれ?これダイエットもじゃん」と思いました。

自分によくある現象
①間食をしてしまう
②自己嫌悪に陥る
③仕事のモチベーションが下がる

僕は間食をしてしまうことが結構あります。そして間食をしてしまうと自己嫌悪が高まり仕事へのモチベーションが下がります。

でもよく考えたら因果関係が逆の場合が多いなと思いました。本当は

実際に起きている現象
①仕事になかなか手をつけられなかったり、手をつけているタスクの難易度が高い
②ストレスが高まり間食をしてしまう
③自己嫌悪が強くなる

この因果関係になっているようです。

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仕事をサクサク進めるというダイエット
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僕にとっては仕事をサクサク進めることが一番のダイエットみたいです。

「働く」の語源は「傍(はた=周り)を楽にする」だとも言われています。周りを楽にすることと同時に自分の健康を守るためにもサクサク働いて行きたいと思います。

よし2学期始まるぞ!!!!!!

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