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俺は職場の「ハンカチ王子になる」〜学校ICT化という甲子園〜

僕は私立高校で英語の教員として働いています。結構楽しく教員をやっています。

英語の教員をやりながら学校のICT担当もやっているので、最近ICTに関する研修会に参加することが多くなりました。

今日はその研修会で聞いて「なるほどな」と思った用語について文章を書きたいと思います。

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「ハンカチ効果」って言葉があるらしい
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「ハンカチ効果」という言葉があるそうです。

ハンカチを広げて、その一点をつまんで持ち上げます。するとつまんでいる所を頂点にしてその周辺の部分も緩やかに引き上げられるます。

以下の写真の状態ですね。

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ここから、自社の商品の中で一番よく売れるているものの売り上げを増やせば他の商品の売り上げも自然に増える現象のことを「ハンカチ効果」と言うそうです。

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ICTでも「ハンカチ効果」あるよね
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ここで「あれ?ICTでもハンカチ効果ってあるよな」と思いました。

今までの経験上、ICTの普及は「やりなさい」って上から指示を出してもダメなんです。うまく行きません。

でも、職場で一部の教員がICTで圧倒的に結果を出すと、周りの教員が勝手に使い始めるんです。

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「俺は『職場のハンカチ王子』になる
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それならばもう自分がハンカチの中心になるしかありません。テンションが上がって思うわけです。

「俺が職場の『ハンカチ王子』になる」と!!!

「出る杭」は若干言い古されているので「ハンカチ」を推していくことを決めました。

何だかこの文章を書いててテンションが上がってきました。

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「ハンカチ落とし」を始めるぞ
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でも僕一人だけがたくさん使ってもダメなんです。あと2・3人くらいの先生が「ハンカチ王子」になってくれないと学校DXという甲子園を勝ち抜くことは出来ません。

そこで僕は教員がICTを使いやすくするために、ツールをとにかく導入し、使用制限をあまりかけずに使いやすい状態を整えました。

あちらこちらに「ハンカチ」を置こうと思ったんです。

そうです。学校の色んなところに「ハンカチ落とし」を始めました。

※若干、強引なネーミングですがこのまま押し切りますね笑

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待てよネガティブな「ハンカチ落とし」もあるよな
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でも、よく考えて見たら、「出る杭は打たれる」みたいな感じで、「ハンカチを持ち上げようと思ったら落とされる」っていう意味での「ハンカチ落とし」もあるわけです。

なるべくそのリスクを減らしたいですよね。

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「ハンカチ王子」のように爽やかに
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甲子園で「ハンカチ王子」が人気を得たのは、実力があったのはもちろんですが、爽やかな立ち居振る舞いが評価されたことが多いと思います。

ICTを良く使用している教員にありがちなことですが、ICTに否定的な教員に対してネガティブな反応をしてしまうことがあります。

僕自身も反省しなければいけないのですが、「何でわからないんだ」みたいなことを思わず愚痴ってしまうこともあります。

でもこの愚痴が巡り巡って職場の雰囲気を悪くするとICT化に協力してくれる教員が少なくなる可能性があります。

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「ハンカチ」になるか「半価値」になるのか
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自分の立ち居振る舞いを気をつけなければいけないなと思いました。

上手く立ち振る舞えば職場にとって「ハンカチの中心でICTの重要性を叫ぶ」みたいな存在になれそうです。

そうでなければ僕は職場にとって価値が半分、つまり「半価値」にもなってしまうかも知れません。

そうです。この文章はこのオチで「落とし」たいと思っています。

話は「落とし」ても評判は落とすな。

ここまで読んでいただいてありがとうございます。




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