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雛祭り

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一昨日、なんとか卒業式を終え、春休みに。

どんな式であれ、出来ないより、出来た方がましだ。

流石に卒業旅行へは行けないが (ToT)

さて、今日は2021年3月3日──「第66回 耳の日」である。

ポスターの「66」が耳に見えて可愛い♥

「耳」といえば、

栃木県佐野市仙波町の「耳うどん」。(なぜそこへ飛ぶ?)

『一般財団法人 うどんミュージアム』「耳うどん」
 耳うどん(みみうどん)は、栃木県佐野市(旧葛生町)仙波における郷土料理の一種で、うどん類似の麺料理。佐野市仙波町に昔から伝わる、耳の形をした料理。仙波町では、このうどんをお正月に食べるのが習慣になっている。耳うどんは悪い神様の耳を意味しており、耳を食べてしまえば家の話を悪い神様に聞かれることがないから、一年間悪いことが起こらない、つまり、魔除けになるといわれている。また、耳を食べてしまえば悪口が聞こえないため、近所との交際が円満にいくなどの言い伝えもある。すいとんに近い食感で、具は五目うどんと似ており、汁も関東風の濃い醤油味である。おせち料理の残り物を処理する、という感覚が強く、耳うどんを出すうどん屋でも伊達巻等おせち料理の素材を入れて出す店もある。
https://udon.mu/earudon


気になったのは「耳うどんは悪い神様の耳を意味しており」という由来だ。

もしかして、巨旦大王の耳?

■『三国相伝陰陽輨轄簠簋内伝金烏玉兎集』
厥五節祭礼者、正月一日、赤白鏡餅、巨旦骨肉。三月三日、蓬莱草餅、巨旦皮膚。五月五日、菖蒲、結粽、巨旦鬢髪。七月七日、小麦索麺、巨旦継。九月九日、黄菊酒水、巨旦血脈。総蹴鞠頭、的眼、門松墓験。

【現代語訳】牛頭天王は、巨旦大王の屍を切断して五節に配分した。
・正月一日の紅白の鏡餅は、巨旦大王の骨と肉
・三月三日の蓬莱の草餅は、巨旦大王の皮膚
・五月五日の菖蒲の結粽は、巨旦大王の鬢と髪
・七月七日の小麦の索麺は、巨旦大王の筋
・九月九日の黄菊の酒水は、巨旦大王の血
他に、
・蹴鞠の鞠は、巨旦大王の頭
・弓や鉄砲の的は、巨旦大王の眼
・正月の門松は、巨旦大王の墓
などがある。


流石に「正月一日の耳うどんは、巨旦大王の耳」はなかった。

でも、バリエがあるというから、もしかしたら仙波Ver.かもね。

でも、お正月に巨旦大王の耳を食べるとして、うどんで作る?

鏡餅を作った余りの餅とか、年越し蕎麦を作った余りの蕎麦を使うのでは?

さて、今日は「桃の節句」雛祭。

「行事食」と呼ばれる特別な物を作って食べる。

一般的なのは菱餅。

 ──「菱」は竜の皮膚の鱗なのか、巨旦大王の皮膚なのか。

 通説では「(仙人が食べて不老長寿を得たとされる)菱の実を材料にするので、菱の実の形」であり、秘伝では「巨旦大王の鱗の形」(ちなみに北条氏の家紋の菱形は、江ノ島弁財天(正体は竜)の鱗)ではなく「巨旦大王の心臓の形」だという。

 菱餅の原型とされる中国の「上巳節」の行事食では、菱の実の粉で作った餅に母子草を混ぜたが、日本人は、「母子を潰すのはいかがなものか」として、この季節に採れる薬草である蓬莱(よもぎ。単に「蓬」とも表記)を入れたという。
・江戸時代初期、形が菱形になり、緑1色から、白と緑の2色(菱の実から作られた白い餅と、蓬莱で色付けした緑の餅)2層になったという。
・明治時代、「疱瘡神が嫌う赤も入れよう」と、クチナシの実を混ぜた赤色の層が加えられ、3色3層になった。こうして、赤(牛頭天王)と緑(巨旦大王)を一緒に食べることになった。

 さてさて、先に「一般的なのは菱餅」と書いたのは、郷土料理(ご当地グルメ菓子)もあるからだ。愛知県名古屋市の「おこしもの」、岡崎市の「伊賀饅頭」、静岡県湖西市新居町の「洲浜(すわま)」・・・。

■『中日プラス』「大西人形五代目のコレで合ってる?節句の作法」
「3月3日に何を食べますか?ひな祭りのご当地グルメ菓子。」
https://plus.chunichi.co.jp/blog/oonishi/article/672/9983/


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