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四国は「伊予之二名島」(日ユ同祖論)

1.四国は「伊予之二名島」(『古事記』)
2.四国は「伊予之二名島」(『古事記』の解釈)
3.四国は「伊予之二名島」(日ユ同祖論)
4.「伊予之二名島」の2つの謎【総合】


本居宣長は、
「伊予之二名之島」=「弥二並(いやふたならび)の島」
と解しました。
・伊予(いよ)は、弥(いや)の意
・男女各二組が並ぶから、「二名」は「二並」(ふたならび)の意
だとしたのです。

・伊予(いよ)は、「き」の略
・「二名」は「二並」で、四国を見ると視界に2つの国が入ることから
とする似た説もあります。

 「伊予」を「弥良」と解するのは、八坂(やさか)を「弥栄」、八幡(やはた)を「弥秦」と解するように、実に秦氏的というか、ユダヤ的ですね。

高根正教『四国剣山千古の謎』

 『古事記』を読んだ高根正教は、

──『聖書』に似ている

と気付きました。
 そして、伊予国(愛媛県)が描く顔は、愛比売ではなく、イエス・キリストだとしました。

イラスト:久保田晃司氏(雑誌『ムー』より)

 後に彼は、『古事記』のいう四国の4面を「エゼキエル書」や「黙示録」に出て来る人(男性)と3匹の獣(ライオン、雄牛、翼を広げたワシ)と解しました。
 着目点はいいのですが、対応が間違っています。
 高根正教の根拠は「形が似ている」ですが、日本列島の形は「タツノオトシゴ」(龍の子供)、静岡県は「天照大神の横顔」という話にしても、面白いのですが、正確な地図や衛星写真がなかった古代、思いつくものでしょうか? 人間ではなく、鳥なら見えるでしょうが。
 正しい対応は、次のようになります。

『聖書』 獅子     牡牛      人       鷲
 四国  高知県    愛媛県     香川県     徳島県
 日本  北海道    本州      四国      九州
 世界  南北アメリカ大陸 ユーラシア大陸  オーストラリア大陸 アフリカ大陸
 宇宙  獅子座    牡牛座     水瓶座     鷲座(現・蠍座)

 


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