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2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(第12回)「亀の前事件」

          ※日大三島。三嶋大社の御加護空しく、1回戦敗退。

治承4年(1180年)
11月19日 阿野全成、長尾寺(現・妙楽寺)を与えられ阿波局と結婚する。
12月12日 源頼朝、仮御所から大倉御所へ移り、南関東軍事政権を樹立。
治承5年/養和元年(1181年)
春     北条政子、懐妊。源頼朝、亀の前を寵愛し始める。
7月14日 「養和」に改元。「養和の飢饉」。
養和2年/寿永元年(1182年)
2月15日  伊東祐親、自害。
5月12日  伏見広綱、源頼朝の右筆になる。
5月27日 「寿永」に改元。
6月1日  源頼朝、亀の前を小坪の中原光家邸に隠し置く。
     亀の前は、後に飯島の伏見広綱宅へ移る。
7月12日  北条政子、比企屋敷(現在の妙本寺(鎌倉市大町))に移る。
8月12日  北条政子、万寿(後の2代将軍・源頼家)を比企屋敷で出産。
9月25日   源義朝の五男・「土佐冠者」源希義、討死。
10月17日   北条政子&万寿、比企屋敷から大倉御所へ移る。
11月10日   「亀の前事件」。亀の前、鐙摺の大多和義久宅へ逃れる。
11月12日 源頼朝、伏見広綱宅破壊の件で牧宗親を叱責する。
11月14日 北条時政、牧宗親叱責の件で伊豆国へ帰る。
12月10日 亀の前、小坪の中原光家宅へ移る。
12月16日 伏見広綱、遠江国へ流罪となる。

1.「亀の前事件」の登場人物(『吾妻鏡』による


(1)小忠太光家(岩手光家→中原光家)


 源頼朝の伊豆国流人時代から、身の回りの世話をしていた女性は亀の前で、忠臣は安達盛長と小忠太光家(『吾妻鏡』では「小中太光家」。岩手光家→中原光家。北条義時の正室・伊賀の方の兄・伊賀光資の養父)だという。身の回りの世話をしていた女性は伊東八重とか、北条政子だと思っていたし、忠臣は安達盛長だけだと思っていたが、そうではないらしい。

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