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178.”このチームは……最高だ……" |映画感想⑨『THE FIRST SLAM DUNK』

ごきげんよう。
前回からすっかり日があいてしまいました。

以前「つぶやき」でも書きましたが、昨年末に映画スラムダンクを観てきました。

スラムダンクは大学生のときに原作を全巻読みましたが、ストーリーに引き込まれて一気読みし、終盤は思わず涙ぐむほど感動したのを覚えています。

そんな作品の映画化、それも原作者の井上雄彦さんが自ら脚本と監督を務めたと聞き、観る前から楽しみでした。

感想

総括

結論から先に書くと、めっちゃ良かったです!!!

原作ファンにとっては、
「あの試合をこういう描き方をするとは!」という新鮮さもあり、原作で感動した「あのシーン」や「あのシーン」で、漫画で読んだときとはまた違う、新たな印象をともなった感動がありました。

また、漫画と違うという意味でいうと、
「映画」という音と動きのある媒体ならではの臨場感かすごくて、本当に試合を見ているかのように引き込まれました。

BGMも、曲そのものもカッコよく、劇中の挿入の仕方も最高で、特に試合のラストのシーンでは音の演出が神がかってて、鳥肌ものでした。


主人公、リョーちん

今回の劇場版はリョーちん(宮城リョータ)が主役ということで、原作で触れられなかった掘り下げが行われるんだろうな、とは思ってましたが・・・・

リョーちんの過去、重すぎやろ!!!

思わずツッコミたくなるくらいヘビーなバックボーンでびっくりしました。
詳しくはぜひ劇場版を見てください。
リョーちんに対する印象が、ここでまずひっくり返りました。

そして、彼に対する印象は、劇中でさらに覆っていきました。

原作を読んでたときは、最終回を見て
「リョータが赤木の後のキャプテンかぁ。。まあ2年、他にいないもんな」
くらいに思ってましたが、今回の映画を観たあとだと、
「そりゃキャプテンはこの男しかいないだろ!!」
に張り替わりました。
いやぁ、素晴らしいリーダーっぷりでした。
カッコよかった。

他の湘北メンバー

かといって、リョーちん以外の湘北メンバーの扱いが薄かったかというとそんなことはなく、スタメンの面々は(尺の問題もあってか時間は多少格差がありましたが)それぞれスポットライトが当たり、見せ場がありました。

流川も、ミッチーも、ゴリも、やっぱカッコよかった。

そして、原作主人公の桜木花道。
彼については今回全然背景が語られず、限られたスポットライトしか当たらなかったですが、それでもやっぱり強烈な存在感を放っていました。
その場の空気を一人でガラッと変える、天性のスターだと改めて思います。

特に、
「俺は今なんだよ!!」
のシーンは、知っていてもやっぱり目頭が熱くなりました。

また、安西監督が湘北というチームを語るシーンも、心に沁みるくだりでした。
「土台」があるからこそ、種が芽吹く!

何に取り組むにしても、成果を作りたいならば、まずは土台を作るところからだ!と、観ているこちらも気合いを入れさせられる場面でした。

そして、そんな土台を一人で(メガネくんもいたけど)踏ん張って作ってきた赤木が、頼もしいチームメイトが揃った現状に感じ入るシーンは、改めてじんと来ました。

「仲間っていいな」と、あのシーン ―のみならず、あの作品― でしみじみ思ったものです。

そしてラスト。
「えっそうなるの!?」という、ちょっとした驚き。
登場人物たちの「これから」が気になる、にくい終わり方でした。

最後に

今回は一人で見て(何気に初のひとり映画でした)、それはそれでよかったけれど、これは人と観て感想を語り合いたい映画だなと思います。

特に、原作を知らない(読んだことない)で、この映画ではじめてスラムダンクに触れる人がどういう感想を持つのかは気になるところ。

動画配信が解禁されたら、上映会でもやりたいものです。

映画もまだ上映しているようなので、もし気になる方がいましたら、よければぜひ観に行ってみてください♪


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