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伝えたいのは、夫婦問題の法律の知識ではなく、進めてゆくための知恵だよ! 連載02

こんにちは。マツウラです。これから連載していく記事の概要を伝えていきますね。

[1] 不必要な法律知識をそぎ落とし、本当に必要と思われる離婚と修復の知識と使えるテクニックを記載

[2] 道標となるべく、離婚を決意する“前”と決意した“後”、そして修復のためにしてはいけないこと等に分けて編成し、順を追って進めてゆけるように記載

[3] 内容証明郵便での慰謝料請求や公正証書(離婚協議書)を専門家に頼まずに作成、手続きができるよう、手順や注意点などを詳細に説明

[4] 相手方の心理を読み取りながら協議(話し合い)を進められるよう、随所に事例を交えた実践的な交渉のポイントを盛り込んでいきます

[5] 不貞・暴力の証拠の種類・収集方法・必要性について詳細に説明

[6] 消耗戦を乗り切るための心のケア

なぜこうも夫婦問題(離婚と修復)の相談が尽きないのか。

夫婦問題に関わって約15年、毎月の相談件数に多少の差はあっても、これが途切れたことがないわけです。

今や書店には数多くの離婚等に関する書籍が並び、インターネットにも情報が飛び交い誰もが知識を得ることができるのになぜ?

それは、内容が法律の知識であったり、あまりに事例が形式的すぎて、説明で読んだことが自分のケースに合致するのか、書いてある通りの解釈でよいのか、またその知識を使ってどう話し合い(交渉)をすればよいのかという、“判断”や“交渉”のテクニックに触れているものが殆どないからかもしれないと思うわけです。。

実際、僕が受ける相談の多くが、行間、つまり書籍やWEBでの情報が自分のケースではどう判断されるのか、また「正当な離婚条件(財産分与、養育費等)を要求しているのに、全く応じてくれない。書籍などを見る限り妥当なはずなのに」といった、知識通りに進まないことに対する内容です。

また、修復の相談になってくると、相手に修復のアプローチをすればするほど、心の距離が開いてきて、余計に嫌われるという例は後を立ちません。

そして、お話を聞いていると、やっちゃいけない事を連続でしてしまっている例が、これまた多いわけです。

離婚をしたいと言われているのに、そしてそれは悲しい話なのでお気持ちは察するわけですが、

(1)修復ありきの綱引き
(2)謝罪反省の連続
(3)絶対に変わるから!
(4)もう一度チャンスを!

この辺りを強調してしまうわけです(気持ちは、本当によく分かります)。

※ 夫婦カウンセリングの教本 も参考にしてみてね。

話を戻すと、約15年前、僕は、離婚と修復の相談を始めるにあたって、まずは市販されている書籍に、片っ端から目を通し準備をしました。

だけど、どれだけ本を読んでも、実際にいただく相談は、経験でしか答えることのできないものが殆どで、今思い起こせばもっとよいお話をすることができたのにと悔やむものも少なくありません。

もちろん知識は大切です。知識が基盤です。

だけどね、知っておくべきものが、知らなくてもよいものと同じだけ説明されていては、道標になるはずの書籍が、逆に読み手を迷わせてしまうことになります。

それに、たとえば、浮気が、暴力があるケースって言っても、100組の夫婦がいれば、100組全てのケースが、本に書いてあることと一致することはないわけです。

結婚年数も違えば、性格も違う、事情も違う、収入も、両親の存在も、仕事の有無も全てが違うわけです。

だから、参考にはなっても、事情を削ぎ落とされたモデルケースの話では、自分のケースに当てはめることは難しいのです。

それ故に、noteの記事では、離婚や修復、夫婦の問題解決の道標となるべく、相談を受けてきた中で最も皆さんが悩まれる、知りたいと思われている部分を中心に記載することを心がけるようにしてきますね

なので、本と比べると知識的なところは少ないかもしれないけど、本当に必要な部分についてはできるかぎり丁寧に書いていくつもりよ。

また、法律家への相談は敷居が高いものだから、読者の方へマンツーマンでお話しをしているように、パワーを込めて執筆していきますね。

なお、これからは、

(1)離婚前の悩みや準備すべきことと
(2)離婚を決意した後の進め方
(3)修復にあたって何を考えて進めていけばよいか、何をどう決めて交渉をしてゆけばよいのかという点なのかを、分けて記載していくつもりです。

また、内容証明や公正証書といったものもできるかぎり専門家に依頼しなくてよいように、作成の手順や注意点などについても説明していきたいと思っています。

そもそも、内容証明郵便って、僕もよく依頼されますけど、結局は「今の状況で内容証明を送ると逆効果だと思うから、ちょっとタイミングを考えましょ」と言って、結局送付しない事も多いわけです。

いずれにしても、離婚を増やしたいわけではないし、かといって修復を押し付けることもしたくはないから、フェアに、両方の角度から話をしていきますね。

また、離婚にせよ、修復にせよ、それを求めるためにしてはいけないことはなんなのか、また逆に、有利に進めたいけれど、今後の生活を考えればできるかぎりお金は掛けたくないという方が殆どだろうから、ぜひ参考にしてみて、継続して読んでいってもらえればありがたいです。

2万件を超える相談に、僕がえっちらこっちらと自らお答えしてきたエッセンスの集大成です。きっとアナタのパワーになると信じています。

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