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LINEおみくじで距離を縮める!本松寺のユニークな取り組み

お寺特化型LINEアプリ「しゅうごうのLINE」を、サービス開始当初から導入されている兵庫県明石市の本松寺さん
“今日のコーヒーとスイーツ”を教えてくれるボイスメッセージ付きのおみくじが大変好評です。そんな釋住職に、LINEを導入して実際どうだったのか・・その本音をお伺いしました。

※インタビュアー:しゅうごうのLINE広報担当・岡村

決め手はLINEおみくじだった

───今日は宜しくお願いします!本松寺さんがしゅうごうのLINEを導入されてから1年が経ちましたね。まだ他のお寺の事例が少なかった中で、「しゅうごうのLINEを使ってみよう」と思った理由を教えていただけますか?

住職:おみくじです(即答!)。お寺のことを知らない人でも、おみくじだったら気軽に「やってみよう」となりますから。
そういう発想が私には無かったので、「これはいい!」と思いました。

岡村:本松寺さんのおみくじは、今日のコーヒーとスイーツを教えてくれる住職のボイスメッセージがとても好評なんですよね。
ちなみに、私の今日のおみくじは「酸味の効いたコロンビアのぐい飲みとアップルパイ」でした(笑)。どういった経緯でこのアイデアを思いついたのですか?

住職:私はコーヒーが好きなんです。コーヒーと一緒に食べるスイーツにもこだわりが(笑)。なので、おみくじに取り入れてみようと思いました。

岡村:すごく面白いアイデアですよね。
しゅうごうのミーティングでも話題に出たのですが、本松寺さんのおみくじのように、住職の趣味が分かるものにすれば、もっとお寺との距離が近くなるんじゃないかって。
例えば、住職の好きな曲や「今日の1曲」はどういうかなと盛り上がりました。

住職:いいですね。気軽に誰でも引ける「おみくじ」を通じて、みなさんとの会話が増えたと感じています。
堅い話よりは、くすっと笑えるものの方がいいじゃないですか。

今日のコーヒーとスイーツを教えてくれる住職のボイスメッセージ付きおみくじ

岡村:しゅうごうのLINEを導入する前からお寺のLINEはあったそうですね。

住職:そうなんです。自分でお寺のLINEアカウントを作りました。登録者を増やすために一生懸命やってみたものの、なかなか増えなかったんです。

そんな時に、hasunohaの回答僧をしていたこともあって、担当者からしゅうごうのLINEに関する情報が流れてきたので、すぐに説明会に参加しました。
最初は、有料なこともあってためらいましたが、でもそれよりもメリットの方が大きそうだなと思って、導入を決めました。

岡村:それ以前は、お寺の情報発信はどうされていたのですか?

住職:今もですが、年5回、行事の度に寺報を郵送しています。ただ、本松寺は1回につき約700通の郵便物を送るので、それなりに経費もかかっています。
これから郵便料金も値上がり予定ですし、寺報の発行を1回減らすことも検討しています。

これまで情報を届ける手段が寺報に限られたところから、LINEでも確実に情報を届けられるという手応えを感じたので、導入して本当に良かったですよ。

岡村:とても嬉しいです!特に「導入して良かったな」と感じられているところを教えてください。

住職:様々な行事・イベントの告知・申込みを、簡単にLINEでしてもらえることですね。
例えば、毎月、写経会や瞑想会がありますが、必ずLINE上で予約が入るので、すごく助かっています。

岡村:本松寺さんはホームページがしっかり作りこまれている印象ですが、ホームページにはない良さがLINEにはありますか?

住職:LINEはシンプルに必要な情報を伝えられるのが良いですね。
ホームページは文章が長く打てるので、様々な情報を盛り込みやすいけれど、果たして「これを全部読んでくれるのかな」という心配が常にありました。

その点、しゅうごうのLINEは、簡潔で必要な情報を届けたい時に送れるメリットがあります。ホームページにある情報をうまく編集して配信してもらっています。

イベント情報も随時配信。相談もLINEでできます。

「心」に寄り添うお寺でありたい

───本松寺さんは、LINE登録者(友だち)より毎回返信がたくさん届いてますよね。

住職:そうですか。他と比べられないから分からないですけど。

岡村:LINE登録者と双方向に交流されている印象です。
住職がLINEで発信することで、読者の方からも住職に「話を聞いてもらいたい」とLINEがきて…とても良いご関係ですよね。サポート側としてもほっこりするシーンが多いです

また、釋住職がグリーフケア(遺族ケア)やセルフコンパッション(自分への慈悲)セミナーなど心に寄り添う活動を積極的にされていることを一人でも多くのみなさんに知っていただければと、私達もサポートするうえでいつも工夫しています。

住職:嬉しいですね。心に寄り添うというのは、お坊さんの使命だと思うので、その点をもっと発信できたらと思っています。
そして、もっとお寺に来てもらいたいです。お寺に来てもらえれば、その価値を感じてもらえると信じています。

岡村:コロナでの自粛期間を経たからこそ、しっかり対面でお話ができる機会は価値であり、お寺に来るメリットですよね。

住職:そうです。こういうオンラインでも話はできますが、やっぱり対面で話をすることに一番の価値がある。
対面は、仕草や目線、そして表情を見るので、「本当に悩んでいることは何なのか…」とオンラインとは違った答えが出てきます。
また、人が集まるきっかけとして、「お寺という場」を大事にしたいという気持ちがコロナ禍を経て、より強くなりました。

岡村:参考までになのですが…子育て世代の身として、私の父母世代、私たち夫婦、そして子ども達と三世代で行けるようなイベントがお寺であればいいなと思いました。
お寺と繋がりの強い父母世代から「お寺でこういうイベントがあるから一緒に行こうよ」と誘われたらすごく新鮮だなと思いました。

意外と子どもって、お寺の空間が好きなんですよね。子どもながらに、お寺に対して目に見えない、何か畏怖のようなものを感じるみたいです。
本松寺さんのお庭はとても素敵なので、見学ツアーのような企画があると喜ばれるかも!

住職:とてもいい企画だと思います。コロナ禍でお寺でフェス(寺フェス)は開催できませんでしたが、ようやくいろんなところで復活してきたので、また考えたいなと思います。

ツツジが見事な本松寺の庭

時代の波に乗るお寺の挑戦

───これから更に挑戦したいことはありますか?

住職:そうですね。LINEとは関係ない話になりますが、先日、新聞を見てたら故人の記憶をデジタルで残し、それをQRコードにしてお墓に貼るというサービスを知りました。

岡村:面白いですね!

住職:そういう会社があるんですよ。QRコードをお墓に貼っておけば、故人の写真や人生年譜のようなものが流れてくるそうです。
今のは一例ですが、そういうお寺にもっと人を引き寄せる方法はないかと常に考えています。お寺との関わりは、以前よりも厳しい世の中になってますからね。危機感を感じています。

岡村:先端のものをお寺に取り入れていこうと意識されているんですね。

住職:やっぱり意識しないと時代に置いて行かれてしまいますよ。この間のChatGPTセミナー(しゅうごう主催 オンラインセミナー)に参加してつくづく感じました。
参加者の中には、仮想空間でアバターになってお悩みをお伺いすると聞いて、驚きましたよ。そんなこともできるんだと。それが世界に向けての活動だと聞いてますます衝撃を受けました!

岡村:それは、可能性を感じますね。

住職:はい。でも、そういうことをしないと生き残れないんだなっていうのは痛感しました。

岡村:私たちしゅうごうも、便利なツールをうまく活用しながら、できることは何でもやってみよう!と貪欲な姿勢(笑)で構えておりますので、ぜひお力になれたらと思っています。

───LINE活用を考えているお寺へ、メッセージをいただけますか?

住職:「寺離れ、墓離れ、宗教離れ」で三離れと言われてもう20年以上経ちますが、まさにそれが今現実になってきていますよね。このままでは、日本のお寺は危ないと思います。

しゅうごうのLINEの良いところは、情報発信が楽になる以外にも、こうやって便利で使えそうなツール情報や他のお寺さんの事例、サポートチームとアイデアを共有できるところだと思っています。

しゅうごうは、私にはないものをたくさん持っています。サポートチームとの月1での定例MTGを通じて、思考が柔軟になり、新たなアイデアも湧き、一人で悩んでいるところから少し開放されます。なにか困ったときにさっと聞ける相談相手という感じで、コミュニケーションがとれることも良いです。
このように専門家の手を借り、便利なツールを使い、たくさん頭を働かせて、お寺から人が離れないようにしていただきたいと思います。

岡村:貴重なお話を聞かせてくださりありがとうございました。今後も様々なアイデアを組み合わせながらお寺の課題解決に向けて頑張ってまいります!

笑顔の釋住職。オンラインでお話をお聞きしました。

開山四百年 日蓮宗本松寺ホームページhttps://www.honsyoji.jp/
本松寺 公式LINEhttps://lin.ee/03QVYSG

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「しゅうごうのLINE」お問合せ、勉強会について

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◆ 「しゅうごうのLINE 定期勉強会」について

今後も寺社みなさまのお声をもとに、新しい機能を順次リリースします。
また、LINEをはじめ、各種SNS・ツールの勉強会も定期開催いたします。
(例:Canva(画像生成ツール)・チャットGPT・SNS運用など)

※ 開催日程について:しゅうごう公式LINEアカウント、Facebookページにて順次公開いたします。
※ しゅうごうのLINEご利用有無関係なくご参加いただけます。

・しゅうごう公式Facebookアカウント:https://www.facebook.com/syuu.go.teraso.so/
・しゅうごう公式LINEアカウント:https://lin.ee/qtkTQfF

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■ 連絡先
しゅうごう担当 直通
info@syuu-go.com

■しゅうごう公式HP
https://syuu-go.com/

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