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ドラフトピック的ローグライトアクション HADES(ハデス)が何度死んでもやめられない!

名作ローグライトアクション、HADES。

2020年に数々のゲーム賞を総なめしているのを見て以前から興味があったのですが、Steamサマーセールで遂に購入。
先日初クリアしたので、所感をざっくり書いていきます。

知らない人、気になる人はとりあえずこのトレーラーをどうぞ↓

主人公はザグレウス。冥界の王ハデスの息子です。この風貌で流麗な言葉遣いなのがギャップ萌え。もっとオラついた奴だと思っていたぞ。


ゲームの流れ

目的は、冥界のマイホームを家出して地上にたどり着くこと。オリュンポスの神々の力(など)を借りながらザグレウスを強化し、進めるだけ進み、そして死んだらホームに戻る。以下繰り返し。

回復手段が限られているので序盤はとにかく死にます!
だけどホームに戻ると貯めたポイントで恒久的な強化が出来るので、死ねば死ぬほど強くなり、先に進むのがラクに。
また登場キャラクターとの会話も常に変化していきストーリーの全貌が少しずつ明らかになっていきます。

上記のように、ゲームオーバーの苦痛が最大限緩和されているのがHADESの良いところ。
死んでも前に進んでいるなという感覚があり次へ次へとチャレンジ意欲がかき立てられる、やめ時の無いゲームです。

テキスト量も膨大らしく、私は初クリアまでに19回トライしたけど同じセリフが繰り返されたところはほぼ見たことが無いです。

道中の強化・ビルド

繰り返し遊んでしまうもうひとつの要素が道中の強化。フィールド1区画をクリアするたびに数種類の中からランダムに強化内容を選べるようになっていて、ドラフトピックよろしく強化を重ねていく。死んでしまうと強化内容はすべてリセットされるから毎回新鮮な気持ちで遊べます。

特筆すべきはオリュンポスの神様達からもらえる功徳(スキル)。
アテネなら盾、ポセイドンなら水というように神様の特徴に合わせたスキルを無数に組み合わせてビルドしていく過程が面白い。
たとえば…

ゼウスの落雷効果をひたすら強化したサンダーザグレウス君(とにかく強い!と思う)

ナックルを装備させてヘルメスの回避とディオニュソスの酒を組み合わせた酔拳(?)ザグレウス君

などなど、様々な戦い方が出来ます。

神様同士には相性があり、組み合わせ次第でデュオ功徳…いわゆるコラボスキルがもらえる事も!


オリュンポスの神様

道中で出会う彼らもまた、会うたびにセリフが変化していきストーリーを多角的に肉付けしてくれる。先に協力を得た神様に対して「あいつはロクでもないぞ」とか「ボクの父親に会ったんだね!」とか言うので、関係性が見えるのも◎

ちなみにお酒をプレゼントすると親密度が上がったり、初回だけですがアイテムをくれたりします。

プレゼントを身につけている事に気付いて喜ぶアルテミスちゃん↓


所感まとめ

アクションゲームとしての質が高いことは前評判からもわかっていたし、実際めちゃくちゃ爽快。
単純に爽快という訳ではなく、背後を取ったり、物陰を利用したりなど、自分が描いた戦術のイメージが上手くハマった時の気持ち良さがしっかりと感じられるのが素晴らしい!

そして世界感。冥界が舞台だし洋ゲーだしと暗めのイメージを持っていたけれど、キャラクターデザインがクール過ぎずポップ過ぎない絶妙なラインをついているし、セリフ回しも小気味良いので、全体的に取っつきやすい雰囲気を感じます。

みんな可愛らしかったり憎めなかったりと、とにかく魅力的。推しが見つかったら酒をいっぱい貢いで仲良くなるのも一興。

最終面到達までの所要時間は30〜60分程度と気軽に遊べるボリュームなのも嬉しく、今日は家出1回だけ!などと区切って遊ぶ事もできます(とか言いつつもう1回だけ…を延々繰り返すハメに)

ゴッドモードという超イージーモードも用意されているので、話題作だからとりあえず触りたい、世界観とキャラが好みというだけで始めてもいいと思います。

気になった人は是非!

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