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「わたしの月例ジビエ料理レポ〈2023年11月〉」編集部スズキ

仕事柄、いろいろなジビエを食べたり、獲れた狩猟鳥獣の肉を猟師さんからいただくことがあります。そこで『狩猟生活』編集部員スズキが調理して食べたジビエを紹介する月イチ食レポート。正統派から見ると邪道と言われそうな料理も散見されますが、安全に留意してさえいれば料理は本来自由なもの(と思いたい)。
本州の多くの猟場が解禁した11月はアナグマやアライグマ、シカ、ツキノワグマ、カモなどをいただきました。

アナグマの肉
解禁後にアナグマがクール便で届きました。
剝皮するとおいしそうな脂をもつ個体で、肉の部分よりも脂のほうが多いと思えるほど。
きれいな脂身+赤身で、調理前から期待が高まります!
ロースやモモを薄めにスライスして、塩コショウを振って、焼き肉に。
アナグマの肉はおいしいですが、この脂が目当て!
アナグマ肉じゃが
薄めにスライスした肉(ひとつ上の写真)と同じ肉を使用。
牛肉と比べてそん色なく、普通に良く合います
煮アナグマ
バラの部分は煮ブタ(煮イノシシ)ならぬ煮アナグマにしてみました!
煮アナグマ・チャーハン
肉のうまさと脂の甘味がチャーハンにとてもよく合います♪
シカ肉+アナグマ脂のメンチカツ
シカ肉100%だとボソボソしてしまいますが、アナグマの脂をまぜると非常にジューシーで甘いメンチカツになりました(牛脂などでもOK)
シカ肉+アナグマ脂のハンバーグ
メンチカツに衣をつけずに焼けばハンバーグになる!?!?
シカ肉のしょうが焼き
ここ最近よくつくる料理。
冷凍状態の肉なら薄く切れます。
薄切りなら硬めの肉の場合でも食べやすくなりますよ
カモ肉+そばのつけ汁
カモの胸肉の皮面を焼いて脂をしっかり出してから、つけ麺の汁にしてみましたよ♪
アライグマのから揚げ
個体差があるのですが、この個体は当たりでした!
ツキノワグマの肉
今シーズンの解禁日(11/15)に獲れたクマの肉をいただきました
ツキノワグマ焼き肉
シンプルに塩コショウ味で。
薄く切ることができず、なかなか嚙み切れない・・・
ツキノワグマ肉味噌
筋っぽい部位はひき肉にして肉味噌にしてみました
タン6種
2023年11月9日に豊和精機製作所(埼玉県加須市)で開催した『狩猟生活』初のオンライントークイベント「狩猟とジビエ」で、佐藤一博さん、ライターの北尾トロさんと小堀ダイスケさんが6種のタンを食べ比べしました!
もちろんタンは下処理しております。
お湯に5~10秒ほどサッと浸けてから、舌苔付きの薄皮を取りましたよ。
食べ比べたのは、以下の6種――シカ、イノシシ、ツキノワグマ、アナグマ、アライグマ、キョン

↓ライブ配信を見逃した方はアーカイブにて!
https://www.youtube.com/watch?v=AtVW6Cs7NCQ