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狩猟鳥獣の毛や羽根で毛バリを巻いてみよう! その③ヤマドリの逆さ毛バリ

狩猟で得るのは肉だけではなく、皮や羽根なども保存しておけば有効活用できます。ここでは、魚釣りに使える毛バリ(フライ)を紹介していきます!

第3回となる今回は、ヤマドリの羽根を使った逆さ毛バリを紹介します。
逆さ毛バリは、渓流のヤマメやイワナなどを釣るために日本の川漁師たちが好んで使ったといわれる超スタンダード・パターンです。テンカラでも良く使われています!

逆さ毛バリ
ハックルの素材やボディの色などを変えて巻くことで、
バリエーションがつくることができて、しかも簡単!
シンプルながらもとても実績が高い毛バリです。
水中に沈ませて、そのまま自然に流しても、アクションをつけて誘ってもヨシ!

それでは巻いてみよう!!!

材料
フック:ニンフ、ウエットフライ用#10前後
スレッド:8/0(各色)
ハックル:ヤマドリの首付近の羽根(キジなどでも可)
ボディ:フロス(各色)、ヤマドリやキジの尾羽根でも可
赤味がかった茶色のヤマドリは、山の中でジッとしていると見つからない
まずは下巻きをしよう!
アイ(糸を通すハリの先端にある環のこと)のすぐ後ろに巻く
ヤマドリの首付近の羽根を一本用意。
ファイバーの長さは、巻く毛バリのサイズに合わせて選択。
今回はヤマドリの羽根を使っているものの、
ヤマドリだから釣れるというわけではないが、
信じるココロが大事です
使うのは写真で示した範囲内。
それ以外はむしっておくと良いです
下側をむしり終えた状態
ハックル(ヤマドリの羽根)の先端を
アイのすぐ後ろ付近で留めます
ハックルを数回転ハリに巻いてから、
スレッドでストーク(羽軸)を留めます。
余分なストークをカットします
ボディ材のフロスを、ハックルのすぐ後ろに留めます
フロスをハリに巻いていく。
できるだけ均等に、段差がないように巻きたい
スレッドをハリの末端で結んで、余分をカットする。
スレッドに接着剤(ヘッドセメント)を塗って
ほつれないように補強して完成!
どこから見ても同じようなフォルムの毛バリ


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