KANARIA×Yo-hey 【R.B.CとFUZZギター】

(KA)：KANARIA　(Yo)：Yo-hey

(KA)R.B.Cについて話をしようと思うんだけど、遡ることバンド結成前。
ギターのメインリフは後輩ギタリストもコピーしてくれたりしてるけど、これはいつから頭の中にあったの？

(Yo)シュレディンガーを立ち上げようと決める半年くらい前かな。
まだ学生でサークルでセッションする時のネタとして持ってた…と思う。
リフ自体にパワーを感じていたから、これはオリジナルのバンドを新しく組んでその時に使おうと思ってた。
イントロリフもそうだけど、Aメロからサビまでの流れまで頭の中にはあった。

(KA)確かにシュレディンガー結成後、最初のスタジオではもう鳴らしていたし、初ライブでもやったね。
でもあの頃は当然、技術的に追いつかない部分もあって。
最初のレコーディング音源は今聴くと音がショボい。笑
それと比較すると今回のギターはパワー感が爆発的に飛躍したね。実際、録音時の音量も凄かったし？

(Yo)録音時の音量は凄かったね。笑
Akaidaに「うるさっっ！！！！」って言われたし。

(KA)私も一緒に聴いてたけど、ぼーっとしてるところに爆音が来たもんだからAkaida共々ソファから転げ落ちるかと思ったわ。
初日のセルフライナーノーツでは「悪質な印象操作」って言ってたけど。笑

(Yo)ギターアンプはデカイ音出した方が良い音鳴るしね。良い音で録れてたでしょ？
あとこの曲は歌詞のとおり「FUZZ曲」だよね。今回ファズの音も凄く良く録れてるし。

(KA)まぁ、ギターソロ前「ファズの効いた音」って歌詞の後の
「バゴーーーーン！！！！！」
みたいな音は笑いましたけど。何か爆発してますよ、あれ。

(Yo)あれでもめちゃくちゃマイルドにしたよ？笑
最初ファズフルテンで音を出したら凄い音がして。
レコーディングエンジニアの井上さんには
「我々（suichu blanco)なら採用ですねぇ」
って嬉しそうに言われたけど、うちで使うには…フレーズがつぶれちゃって。それこそただの爆発音。笑

(KA)R.B.Cはライブでもセットリスト常連の曲だけど、ライブで意識していることってある？
私は1曲目だろうが最後に演ろうが、いつも捨て身で行くようにしてるんだけど。

(Yo)リフ自体にパワーがあるから、やっぱり弾き手としてもパワーが無いと弾けないよね。
力を入れるというわけじゃなくて、気合は入れる。散々やってるからこそ少しでも気を抜くと絶対ダサくなる。
ただ、曲全体としては芸の細かいところが多いから、一番集中力を使う曲でもあるかな。

(KA)なるほど。今回配信でリリースした4曲はそれぞれが私たちにとってキラーチューンだったと思う。
ギターとして特に聴いて欲しい曲やポイントはあった？

(Yo)Cherry Cokeのオーバーダブかな。シュレディンガーにしてはたくさん重ねたね。
この曲はギターソロのみ井上さんのギターを借りました。

(KA)過去最高に重ねたね。ボーカルも初めてあんなにコーラス入れた…けど、びっくりしなかった？

(Yo)最初から曲のイメージを口頭で聞いてたから別に。イメージを形にするならあれくらい重ねる必要があるだろうと思ってたし。
Kuno加入を機に音を重ねることも増えそうだけど、バンドにパンクの要素が入ったよね。
まだライブでもお披露目してないけど、ファズ踏みっぱなしの新曲もできた。そういう曲が今後は増えていくんじゃないかな。

(KA)うん…これからもファズが沢山踏めそうで何より…。まだまだ私も声量上がりそうだわ。笑

今回話題に上がった「R.B.C」（歌詞はこちら）は2020年2月リリースの配信限定シングル「R.B.C / She's Boogie」に収録。
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