忘れかけたJKの思い出が蘇る『女の園の星』(祥伝社)※ネタバレなし

あの馬鹿らしくもくだらないことを一生懸命やっていたJK時代(男性ならDK時代)を、皆さん覚えていますか?

今更ながら『女の園の星』(祥伝社)の1巻を読みました。『夢中さ、きみに』(KADOKAWA)を数話読んだことがあるので、作者の和山やま先生は天才だとわかっていたのですが、やっっと『女の園の星』も読めました。

いや、めちゃくちゃ面白かったです。普段、ファンタジー少女漫画しか読まない私もハマりました。明日2巻を買いに行きます(なんなら今すぐ電子で続きが読みたい)。


この漫画は、女子校の先生である星先生と、その周りで繰り広げられる日常をそのまま描写しているだけなのですが、それがとてもシュールで、愛おしくて、楽しくて、時にカオスで、読んでいてめちゃくちゃ楽しいんです!その世界観にずっと浸っていたいくらい。現実なんか捨てて、その世界に行きたいがためにページをめくってます。


どうしてここまで、世界観が大好きなのかというと、高校生の頃のくだらない青春時代の楽しい部分だけを、面白おかしく、そして本当にリアルに描写してるからなんですよね。あの頃の何も考えずに、でも一生懸命にくだらないことを考えて、実行して、馬鹿なことをやっていた日常がそのまま描写されているんです。

みなさんも、高校生の時、暇な時間を潰すため、本当にくだらないことを一生懸命考えて実行していませんでしたか?

私は、友達と必死に考えて宗教を作っていました。『時間教』なんて言って、「時間は大切です!」と叫びながら、教祖である友達と一緒に部室で遊んでいました。教団のポーズまで考えていました。遅刻する人がいると、教祖様(友達)が時間の大切さを説いてくれました。プリクラでは、時間教のポーズをとってました。

今考えると、本当に意味わからなくて、くだらないですよね。ですがすごくいい思い出です。本気でやって馬鹿笑いできるあの時間が、本当に青春だったんですよね。

他にも、授業中に漫画を描いていたり、動物が教室に入ってきただけで大事件になったり、学校の外で先生を見かけるとLINEで拡散したり、先生に意味わからないあだ名をつけたり……

さすがに、宗教の話は私個人の思い出なので『女の園の星』にはないのですが、そういったくだらなくて小さなあるあるを全部かき集めた女子高生たちが、一生懸命生きてる世界が『女の園の星』なんです。


もう高校生なんて、遥か遠い記憶の彼方にあるよ……という方。漫画をきっかけにあの頃のくだらなさを思い出してみませんか?


『女の園の星』、オススメです。
個人的に好きです。


おやすみ。

p.s.
突然始まった漫画紹介note。
この紹介noteは、私が編集者になるために【本(主に漫画)の感想をその人が読みたくなるように書く】noteです。読んでみたくなったら、いいね!またはコメントお願いします。私のESや面接への自信が少し回復します。どうも思わなかったらそのままnoteを見守っててください。いつか上手くなります。文章がおかしい所がありますが、だんだん直していきます。語彙力が追いつくまで待ってください。