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【書籍感想】就活のために『さあ、才能に目覚めよう』を読んだけど、意味なかった

私の強みがわからない。


そう思って、手に取ったベストセラー、『さあ、才能に目覚めよう』。この本を買えば、「ストレングス・ファインダー2.0」という自身の才能がわかる、自己分析診断が無料で受けることができる。そしてこの本を読めば、その結果がさらに活用できるのだ。

この「ストレングス・ファインダー2.0」、まあなんというか当たっているんだけど、だからといって就活に役立つものではなかった。


私の結果(才能)は、
1.未来志向
2.着想
3.共感性
4.最上志向
5.目標志向
だった。

要は、『前しか見えねえぜ!』という診断結果。確かに当たっている。私が人生に希望を見出すときは、常に未来への期待があるし、現状の流行や将来の流行を考えることが好きだ。

でも、だからなに?

何も役立たないじゃん、就活には(笑)

この才能が分かったから何なの?
自己PRで「私は未来について語ることができます」って書いちゃうの?エピソードなんかねえし、普通に全否定された記憶しかない。
「私は今の流行から将来の流行を分析することが得意です」とでも書くの?田舎で流行を三周遅れで知る私が? 「これが流行するんじゃないか」と思った時には既に東京で流行していることを知る私が? てかそれにまつわるエピソードもないよ、私は学生で、流行を享受することしかできない、力のない人間なんだから。


てかこの結果見て思うけど、やっぱり私にはクリエイティブ職しかないんだなと思った。会社に「これを売れ」といわれてもその商品が時代遅れだと感じれば一切売る気になれないと思うし、志望度が高い企業は、全て以上のことが生かせる職業だった。
結局やりたい仕事と自分の才能は一致していたわけだ。

でも言われるのは
「貴殿の今後の益々の発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます」と、
「ドーナツちゃんにそこまでの才能はないと思うよ」の言葉だけ。

真面目で、面白いといわれる要素もない。伝え方も下手。第一印象も悪い。私がいくら「未来志向」やら「共感力」やらの才能をたとえ持っていたとしても、人から認められなきゃその才能はクソほど意味ないし、結局何も変わらないんだよ。


2000円もしたけど、NNTの私にはまったくもって意味なかった本でした。自己分析したい23卒にはいいかもね。NNTの22卒はいらないと思う。

私はむしろ「余計に出版しかなくね?それか第二志望業界(ブラックです)…」と感じちゃったし。ま、面接すら通過してないんですけどね!おもしろ~~い!!ww

てか、某御社の筆記試験、「デザイン思考テスト」でも平均ちょい上という成績しか取れなかったし、多分そういうこと目指す人の集団にいれば、こんな診断の才能なんかみんな当たり前に持っていて、私は一気に凡人になるのかもなと思った。出版に向いているのはその才能の極みを持つ、上位ランカーだけで、すこーし未来のことが語れる(かもしれない)ドーナツちゃんなんか必要とされてないのかもしれないね。

そういう意味ではこういう診断テストの「才能」は、「ただ平均よりも高い」というだけで別にその職業が向いてるよ!ってもんでもないと思う。
今までの人生で文章力無双していた私が、出版就活生にまぎれた途端「普通ですね」「わかりにくい」と凡人評価しか取れないのと同じように。結局は行きたい環境で自分にどんな強みがあるのかを知る必要があるのだなと感じた。文章力やら未来能力やら発想やらは、出版志望ではもっとすごい人がアホほどいて、間に合ってるんだよ。きっと。


といった書籍感想でした。
初めての書籍感想がボロカスでごめんなさい。就活への救いを求めてカツカツ財布から2000円も出費したのに特に意味を見いだせなかったのでこんな風に書いてしまいました。

でも本当に、23卒の方には役立つんじゃないんでしょうか。22卒の私には、特に意味なかったです。


おやすみ。