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ビールメーカーの特色を擬人化で紹介

アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー。ビールまで扱う総合酒類メーカーは、日本に4社しかありません。
株式上場企業としては、アサヒ、キリン、サッポロに加え、宝、オエノン(合同酒精)もあります。※養命酒やアシードHDも上場していますが、ここでは割愛します。

ですが、宝酒造は1967年にビールから撤退していますし、和酒や甲類が強いオエノン(合同酒精)も、クラフトビール事業を牛久で小規模におこなっていただけで、現在は停止しています。

製造面でみれば、大手4社は原料の一部生産から輸入までをグループで手掛け、ビール、ワイン、スピリッツまで幅広くアルコール飲料を扱っています。さらにグループが製造する醸造用アルコールは日本酒メーカーにも販売され、和酒の原料として使われています。

飲食店や小売の現場でも、大手4社がつくるお酒が概ね置かれており、営業やフィールドサポートのチームがくまなくサポートしています。

原料から消費地まで関わりがあり、日本の飲酒シーンに多大な影響力を持つ、アサヒ、キリン、サッポロ、サントリー。今回はこの4社にスポットライトを当てます。

どの企業も長い歴史があり、それだけ色濃い社風が存在します。それぞれの個性は趣味人としても非常に興味深く思っていました。今回は、取材などで感じてきたこれら4社の社風について順にみていきたいと思います。

なお、本記事は現在の事業方針や経営理念を反映したビジネス誌的な内容ではなく、中の人のリアルな雰囲気を酒場ファンの視点で擬人化的にまとめたものです。少しでも馴染みやすく感じて頂き、もっとビールメーカーを応援して欲しいという気持ちからつくっています。

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