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初めて行く大衆酒場の入り方

大衆食堂よりも、ファミレスの方が落ち着かない。いぶし銀の赤ちょうちんよりも、チェーン居酒屋の方が溶け込めない印象がある。

飲食店で一人飲みをするようになって20年。いぶし銀の百年酒場から、アメリカのスピークイージー、ロンドンのドアマン付きのバーも臆することなく一人利用するようになりましたが、最初からそうであったわけではありません。

今回は「大衆酒場の入り方」と題し、一般的な個人経営の酒場を訪ねる際に私が心がけている所作をまとめたいと思います。店の数だけ個性に差があるのが大衆酒場の良いところですから"正解"は存在しませんが、それでも本稿が一人飲みの勇気に繋がることを願って整理したいと思います。

いかに店のキーマンを安心させるか

初めてのお客に対して、店の人がどう思うか。その視点にあわせて、こちらの所作を考えるようにしています。

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