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ボールの受け方

今日は、土日にやっているサッカーのコーチ関連で、行ったトレーニングの振り返りを書こうと思います。普段の練習では監督がテーマを設定し、そのテーマに沿ったメニューを自分で1つか2つ考えて取り組むのですが、今回は監督不在ということもあり、自分でテーマ設定とメニュー作成を行いました。今回のnoteは自分の記録用としての主旨が強めとなっております。


まず、今回のトレーニングのテーマは、
「ボールの受け方、マークの外し方」にしました。

攻撃のトレーニングでは、ドリブル、パス、シュートなどボールを持った状態のトレーニングが多いです。ただ、プレーするには前提として、ボールをもらわないといけなく、良いもらい方は良いプレーへとつながります。攻撃全般のプレーの質をあげられるよう、ボールの受け方、マークの外し方にも意識をしてほしく、このテーマにしました。


メニューを作成する際に意識する、キーファクター(選手に意識してほしいこと)は以下のとおりとなります。


①相手から離れた位置で受ける

▪マークを外すとは、相手と距離をとり、自由にプレーできるエリアを確保すること。
逆をいえば、相手に寄せられていて、後ろ向きでキープをする状態はマークを外せていないといえる。


相手から離れた位置で受けるために、相手の逆をとる、相手を迷わせる
▪DFにとって、自分のすぐ目の前で、FWに少し離れられたとしても、すぐ移動しまたFWに近づけばマークを外されたことにならない
▪DFと距離をとるために、DFに選択肢を与え、判断を迷わす必要がある
▪DFを迷わすために、FWはDFの視界の外にポジションをとる。DFにボールとFWを同一視させにくくなり、マークを外しやすくなる。


DFの視界の外に出るために、FWはDFをみる。
▪具体的に何をみるかというと、DFが何をみていて、何を狙っているかを見極める。狙いがわかったら、それをもとに駆け引きを行う。
▪じゃんけんを例にするとわかりやすいので例えると、相手DFがインターセプトを狙っている状態(じゃんけんのグー✊とする)のとき、FWはその場で止まって受けようとする(チョキ✌️)と、ボールを失う可能性は高い。相手をみて、グー✊を狙ってそうだなと見極められれば、相手の背後を狙う(パー✋)の選択肢に切り替えられる、これが相手との駆け引きといえる。


つまり、相手とのじゃんけんに勝つために(マークを外すために)、相手をみて、相手が何を出そうとしてるかを判断し、有利な選択を行うことが重要。

しかし、サッカーではボールも、味方も、相手も動くため、無意識で相手をみることは難しい。意識的に相手をみることが必要になる。

実際に練習メニューを行うことを通して、選手に理解してもらいたいところ。



次に、練習で想定される問題点、うまくいかない事象について考える。あくまでも準備として。実際に練習をやり、状況をみたうえで、その都度改善、対処する。

①タイミングの問題。いつ、マークを外すのか。
いつ:ボールの出し手が出せる瞬間には、マークを外すしておく。つまり、FWはDFとの駆け引きを出し手がパスを出す前に、行っておく。

②パスの質。どこに、どのようなパスを出すか。


この改善とコーチングに、いつも非常に悩まされます。選手がどこまで出来るのか、何が出来て、何が出来ないかを予測するのが難しく、いつも予想外の事態に陥ります(笑)ここでいかに改善できるかが、腕の見せ所なんだと思いますが、私はまだまだです。監督との非常に大きな差を感じる部分であります。大事なことは、選手をしっかりとみること。選手が何を意識して取り組んでいるか、その結果何が妨げとなっているかを、選手に寄り添って考えること。

監督からのアドバイスとしては、認知▪判断▪実行の視点を意識するというもの。選手のミスがこの3点のなかのどれにあたるのかによって、声掛けも変わってくるとのことです。

具体的として、ボールを失うミスの場合、
▪認知のミスとは、相手の存在に気付いていなかったため、ロストした。
▪判断のミスとは、相手の存在には気付いていたけど、ボールを足元に止めた結果、ロストした。
▪実行のミスとは、相手がいるので、相手の届かない位置にコントロールしようとしたが、コントロールミスにより、ロストした。

同じボールロストでも、全然違うことが伝わるかと思います。選手が何を意識してプレーしているのかを、汲み取れるよう努めたいと思います。

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ここまでが、練習前までに記載したものです。ここからは実際にトレーニングを行っての反省を書いていこうと思います。

まあやはり今日も想定外のことはたくさん起こりましたね(笑)改めてトレーニングの難しさを感じることになりました。

良かったところ

①相手をみる意識を持てるようになったこと

トレーニング最初はボールもらうときに、ボールだけをみてマークを外そうとしていたが、相手の背後をとる意識を持ちトレーニングできるようになってきた。

②相手をみて判断を変えられるようになったこと


想定外のこと

①ボールの出し手の難易度の高さ

・出し手は、ボール・受け手・DF、いろいろみながらパス交換をしなければならないこと。私の感覚的には周りをみながらパス交換することは当たり前にできるものでした。しかし、慣れていない選手にとっては少し難易度の高いものだったようです。


②DFが裏をとられないように意識しすぎてしまうこと

・トレーニングのルールや設定を工夫して、解消できる方法をみつけたいところ。


発見

①ボールを出し入れすることで、DFは守りにくくなること

・DFはとまっているFWをマークするのは楽。一発で裏を取ろうとするのではなく、ボールを出し入れし、何度も動き直すことでDFは守りにくくなる。

・ボールを足下にいれて仕掛けるよりも、まわりとパス交換をし、ボールを動かす。→今度はこの良さを体感できるようなメニューを考えたいところ


まとめ.

全体を通してみると、コーチングする前と後で、プレーの質を変えることができたと思うので良かったと思っています。選手もそれを実感していたようなので。ただ、自分の伝えたい本質的な部分は伝わっていなく、小手先の技術だけ理解されてしまった感もありって感じですね。一回の練習で全てを習得するのは無理な話だとは思うので、繰り返し伝えていきたいと思います。

また明日からも頑張ろうと思います。

では、何卒。



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