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私はどんな街に住みたいのだろうか

第4回となる今回のテーマは、#建築 ということでとで書いていこうと思うのですが、私は建築に関してまったくの素人であり、今まで興味を持って生活したことありません(笑) 知っている建築家はドラマ 結婚できない男にでてくる桑野信介だけです。そんな私が書いているということをあらかじめ知ったうえで読んでいただければと思います。

さて、さすがに何の情報もなく一から建築について書くことはできないなと思い、一冊の本を読みました。

https://www.amazon.co.jp/dp/4087210944/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_SRJdGbBJJ9NGB


本屋にあったもので一番薄くて読みやすそうなのを選びました。(笑) 読んでみると、今まで建築について考えてこなかった分、新鮮で興味深い内容でした。

私は普段街にある建物をみても、基本は何も感じず、たまに大きさに驚く程度です。だから、久しぶりに通った道で、建物が取り壊されてなくなっていると、元々何があったのか思い出せないことはしばしばあります。この本の著者の父(建設会社社長)が会社の設計スタッフに言い続けていた言葉が印象的でして、

「君たちはただ単に建物を建てればいいという仕事をしているわけではない。建物を建てれば、大勢の不特定多数の人がそれを目にする。つまりその街の文化をつくるわけだ。」

欧米の建築家は街をデザインするという意識を強く持っているが、日本では、防災に対する意識が強く、文化的な意識は弱いそうです。たしかに、東京や京都など特徴ある街は少なく、地方は駅周辺だけは栄えていて、ちょっと外れると畑や田んぼが広がっている風景が浮かびます。栄えている具合に差はあるものの、日本全国どこでも同じような町並みが多いような気がします。私の地元では、かつて栄えていた商店街がシャッター街という状態ですし、街並み自体はあまり好きではありません。もちろん思い入れはありますが。

でも難しいのは、「じゃあ逆にどんな街に住みたいですか?」と問われると、何も回答が浮かばないことです。



この本に書かれている地方再興の問題点がおもしろかったので紹介します。

日本では多くの場合、とにかく人が集まることが再生や振興だととらえていますが、これは根本的な間違いだと思います。結局これまで日本が失敗してきたのは、地方都市がすべて東京のようになることを目指したからです。つまりもともとそこにある文化や歴史、人々の営みを無視して、一種の東京化を推し進めた。それで逆に地域の魅力が薄れ、人が来なくなってしまったのです。若者は東京のイミテーションなら本物の東京の方が面白いと、みんな出て行ってしまうのです。

思い返してみれば、大学時代の何かの授業で、若者にとっての仙台の不満点を役所の人に伝えるといったようなものがありました。仙台がどういう街になれば、若者は仙台に住み続けてくれるかといったテーマです。そのときにあがったものは、地下鉄代が高いだとか、若者が遊ぶ場所がないだとか、要は、東京にあって、仙台にないものは何かを探すようなものでした。


どんな街に住みたいのかを考えるのがますます難しくなった気がします。新しいお店がどんどんとやってくることは嬉しいですが、地方がそれを続けている限り、いつまでも東京の二番煎じ。東京に住んだ方がよいとなってしまいますし、だからといって、「伝統が大事!」といって、街並みがアップデートされず、昔ながらの地元の商店街しかない街に住みたいか、といわれたら、んーって感じです。自分が今まで思っていたよりもはるかに、街をつくること、進歩と伝統を共存させることは難しいのだなと感じました。



私にとっての住みたい街は、現時点では、小学生のとき京都ではなくディズニーランドに修学旅行にいきたいなっていう感じです。(伝わるかな)

「京都が良いところってのはわかるけど、でもやっぱディズニーランドいった方が楽しいよね。もう少し年をとれば京都の良さもきっとわかるはず。」といった感じです。(これも伝わらなそう)                                                                                        

住んでいて伝統を感じられる街は、きっと魅力的な街だとは思いますが、現時点では、ほどほどに都会的で、生活するのに困らない程度な街に住みたいですね。

いつの間にかコーヒーが飲めるようになって大人を実感したように、早く伝統や文化の良さを感じられる人になりたいです。感じられるようになったときにまたこのテーマでnoteを書こうと思います。


建築を語るにはまだまだ未熟であることを感じるnoteになりました。とりとめのない文章をここまで読んでいただきありがとうございました。

では、何卒。

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