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分譲マンション。

全国的にマンションの老朽化が
進んでいるらしいです。

出典:Yahoo!ニュース(2024年1月28 8:30配信)

私が昔、ファィナンス関連の
資格を取得する際に、この
「建て替えには所有者の集会で5分の4(80%)
の賛成が必要・・・」というのを知って、

「そもそも人間が合意するって
なかなか大変なことだけど
大丈夫なのかな」と思っていました。

ここでいう、大丈夫というのは
無事に建て替えしましょうと
合意できることを指します。

この時には意見がなかなか
まとまらないことで
「大丈夫かな」でしたが、
このYahoo!ニュースでは、
また、別の側面が指摘されていました。

そう、年齢です。

今、地方だけではなく
都市部でも戸建ての空き家が
目立ってきました。

そして、家を所有している人は
戸建てだけではありません。
分譲マンションもあります。

「この分譲マンションで空き家状態が
発生した場合どうなるんだろう」と
いうのが今朝このニュースを見て
思ったことです。

私が前職で高齢者向け住宅の
施設長をしていたことがありました。

たいてい、訪れる方は入居を
急いでおられました。

というか、ぎりぎりまで
自宅で頑張っている感じです。

「何とか自立して生活を続けよう」と。

私が居た住宅もサービス付き高齢者向け住宅
いわゆるサ高住なので
自立した方向けの住宅なのですが
ここでいう自立は
食事の段取りもお風呂の管理も
自分していることを自立と言っています。

たぶん、
分譲マンションに住んで居られる方にも
突然、その日がやってくるのではないでしょうか。

戸建て住宅よりは既にバリアフリーに
なっている可能性はありますが
食事って、食べるだけではないですからね。

作らないといけないし、
作ろうと思えば材料を買ってこないといけない。
意外と重労働です。

そして、長い時間かけて作ったごはんは
食べる時間はほんのわずかです。

一人暮らしならなおさら
早く食べ終わってしまうこともあります。

いざ集会を開催して、耐震・補修工事や
建て替え工事の採決を取ろうとしても、
つい昨日までいた人がいないということは
十分にありえるのです。

結果的に他の住人の方々に負担が行くことに
なってしまいます。

実際に合意ができたとしても
大変です。

全員が仮住まいに引っ越すという
大移動が必要ですし、
その間の生活や気持ちの変化も
予想されます。


最近、若くして家を購入する人に
小さめの一軒家が人気と聞きます。

初期投資も少なく、
生活自体もコンパクトになる
ことも想定され
家計費の負担が少なくできるそうです。

今、私自身が自分の人生を振り返ってみれば、
リビングとキッチンお風呂、トイレが
各1つづつあれば十分生活出来そうです。

「起きて半畳、寝て一畳」といいます。
人間はこれくらいの広さがあれば生きていける
というものです。

この言葉にはまだ続きがあって
「天下取っても二合半」というそうです。
天下をとっても一日に食べるお米は2合半でしかない。
際限なく食べることはできないのです。

この若者たちは
家以外の部分に人生の価値を
見いだしているのでしょう。

そう考えると分譲マンションのように
同じ建物を区分所有で
保有するという仕組みそのものに
新たな考え方が必要になっている
のかも知れません。

最後までお読みいただき
ありがとうございます。
メガマンションたるタワマンはどうなる?

これからも書くことを
続けます。




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