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ロールモデルに対峙するには

ロールモデルってカッコよく言っちゃってますけど、簡単にいうと憧れの人ですね。その人に近づきたいと思うことは人間の根幹にある「向上心」を刺激するとても良い素材なのだと思いますが、それが果たして人間に取って良いことなのか、みたいなことをぼんやり、仕事をしながら考えていました。

私は優柔不断で、だからこそ強い主導権を持って突き進むみたいな人に憧れていて、うーん、正確にいうと憧れてきたんですが、どうやったってその人みたいに振る舞うことはできないし、その壁を超えられることができないと分かった時点で「俺、ダメ人間じゃん…」ってなった経緯があったんすよね。

そこで自己肯定感があれば「ま、いっか」ってなったんでしょうけど当時の自分はそんなふうに思うことができなかったから、自分を嫌うことで「その人になれなかった」という事実を屈折して受け止めようとしていたんだよな。多分だけど多重人格的なやつで。

だから、自分は自分だから、という意識をきちんと把握した上で、その上で「あの人みたいになりたいなぁ」って思うことがまず必要で、そして私はその段階を細かく計画立てることをしなかったのも良くないんだけど、そうやって自分を守りながら憧れに近づいていくっていうことをしていく必要があるのかな、と。

なんだか最近は自分を肯定することに対して割と強い意識が向いていて、自分が嫌いと思っていた自分って本当は間違っていたのかもしれない、もっと良い方向、良い方向っていうのは明るい人生を過ごすベクトルに沿ったものですけど、そっち方面に考えることをわざとやっているように感じます。

後ろ向きに捉えるのも場合によっては武器になるけど、それには不屈の強い根性が必要だったりするから、そこまで強い根性を持っていない私なんかは無理して後ろ向きに考える必要なんてないんだよな、とか、そんなことを考えています。

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