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Pretending / Eric Clapton(1989)

【本日の1曲 vol.24 2022.11.26(土)】
ギターの神様、スローハンドの異名を取るクラプトンは高校時代に初めて聴いたのかな。ブルーズってやつも生まれて初めて。

80年代のクラプトンは打ち込みを使ったりして、割とこの人、意外と実験的なんですよね。YMOの「Behind The Mask」をカバーしたり(これはマイケル・ジャクソンの改作バージョンだけど)もしかしたらプロデュースしてたフィル・コリンズがA級戦犯だったのかもしれないけどね。

Radio & Recordsのチャートで11th『Journeyman』('89)がロングセラーを記録する大ヒット。多分、「週間FM」のチャートで見てたのかなあ。先行シングルのこの曲、痺れたもんねー

前2作のような如何にも80's的な打ち込みを減らし、親友ジョージ・ハリスン他、外部ライターの曲とカバーばかり取り上げ、自身の曲はForeignerのミック・ジョーンズと共作した「Bad Love」とロバート・クレイと共作した「Old Love」の2曲だけという。

誰もが待ち望んだブルーズロックのクラプトンだったからなのだろうね。このツアーは長かった。ライブはFMで放送されててエアチェック(この時代のお約束)してたけど、キャリアの代表曲を網羅してて、Creamの「White Room」、「Sunshine Of Your Love」、Derek And The Domiosの「Layla」ソロの大ヒット曲「I Shot The Sheriff」「Wonderful Tonight」と実に初心者向き。そりゃクラプトンの偉大さを見せつけられて聴きまくるってね。

『Journeyman』の英国ロイヤル・アルバード・ホールでの凱旋公演は素晴らしかった。このツアーのライブ盤『24 Nights』のこの映像はホント痺れた。YouTubeにはオフィシャル画層があがってなかったので割愛します。締めはこの名曲だけどやはり出てくるのね、フィル・コリンズ(笑)

クラプトンはこの後、「Tears In Heaven」、『Unplugged』('92)の大ヒット。日本ではAOR的な要素が強く見られ持ち上げられ、あまのじゃく的な観点からリアルタイムでは聴かなくなってしまいました。

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