Sing2

今年のGWはたまたま１週間休みがとれて
ほとんど、家事と子どもたちの部活や学校の送迎だったりするんだけど
時間があるというのはいいことで、意外といろいろできる。

〇遠くの友達に手紙を書く
〇遠くの友達と電話で話す
〇家族親戚と会ってお茶しながら話す
〇借りていた小説を２冊読み切る
〇読みたい本をまた何冊かリクエストする
〇まだ聞けてなかったＣＯＴＥＮラジオを家事しながら聞く
今回は、最澄と空海、玄奘、ヘレン・ケラー　の人シリーズ
〇大学の奨学金の資料を読み込み理解する
〇要らないものをたくさん捨てる
〇洗車
そして図らずも
〇自分の過去と未来に向き合ってしまう

心忙しい中、一日だけ家族で遠出することにする。

ＧＷに３人でどこか行くとかいつぶりだっけ？
Suchmosのライブの時以来？あの時って何歳だっけ？って話になる。

遠出と言っても、県内で、県の端っこから端っこまでドライブする。

今回の目的は、しゅんがこの度最後の試合になるライフルの射撃会場の下見がひとつ。
高校に入ってから今まで、私は息子の部活の試合を見に行けたことがない。
会場が遠すぎるというのと仕事とコロナで。
最後の試合、高校生たちは前泊で行く予定らしいので、
当日はねっちと二人で長時間運転してこっそり応援に行こうかと。

ライフル射撃場はめちゃ綺麗な田舎にあって、緑が眩しすぎて、気持ちよく歩いていたら
練習してらっしゃる高校生と先生がいらっしゃるとかで
しゅんが私に　うろうろするなと厳しく言うので、うざったく「ちっ」となる。

行ったことがないルートで迷うが、その後しゅんの冷静なナビによりMOVIXに着く。
『ファンタスティックビースト』が観たいねっちだが
「これは、例えばハリーポッターの１作目を見てないくせに、最新作を見ても、この子たち誰？くらいのレベルで、お母さんもお兄ちゃんも話分からんと思う・・・」ということで
全員が初見でも楽しめるだろう『Sｉｎｇ２』にする。
正直、私は観なくていいかな～二人が映画観ている間に買い物してようかな～って思っていたけれど、「一緒に観てくれないの？」のねっちに一瞬で負けて、３人分のチケット購入。

ちなみに、私は字幕で観たい派だが、この子たちは「絶対吹き替え！！」という。
吹き替えのイメージでしかないから、字幕だと逆に変な感じだという。

『Ｓｉｎｇ２』

一番楽しんだのは私だった。ライブです。
ストーリーというより、音楽でシンプルに楽しめる、のれる。
動物たちがひたすらかわいい。
ビリーアイリッシュやBTSの曲もちょうどいい場面で使われて、それもまたかわいい。
笑えるポイントもけっこうあって、一人でけっこう笑っていた。
時々ねっちが「アイナ・ジ・エンド」とか「ジェシー」とか吹き替えの人を教えてくれて、「すごい、ぴったり！！うまいね～」と小声で話す。

声優でホールジーが出ているのだけはかろうじて何かで見ていたけれど、何の役かは知らなくて、
ロックスターのライオン、クレイ・キャロウェイは声優さん、ハードル高そうと思っていたけれど、それが、U2のボノだと知るのは、最後の曲がU2だったからで、吹き替えの人が誰かというのはエンドロールまで分からなかった。
これ、字幕の方で見ていたら、最後私は音楽だけで泣いてたかも。

映画が終わって、あ～原曲聞きたい～U2聞きたい～ってなって、
すぐにAppleMusicでサントラをダウンロードして
帰りの車で後部座席で二人が爆睡している中、晴れて綺麗に見える山々や、明るい色の日本海を見ながら聞く。
途中渋滞もしたけれど、子供たちは気持ち良く眠っているし、山も海も空も綺麗だし、色があって、運転しながら、なんかめちゃめちゃ今幸せやなと思った。

道中いろいろ食べたのに
最後は、絶対いつもの回転寿司屋に行くという。
すっごい慣れた手つきで次々と注文していく中高生たちが散々食べて、デザートまで注文して満悦する。

来年、二人ともが志望校に合格してて、それで、コロナがもっと落ち着いていたらＧＷまたどこか行こう。行くとしたらどこに行きたい？と言ったら、

しゅんは迷わず「高知！！」と言う。

だね。

彼が１０年住んだ街だ。
自分がいた街を全部見たいという。