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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/2/6~2024/2/12)

 関東では上旬の雪の影響もあり、検索ボリュームは落ちています。他のエリアを見ても昨年のように前年を大幅に上回り続けていくのは今後なさそうな感じです。ここからマーケットが大幅に伸びるとするとインバウンドくらいしか要素はないかと思われ、商圏内での顧客の奪い合いになっていくことが予想されます。以前のような単純な販促で呼べなくなってきており、店舗の実力が口コミやSNSから判断できるようになった今、再度原点回帰していくと思います。基本的には口コミは悪いものが書かれやすいといった特徴がありますので、店舗側で積極的に良い口コミを増やしていくといった事を行わないといけなくなっています。恐らくこの流れは世界的な流れでもあり、ここができないお店は、淘汰されていく可能性は高いです。
 再度原点に戻り、お客様にとっていいお店となっていく+それを口コミしてもらうといった事が必要となってきました。まずはお店の現状をキチンと把握していきましょう。

・東京都内業態系ワードのgoogleトレンド推移

 2月11日までの都内での業態ワードの検索ボリューム先読みは、昨年対比で77%前後のものが多い、若干中華が80%強となっているが、今のところは昨年を下回る形になっている。(グラフの丸点があるところが昨年2月)
第一週の雪の影響もあり他エリアよりも落ち込んでいると思われます。

検索ボリューム(大阪)
東京昨年対比

大阪も昨年対比では90%強くらいの業態が多く、東京に比べるといいがそれでも昨対を割っている状態です。(下図参照)

検索ボリューム(大阪)
大阪昨年対比

福岡は、業態によってのバラつきが大きい、居酒屋・中華は昨対100%近く、焼肉は80%、イタリアンは70%くらいとなっている。ただ、昨年のように昨対を大きく越えてくるといった事はなさそうです。

検索ボリューム(福岡)
福岡昨年対比

・「TableCheck FastPass」提供開始
【日本初*】飲食店のビジネスモデルを変える新たな有料優先案内

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000023564.html

株式会社TableCheckが、試験運用期間を経て2024年2月9日から正式に新たな有料優先案内サービス「TableCheck FastPass」の提供を開始したことを発表しています。

あの行列店も有料優先案内で待たずに楽しめる
新サービス「TableCheck FastPass」、年内300店舗導入へ
■需給バランスに応じた価格最適化が業界課題を解決する、手数料が飲食店の新たな収益源に

【新たな収益源をつくり、飲食業界の課題解決へ】

テーブルチェック ファストパスは、「行列に並ぶことなく確実に人気店を利用できる」というゲストへの価値提供だけでなく、飲食店に「優先案内の手数料」という新たな収益源をつくることで、これまで日本の飲食業界が長年抱えてきた課題の解決につなげていくとのこと。

このあたりの取り組みどうなっていくのか?注目ですね。

・飲食店が出店したい駅別ランキング2023を飲食店ドットコムが発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000591.000001049.html

「飲食店ドットコム」を運営する株式会社シンクロ・フードが、2023年における飲食店ドットコム上に登録された飲食店舗物件ページの駅別アクセス数ランキングを調査しています。

飲食店ドットコム「店舗物件探し」駅別アクセス数ランキング2023(上位20駅)

<概況>
■上位はJR山手線主要ターミナル駅や繁華街がランキング
■浅草、蒲田が上位にランクイン

■「物件アクセス数ランキング」から見る、飲食店動向
コロナ禍を経て、オフィス街・住宅街などに人が戻り、物件市場は活況となってきています。
【浅草周辺】
インバウンド客増加により、注目が集まっているエリア。現地の賑わいが開業の後押しとなっているようです。
【蒲田周辺】
新空港線(蒲蒲線)の開通が予定されており、注目が集まっているエリア。
高齢の土地所有者が多く、土地利用用途の変更(駐車場や事務所から、店舗使用可とするなど)やサブリース化が活発となっており、飲食可能な物件数が増加していることも人気の後押しとなっているようです。

・10〜30代男女の約25%が、外食に行かないと回答【外食についてのアンケート】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000099.000110674.html

株式会社CREAKSが運営するサウナーチは、2024年2月に『外食に関するアンケート』を行っています。
母数が300くらいでの調査ではありますが、20代の男性の39%が外食に行かないと答えており、ちょっと衝撃ですね。実態との乖離はありそうですが、傾向としては恐らくそんな状態になりつつあるのかもしれません。



・【主食系ダイエット食品の効果に関する実態調査】「痩せた」商品は15個中、10個。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000022.000050143.html

ダイエットカフェ株式会社が2024年2月12日、主食系ダイエット食品の効果に関する実態調査を実施しました。対象となったのは、自社が運営するダイエット商品口コミサイト「ダイエットカフェ」に登録されている主食系ダイエット食品26商品と、それらの商材に投稿された1124件の口コミデータです。(※商品が限定されていることに注意ください。)

【サマリー】
■痩せた口コミの方が多い主食系ダイエット食品は、全体の66.7%(15個中、10個)
■主食系ダイエット食品の満足度評価では「少し良い」という評価が46.2%と最多
■ダイエット目的で商品を選択する方の多くは、40代前半の女性で、BMIは健康的な標準体重(22)付近である「21-23」の範囲の方が27.0%で最多

もう少しBMI値が高い人が買っているのかと思いましたが、30~40代の比較的標準体重に近い方が多いようです。

・【2024年バレンタインギフト購買調査】選び方に男女差。女性「百貨店/特設会場」男性「検索エンジン」で調べる傾向
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000492.000055900.html

ナイル株式会社が、全国男女551名を対象に、バレンタインギフトの購買行動に関するアンケートを実施しました。
どのSNSを使って検索するか?の男女差と男性の方が比率が多いことが個人的には意外でした。

【調査結果の概要】※詳細はリンク先を参照ください。

■男性3割、女性6割がバレンタインギフトを購入すると回答
■バレンタインギフト購入品「チョコレート以外」が54.6%(複数回答)
■バレンタインギフトの選び方に男女差。男性「本人に聞く」「検索エンジン」、女性「百貨店/特設会場」が多い傾向
■検索エンジン・SNSバレンタインギフト検索キーワード抜粋15個
■バレンタインギフト予算「1,000~5,000円(税別)」が半数以上
■購入場所は実店舗75.3%、オンライン36.9% (複数回答)


・【220人にアンケート】ホワイトデーには何が欲しい?女性が欲しいホワイトデーのお菓子を調査しました!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000050434.html

おすすめ比較サイト「Picky's」を運営する株式会社rentryがインターネット調査を実施し、ホワイトデーに先駆けてホワイトデーに関するアンケート結果を発表しています。調査結果をいくつか抜粋しました。
ホワイトデーに欲しいお菓子以外のギフトは?には『ランチ・ディナー』が1位に上がっていますが、飲食店としては、このあたりが昔のように盛り上がってくれると嬉しいのですが…

・2023年度日本酒輸出実績は金額・数量共に景気後退・インフレなどの影響で前年割れ 輸出額410.8億円(昨対比:87%)/輸出量2.9万㎘(昨対比:81%)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000083559.html

日本酒造組合中央会は、2023年度(1月~12月)の日本酒輸出総額が 410.8億円(昨対比:87%)、数量2.9万㎘(昨対比:81%)となったことを発表しています。

昨年まで、13年連続で輸出金額は過去最高額を更新し続けましたが、今期のマイナスは、輸出金額・数量の約半数を占める中国とアメリカの影響が大きく響いた結果となっているようです。
リッター単価も徐々に上がってきているようですが、まだまだワインと比べると低く、もっと価値を打ち出していく必要はありそうです。

・外国人向けキャラ弁教室が食の国際化を牽引!飲食業界に新たな可能性を示す秘訣とは?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000125625.html

株式会社but artは、株式会社Brightと手を携えて、訪日外国人の皆さまを対象にしたキャラ弁教室を開始いたしました。プレイベントでは日本在住のAthena(@japanwithathena)、JeffとMel(@itsjeffandmel)、Stefatty(@stefatty_)を含む総勢10名のインフルエンサーが参加するなど日本文化を伝えるクリエイターの中で話題となっているとのこと。
確かに、最近おにぎりなども話題になってきており、日本のBENTOといったワードもメジャーになりつつあるかと思います。アイドルタイムのインバウンド対策として、弁当作り体験を打ち出していくといったアイデアは面白そうですね。

プチ贅沢、コスパ……朝食市場が伸長、ニーズはどこに?
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2402/09/news104.html

仕事がある平日に、朝食を外でとること(以下、朝外食)がある人は15.0%に上ったことが、リクルートの外食市場に関する研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」の調査で分かった。ビジネスパーソンが朝外食に求めていることとは――。

ニーズはありそうですが、あまり低単価での勝負をしてしまうと儲からないので、このあたりへの参入はある程度の見込みが建てられないと厳しそうですね。

■朝に外食する理由 「休日」「平日」でニーズに差

■朝外食の一人当たりの予算は?

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