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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/6/13~6/19)

 Table Checkさんの発表を見るとコロナ前よりもネット予約が大幅に伸びてきていますが、業態によってのバラツキは大きそうです。アッパーなレストランは、接待・パーティーの需要は戻り切ってはいないと思いますが、通常ハレ利用の需要はかなり戻ってきているのだと思います。一方でお酒を主体とした業態は人流の戻りを見ても依然戻りは悪い状況が続いています。都内の人流データ上はターミナル(15時)はほぼ横ばい、繁華街(21時)はエリアによってバラツキが出ているが、横ばい・微増と6月に入っても大きくは動いていない状態が続いています。
 大手も価格戦略や海外戦略なども絡め、色々とトライアルをしていることもあり、まだまだ環境変化に適応するために色々とやっていかなければいけないのでしょう。


・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/corona/people-flow-analysis.html

【ターミナル駅(15時)】
6月中旬になりましたが、ターミナル(15時)は4月中旬と同レベルで推移。テレワークを減らしているところも増えてきているため、オフィス立地の人流が回復していくかと思いましたが、15時台はあまり影響が出ていないようです。朝、夕の通勤の方は戻ってきているかと思いますが、営業等で会社を訪問する人は増えていないという事なのかもしれません。

【繁華街(21時)】
繁華街(21時)はエリア間のバラツキが、出ています。新宿は4月よりも悪い3月レベルで推移。池袋は回復トレンド-14%のコロナ後最高まで戻してきています。銀座は緩やかですが微増トレンド。六本木はジグザクの波が激しいですが、均すと横ばい。依然過去のレベルには戻っていないといった状況は変わらないです。


・コロナ前後の飲食業界とテーブルチェックをデータで見る「TC Infographic」公開

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000098.000023564.html

株式会社TableCheckが、デザインを刷新した新たな公式ウェブサイトを公開するとともに、コロナ前後の飲食業界とテーブルチェックの変遷をデータで見るコンテンツ「TC Infographic(ティーシー・インフォグラフィック)」を公開しています。詳細はリンク先を確認ください。
https://www.tablecheck.com/ja/company/tcinfographic/

公式Web予約とテーブルチェックの予約を見るとテーブルチェックが非常に伸びているのですが、グルメ媒体での売上が一休が一番高いところを見ると利用店舗の分布としては、それなりの高価格帯のお店が多いという事でしょう。なので、自店舗と比較する際は高価格店にバイアスがかかっているデータだということを認識しておかないと判断間違うので、ご注意ください。

テーブルチェックの売上高

電話予約 vs ネット予約

公式ウェブ予約 vs グルメサイト

テーブルチェック経由の予約人数

コンタクトレス決済の年間決済総額


■飲食店のリピーター比率

1店舗当たりの訪日客予約件数

キャンセル率:訪日客 vs 日本人客

・予約の取れない人気飲食店に、行きたい人と一緒に行けるフーディー特化型SNS「Foodies Prime(フーディーズ プライム)」6月14日事前登録開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000119481.html

株式会社Foodies Primeは、予約の取れない人気飲食店に、行きたい人と一緒に行けるフーディー特化型SNS「Foodies Prime(フーディーズ プライム)」の事前登録を、本日2023年6月14日(水)より開始するとの事です。

「Foodies Prime(フーディーズ プライム)」は、「予約の取れないあのお店へ、行きたい人と。」をコンセプトに、食べ歩きが大好きなメンバーがサービス開発をしているフーディー特化型SNSです。食事会の幹事のお悩みである「嗜好の合うメンバーの募集」「キャンセル発生による参加者の再募集」「フーディー同士の飲食に関する情報共有」等をサポートするといったサービスのようです。

・【ぐるなびリサーチ部】“おにぎり”に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001268.000001511.html

「ぐるなびリサーチ部」が「おにぎり」について調査しています。詳細は以下の通りです。徐々に値段も上がってきており、バリエーションも凄いですよね。海外でも人気が出てきているおにぎりですが、ファーストフードとして、今後も伸びる要素はありそうですね。

【調査結果ポイント】
・おにぎりが好きな人は約9割。好きな具は「鮭」「明太子」「ツナマヨ」がTOP3。
・食べる頻度は「週1~2回」が24%で、次いで「月2~3回」が20%。
・食べるシーンは「昼食」が7割、「朝食」が3割。
・購入場所は全体では「コンビニ」6割でトップ、女性「自作」トップとなる。
おにぎり専門店購入してみたい人(「購入してみたい」+「やや購入してみたい」)は8割
・専門店で購入してみたい理由は「米が美味しい」「具材が美味しい」「具材の豊富さ」がTOP3。
・購入単価は、3年前は「~120円」が最多だったのに対し現在は「~150円」が最多。また「~200円」9%→24%へと伸長。
・購入理由は「価格が手頃、安価」がトップで、次いで「ワンハンドで食べやすい」


・カロリーなどの栄養成分表示は飲食店で「あった方がよい」79.6% 栄養成分で「エネルギー(カロリー)」の他に気になる項目は…?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002060.000011414.html

「飲食店での料理の栄養成分表示」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果をレポートしています。

■飲食店での栄養成分表示「あった方がよい」79.6%
栄養成分表示で気になるのは「エネルギー」に次いで「炭水化物」「脂質」

■栄養成分表示が「ない方がよい」と思う理由1位は「食べる楽しみをそがれるから」

・モバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」ChatGPTを活用したAIチャットボットの実証実験を開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001266.000001511.html

株式会社ぐるなびが提供するモバイルオーダーサービス「ぐるなびFineOrder」は、OpenAI社の生成AI「ChatGPT」を活用したAIチャットボット(特許出願済み)の実証実験を2023年6月14日(水)より開始するようです。「ChatGPT」を活用して「ぐるなびFineOrder」の注文画面にAIによるチャットボットを実装し、ユーザーが入力した質問に対するメニューレコメンドを中心としたコンシェルジュ機能で、ぐるなび直営の実験店舗で2023年6月26日(月)まで実証実験を行います。
操作説明やおすすめメニューのご案内といったコンシェルジュ機能に加え、ゆくゆくは注文だけでなく、ソムリエのようなプロが持つ商品知識を学んだり、通常の会話も楽しめるような空間提供を行える社会インフラとしても研究を進めるという事です。
今後AIを絡めた飲食店サービスが様々登場してきそうですが、どこまで店舗側がうまく使えるかといった面も出てくるでしょう。


・【コンビニスイーツに関する調査】コンビニスイーツの購入者は約55%、男性5割弱、女性7割弱。1回あたりの購入金額は「250円~300円未満」がボリュームゾーンで、2014年以降価格帯が上昇傾向
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001329.000007815.html

マイボイスコム株式会社が、『コンビニスイーツ』に関するインターネット調査を2023年5月1日~5日に実施しています。(本調査のコンビニスイーツは、コンビニエンスストアの冷蔵コーナーにあるスイーツが対象です。常温の菓子やアイスクリームは除きます。)

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■コンビニスイーツの購入者は約55%、男性5割弱、女性7割弱。1回あたりの購入金額は「250円~300円未満」がボリュームゾーンで、2014年以降価格帯が上昇傾向

■コンビニスイーツを買う理由は「いつでも買える」が購入者の4割強、「おいしい・おいしそう」が4割弱、「立地がよい・行きやすい」「価格が手頃」が各3割弱

・居酒屋チェーン改め「焼肉の和民」の意外な強み
https://toyokeizai.net/articles/-/677764

焼肉店として初めて導入された特急レーン(注文した料理が自動で届く仕組み)や配膳ロボット、ほぼ429円統一メニューやデザートまで含めた食べ放題、ドリンク218円のちょい飲みキャンペーンなどを展開、大きく投資し「飲める焼肉店」としての特徴を打ち出してきている焼肉の和民についての記事です。。海外展開を視野に入れての計画のようだ。
あえて和民の名前を残す必要があったのか?は個人的には疑問ですが海外展開の可能性はありそうな感じはしますね。

・ホントに消費者は“安さ”で選ぶ? なか卯・サイゼリヤ「値上げしない路線」の驚きの結末
https://www.sbbit.jp/article/cont1/115471

今回は、“低価格”を1つの武器にしてきた、「なか卯」「サイゼリヤ」「セリア」「イオン」の4社の逆張り戦略を紹介しつつ、成功している企業の特徴に迫るといった内容の記事です。

値上げラッシュで消費者が困っている中、値上げする訳にはいかないとするサイゼリヤの業績は、2023年度8月期2Qの国内売上、客数、客単価は、順調な回復を見せており、コロナ前の2019年同期比売上97.1%、客数89.5%、客単価108.4%となっている。

・ダイエット中の外食で「天丼」と「ロースカツ定食」選ぶならどっち?お酒やスイーツも賢く選んで我慢なく痩せるコツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/839863c7202524ed8c883131f7fb8800bffd9412

今年4月に発売以来、発行部数2万部を突破した書籍『結局、これを食べるが勝ち』。ダイエット中だけど大好きな揚げ物やスイーツを我慢したくない…。そんなときに役立つ「食べて痩せる」方法を本書からご紹介記事です。
感覚と実態のGAPのある事例を説明しています。

・くら寿司・田中邦彦社長は中国進出に『感無量です』が…コロナ影響で「現地に行けず」
https://news.yahoo.co.jp/articles/35a0acd4f4e9f3d2cca4b7e14c0e84b9d2399b99

大手は、海外への展開を積極的にしているところが増えてきましたね。ただ、チャイナリスクは大丈夫なのか?が心配にはなってしまいます。

・60歳主婦、徐々に増やしてきた「ひとり時間」。ファミレスでの1時間がもたらす効果
https://news.yahoo.co.jp/articles/5561b3cac35461e339bc2ee5efb7cf038b8ade7d

今後、こういった一人需要は増えていきそうな気がしますね。自分ご褒美といった位置づけになれれば単価はもっととれそうな気がします。

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