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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/3/12~2024/3/18)

 先週はホワイトデーもありましたが、一昔前と違ってイベント感は弱くなってきており、コロナ禍によっていろいろなものが変わってしまったと感じます。3月前半は人流自体は回復してきていると思いますが、検索ボリュームの先読みは昨年を下回っているワードが多く、検索をしてお店を探すといったシーン(ちょっとしたハレや人数の多いシーン)は以前よりも減っているのでしょう。
 もちろん歓送迎会自体の需要はあると思いますが、以前ほどの規模では行われないという事と2次会的な需要は大幅に減少してきているので、それらを加味した売上予測をしないといけないでしょう。恐らくこの傾向は今後も続きそうです。マーケットの縮小する中で勝っていくためにも他店との差別化(強み・特徴)をどうするのか?早期に考えていくことが必要でしょう。


・東京/大阪/福岡 業態系ワードのgoogleトレンド推移
エリアによって若干の差異はありますが、昨年までのように昨対を大幅に上回るといった事はなさそうです。現状の先読みだと東京は昨年を少し下回りそう、その他のエリアもほぼ横ばいとなりそうです。実態の人流は少しずつは増えていますが、検索でお店を探すといったシーンは増えていないと言えるでしょう。

【東京】
3月前半までの検索ボリュームは寿司を除き、昨対を割っている状態(昨対85%前後)で団体での予約が減少していることが伺えます。後半大幅に伸びないと昨年を上回ることはなさそうです。

【大阪】
『焼肉』は昨対で9%近く落ちていますが、その他はほぼ昨年同レベル位で推移しています。後半にかけて伸びてきたら昨年は上回りそうです。

【福岡】
昨年と比較すると5〜10%くらい減少したところで推移。こちらは後半伸びてくれば昨年と同レベル位にはなりそうです。

・閉店したラーメン店、カフェの6割以上が3年以内に営業終了。飲食店で閉店しやすい業態とは?
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000598.000001049.html

株式会社シンクロ・フードは、当サイトの造作譲渡情報より、閉店した飲食店の業態と営業年数を調査しています。

■閉店しやすい業態は、「お弁当・惣菜・デリ」、「そば・うどん」、「ラーメン」、「カフェ」

3年以内の閉店割合が昨年より約10%高くなったのは「パブ・スナック」
息の長い業態は、和食、寿司、フランス料理など参入障壁のある業態

・【ぐるなびリサーチ部】歓迎会に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001348.000001511.html

「ぐるなびリサーチ部」は迎会について調査しました。主な結果は以下の通りです。
【調査結果ポイント】

・この春、歓迎会に参加したい人は6割強。参加したい人は20代と60代では7割程度と高め
・歓迎会での立場は「歓迎する側」が86%
・開催人数は「7~10人」が4割台で最多。次いで「5~6人」と「11~20人」が2割台でほぼ同程度。
・参加するのは「1年ぶり」が45%。コロナ前の「5年ぶり」か「それ以上」と答えた人は2割弱。
・払ってもよい金額は「4,500~5,000円未満」が最多。20代は「3,000~3,500円未満」が最多
・参加したい時間帯は「ディナー」が65%だが、4人に1人はランチでもディナーでも「どちらでもよい」。「どちらでもよい」は20代では1割強と低く、50~60代では3割強。
・利用したいお店は「居酒屋」が7割で最も高く、女性では「イタリアン、フレンチ」が4割強で2位。

・5類移行後初の「歓送迎会」「花見」シーズン、参加回数は回復傾向 想定支出金額は「歓送迎会」4,404円/回(前年比+406円)、「花見」2,852円/回(前年比+357円)とともに大幅増加の予想
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002452.000011414.html

『ホットペッパーグルメ外食総研』は、2024年春の「歓送迎会」「花見」について調査しています。

<要約>
POINT1. 「歓送迎会」「花見」への参加回数は、増加派が減少派を上回り、さらなる回復が期待できそう

POINT2. 平均想定予算は「歓送迎会」が4,404円(前年比+406円)で過去最高額、「花見」も2,852円(前年比+357円)で過去最高額の予想

POINT3. 「歓送迎会」は「会社・仕事関係」が30%台に回復予想。「花見」はコロナ禍以降では初めて「友人・知人関係」が最多の相手に



・Circana(サカーナ)、「外食・中食マーケットトレンドレポート2023年計版」発刊、2023年は値上げで子供との外食控えが顕著
https://www.dreamnews.jp/press/0000295417/

エヌピーディー・ジャパン株式会社(東京都港区)は、「外食・中食マーケットトレンドレポート2023年計版」を2024年3月1日に販売開始しました。

■2023年は食機会数前年比4%増、子どもとの外食控えが足を引っ張る

・レッドオーシャン化する焼肉チェーンの淘汰が進む…「安楽亭」が苦戦する裏で「焼肉きんぐ」が快走を続けるシンプルな理由
https://news.yahoo.co.jp/articles/30ed2a032c18c8a23e6889e68a3653a4c5a61889

日本人の国民食ともいえるほど人気外食メニューとして定着している焼肉。その中でもファミリー層をターゲットとするチェーン店群において、地殻変動が起こっている。昭和から平成にかけて店舗数を拡大した「安楽亭」の業績が振るわず、物語コーポレーションの「焼肉きんぐ」が絶好調なのだ。焼肉チェーン店に対する消費者の意識は変化しており、もはや安さは武器にならないことを物語っている。といった記事です。詳細はリンク先を

■焼肉界の王者「牛角」を追い抜く勢い
■焼肉店への支出額がコロナ禍前より1000円アップ
■提供する肉の質とキラーコンテンツの充実で期待値を超える

・焼肉食べ放題店の元経営者が明かす、注文されると“苦しい”メニュー。上・中・下の価格帯で店が一番儲かるのは
https://news.goo.ne.jp/article/nikkan_spa/business/nikkan_spa-1983820.html

今回は家族連れに人気の焼肉食べ放題「焼肉きんぐ」と、孤食を希望する客をターゲットにした「焼肉ライク」の経営モデルの違いと今後の展望について、分析したという記事です。詳細はリンク先を

■「牛角」は店舗数減少。家族連れに人気「焼肉きんぐ」
■「内心ほくそ笑んだ」儲けのカラクリ
■焼肉食べ放題はどうやって儲けるのか?
■注文されると収益的に苦しい部位は?
■孤食をターゲットにした「新たな焼肉」スタイル
■今後の焼肉業界の動向はどうなる?


・「〆にラーメンよりも甘いものが食べたい」人が多数派という結果に 「〆に食べたいスイーツ」ランキング発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002465.000011414.html

『ホットペッパーグルメ外食総研』が「〆スイーツ」について、20代~60代男女にアンケート調査を実施した結果をレポートします。

■飲み会や複数人での食事後にスイーツを食べに行くのは「あり」77.5%
Q. 「飲み会や複数人での食事の後にスイーツを食べに行くのはありだと思いますか?」に「あり」と答えた性年代別割合

Q. あなたは飲み会や複数人での食事の後にもう一軒いくとしたら、ラーメンなどの〆の炭水化物か、デザートなどの甘いものか、どちらかというとどちらを食べたいですか?

■〆に食べたいスイーツランキング 1位は「アイスクリーム」

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