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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/5/23~5/29)

 都内の人流を見るとGWとその翌週にはイレギュラーな動きがありましたが、先週はまた以前のトレンド(昼はほぼ横ばい、夜は微増傾向)に戻っている感じです。5月後半でこの状況なことを考えると急激な変化は起きず、今後も徐々にじわじわと回復といった感じになりそうです。
 先月(4月)のデータになりますが、日本フードサービス協会の4月の外食売上が発表されています。全体としては昨対15.8%増となっているようですが、2019年比で見ると「パブ・居酒屋」は35.2%減との事ですので夜のお酒需要系のお店の苦戦が伺えます。イートインでの商圏拡大は非常に難しいことを考えると、人気店でない限り、現状よりも売上を上げることは非常に困難かと思います。「日本デリバリー協会」設立の記事も取り上げましたが、早期に売上販路としてのデリバリーへの参入も検討しておいた方がいいでしょう。過去に失敗している人も多いと思いますが、現状マーケットは確立されて来ており、実際に数百万の売上げを上げている店舗も存在します。キチンとした正しいやり方で参入すればまだチャンスはあります。


・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/corona/people-flow-analysis.html

【ターミナル駅(15時)】
ターミナル駅(15時)の人流は、立川・新宿・渋谷は横ばいトレンド、東京・品川といったオフィス主体の駅が微増トレンドといった感じです。5月後半になってもこの調子なので、今後も急激に回復することは難しそうです。

【繁華街(21時)】
 先週は落ち込んでいた新宿が2019年1月対比で-9%まで回復してきましたが、3月の後半レベルと同じくらい。銀座・六本木は先々週より落として‐25%前後くらいとなっていますが、トレンドとしては回復トレンドといえそうです。池袋は先々週より回復し、2019年1月対比-14%と3月中旬の一番良い時と同レベルまで戻しています。



・日本フードサービス協会/4月の外食売上15.8%増、居酒屋減少は続く

https://www.ryutsuu.biz/sales/p052525.html


日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の4月度売り上げ状況は、前年同月比15.8%増となった。

4月度 売上高前年同月比
■全体 15.8%増
■ファストフード 12.9%増
■ファミリーレストラン 18.0%増
■アックパブ・居酒屋 31.9%増
■ディナーレストラン 22.4%増
■喫茶 24.3%増

「パブ・居酒屋」は、中小規模の歓送迎会が戻り、早い時間帯ではコロナ前と同程度の集客もあり、売り上げは31.9%増と伸長した。しかし、店舗数自体の減少は引き続き変わらず、遅い時間帯や二次会の需要は依然として弱く、2019年比では売り上げ35.2%減となっていました。


・お酒を飲まないZ世代会社員の40.6%が、お酒の席に「不満や悩み」を実感 22.3%はそもそも「お酒の席に参加しない」と回答
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000096384.html

 江戸前汽船 株式会社は、お酒を飲まないZ世代(22歳〜26歳)の会社員202名を対象に、ノンアルZ世代の宴会に対する意識調査をしています。

・コロナの収束でデリバリー事業が衰退すると思っていませんか?フードデリバリーで日本の未来を変える「日本デリバリー協会」設立!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000711.000014510.html

一般社団法人日本デリバリー協会 /Japan Delivery Associationは、2023年4月に設立いたしました。JDAは、世界最速で高齢化が進む日本で、世界に誇る日本食文化の継承と発展を実現すべく、最新のデリバリーテクノロジーによって日本の社会問題解決に挑戦いたします。2023年4月25日(火)、協会設立のキックオフミーティングを実施いたしましたので、ご報告いたします。




調査サマリー


・フードデリバリーサービスWolt、欧州でさらなる拡大へ

https://ecclab.empowershop.co.jp/archives/84018

他のフラッシュデリバリー企業が事業縮小や合併をする中、フードデリバリーサービスに関するプラットフォームを提供するWoltはサービスエリアを拡大している。フィンランドで創業した同社は、ウィーンとレイキャビク(アイスランドの首都)でもサービスを開始し、現在25か国で事業展開しており、そのほとんどが欧州の国々である。Woltはレストランと小売店の両方の注文を配達している。


・外食を伴う出会いの方法、コロナ禍で「合コン」激減 「合コン類(婚活パーティー等含む)」、利用率・有効率とも「居酒屋」が王道 相手をよく知る方法として外食・飲酒が有効、特に女性20~50代で
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002038.000011414.html

『ホットペッパーグルメ外食総研』が、首都圏・関西圏・東海圏での外食を伴う出会いの方法についてアンケートを実施し発表しています。
コロナ禍で外食での合コンが減少し、アプリきっかけでの出会いと同じくらいなっています。こういったところからも居酒屋利用が減少しているといった面がありそうですね。



<要約>

POINT1. コロナ禍中に「合コン」が激減していた。「アプリ」は存在感を増す
POINT2. 「合コン類・計」での利用飲食店ジャンル、「居酒屋」が利用率最高で56.5%
POINT3. コロナ禍をきっかけに、配偶者やパートナーの存在をより大事に考えるようになった38.1%。



・頑張っている自分にあげたいご褒美 20~40代ともに1位に選ばれたのは?
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2305/26/news218.html

買取事業などを手掛けるクオーレは、20~70代の男女300人を対象に、「頑張っている自分にあげたいご褒美」について調査を実施した。自分へのご褒美にあげたいものを聞いたところ、20~40代ともに1位は「グルメ・スイーツ」(20代46票、30代70票、40代38票)だった。


・【ぐるなびリサーチ部】“卵料理”に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001259.000001511.html

「ぐるなびリサーチ部」が、“卵料理”について調査しています。

【調査結果ポイント】
・卵を「好き」「どちらかと言えば好き」と回答した人は9割
・今年に入って外食で卵料理を注文した人7割で、20~30代女性8割超と高め
・注文頻度は「変わらない」が8割弱で、「増えた」「減った」は共に1割程度
増えた理由「自宅で食べる機会が減った」「好きなメニューを見つけた」減った理由「卵料理の価格が上がった」「取扱いが減った、ストップした」がそれぞれ高い。
・卵料理を注文する飲食店は、「ファミレス、ファストフード」1位、僅差で2位は「洋食」
・値上げの許容範囲は「~1割」46%「~2割」26%「注文しない」は女性の方が1割程度高い男性の方がやや許容範囲は広めの傾向。



・飲食店が注目する2023年の「食トレンド」は? 流行メニューを導入した飲食店の過半数に好影響
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000552.000001049.html

飲食店に特化したリサーチサービス「飲食店リサーチ」を運営する株式会社シンクロ・フード(は、飲食店ドットコム会員を対象に、食材や料理などの「食のトレンド」についてアンケート調査を実施しています。
詳細は下記↓↓↓↓から
https://www.inshokuten.com/research/company/

【今年は、健康志向・アジア各国の料理・代替食材に注目】
高まる健康志向に応える食材や料理
■韓国などアジアの国の料理
■肉や小麦粉、卵などの代替食材
■その他

・6月1日より電気料金が2~4割値上げ。飲食店は料金プランの見直しとさらなるコスト削減を
https://www.inshokuten.com/foodist/article/6977/lead/

 大手電力7社が申請していた電気料金の値上げについて、経済産業省は2023年5月19日、正式に認可したと発表した。食材をはじめさまざまなコストが値上がりしている昨今、電気料金の高騰は、業種を問わずあらゆる分野に大きな影響をおよぼすことが予想される。
 飲食店が電気料金を節約するにあたって、まずは現在の電気利用状況をきちんと把握し、必要に応じて料金プランや使用機器などを見直すべきだろう。場合によっては、大手電力各社が提供している規制料金以外のプラン(自由料金プラン)に変更することで、今より電気料金を抑えられるかもしれない。との事です。


・CCCマーケティング総研、2023年3月の「産業動向レポート」「産業天気予報」を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000948.000000983.html

「CCCマーケティング総合研究所」が、2023年3月の「産業動向レポート」および「産業天気予報(https://thinktank.cccmk.co.jp/industry-26)を発表しています。

2023年3月の「産業天気予報」

・飲食出店の第二・第三の選択肢!favyのシェア型レストラン10店舗目が2023年8月にオープン。場所は東京・汐留のカレッタ汐留
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000246.000016506.html

株式会社favyは、全国にシェア型レストラン/横丁を運営しております。この度、2023年8月に新たに東京・汐留のカレッタ汐留内にシェア型レストランをオープンするようです。
favyのシェア型レストランは、
・家賃が売上に連動している変動制
・初期投資を抑えてリスクが少ないスタイルのため新業態にもチャレンジしやすい
・favyのサブスク、モバイルオーダー提供から店舗運営サポートまでの一貫したサービス
・都内と郊外のシェア型レストランを行き来してシームレスで挑戦できる環境
という次世代型のスタイルです。

この度新たに「スポット/イベント店舗出店プラン」を用意したようです。このあたりをうまく使ってトライアルをするといった方も出てきそうですね。

・さけのわ、日本酒探索の新たなパートナー、ChatGPTプラグインを公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000030600.html

日本酒アプリさけのわは、ChatGPTプラグインをリリースしました。このプラグインは、さけのわの大規模なデータベースを活用して、銘柄の詳細情報を探求し、さらには特定のシーンや条件に応じたおすすめの銘柄を見つけることを可能にします。
今後、飲食関連でもいろいろなアプリでChatGPTを組み込んだものが増えていきそうですね。

■銘柄の詳細情報を知る
■好みの銘柄やフレーバーからおすすめの銘柄を提案してもらう
■特定のシーンや条件に応じたおすすめの銘柄を提案してもらう


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