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飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/1/17~1/23)

 12月は、回復トレンドで進んできましたが、1月に入り10月・11月レベル横ばいっといった感じで今のところ推移しています。今後の回復がどうなるのか?まだ、見えていない感じがします。最悪の事を想定して準備は進めておいた方がいいでしょう。エリア間、業態間での差異が以前よりも広がっているので、一律の改善手段はなく、しっかりとマーケットの状況を把握し、自店舗にあった個店の戦略を立てていくべきでしょう。


・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/corona/people-flow-analysis.html

先週は、ターミナル駅(15時)、繁華街(21時)共に昨年の10月・11月くらいのレベルで推移。1月という事もあり、12月の繁忙期前の横ばい。今後の2月までの落ち込みの時期でどこまで回復するか?はまだ見えないといったところです。

ターミナル駅(15時)


繁華街(21時)


・口コミ投稿に関する意識調査【「LocalONE」調べ】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000303.000018526.html

「LocalONE(ローカルワン)」が、全国の男女6,660名を対象に、口コミ投稿に関する意識調査を2022年12月10日~16日に実施しています。
かつては、店舗やメディアからの一方的に情報発信されたものしか消費者は受け取ることができなかったですが、現在ではその情報発信者にも自分がなれるという事や様々な人の発信した情報も受け取れるようになってきておりお店選定の為の情報があふれています。単に写真をきれいに撮ったり、店舗のページをキレいにするといった見た目だけの打ち出しではダメで、実態としての店舗がお客様に支持されているという事=いい口コミがかかれる が、ベースにないと販促もムダになるようになってきています。

≪口コミ投稿に関する意識調査≫

・参考にする口コミメディア、20代ではGoogle一強
・4人に1人が口コミ投稿した経験アリ。20代では口コミ投稿もGoogle
・口コミ投稿は「おすすめしたい」「お店を応援する」ため。改善要望が反映されたかも確認
・“タイパ”重視の若年層ほど口コミはSNS感覚で即時に投稿。中には店内のその場で投稿する人も

・【ぐるなびリサーチ部】2023年「バレンタイン」調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001230.000001511.html

株式会社ぐるなびが、女性ユーザーを対象に2023年のバレンタインに関するアンケートを実施しました。主な結果は以下の通りです。
昔ほどにバレンタインの恋人イベント感はなくなり、身内や友達との外食は伴わないイベントになってきているのが寂しいですね。。。

■調査結果ポイント
・今年チョコの購入予定がある人は6割と、昨年並み。
・贈る相手は「配偶者」が5割で最多、次いで「自分」と回答した人が3割弱
・購入先は「デパート、百貨店」が6割で最多。年代別では20代が7割台半ばと高い傾向。
・重視点TOP3は「パッケージがおしゃれ、かわいい」「好きなショコラティエ、パティシエ」「限定品」 で昨年と変わらず。4位は昨年の「高級ブランド」に代わり「低価格」がランクイン
・購入金額は「昨年と変わらない」が8割
義理チョコを購入する人は3割
・購入金額は総額「3,000円~5,000円未満」が最多
最高額は「2,000~3,000円未満」が2割で最多。
・価格上昇時の対処法は「価格を抑えた商品選びをする」が4割でトップ


・「生活者の消費マインド予測 2023」を公開 2023年の核となるキーワードは「融食(ゆうしょく)」
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000065.000076174.html

日清オイリオグループ株式会社(「生活科学研究課」は、社会環境や生活者の価値観の変化、それらに起因する生活習慣の動向などについて調査研究し、情報発信しています。毎年年初に恒例の「2023年 生活者の消費マインド予測」をホームページにて公開しています。

【5つの視点からのマインド予測】
■高質:作り手の温もりと工夫で、モノやサービスの本質に価値を見出す
■ 個:偶然とカスタマイズで、エキサイティングな生活を楽しむ
■ 共有:人とデジタルの協奏で、変化した日常の快適さを体感する
■ 健康:リセット法と時間活用術で、ココロを満たしカラダを調える
■ 環境:心理的メリットと参加しやすさで、一歩踏み出し無理なく順応する

詳細は、ホームページでご確認ください。
 https://www.nisshin-oillio.com/report/

・【11月】飲食店の「売上動向調査」。約5割の店舗がコロナ禍前の19年比で「減益」と回答
https://www.inshokuten.com/foodist/article/6795/

「飲食店リサーチ」が行った、2022年11月の売上動向に関するアンケート調査結果から実態を読み解いていく。といった記事です。
やはりマーケットの変化に対する環境適応が課題となっていそうです。また、SNS集客も簡単にできると勘違いしている人も多く、店舗側の情報リテラシーを高めていく必要もありそうです。

【TOPIC】
■感染拡大により団体客が減少。集客に関する悩みが増加
 ・大人数での宴会を禁止する企業が多く、団体需要が低下
 ・客足の落差が激しい
 ・SNS集客への課題感
 ・客足の変化で、テイクアウトに力を注がざるをえない

・飲食店の3割が「IT化による課題解決に期待」も予算不足などが障壁に。飲食店DXの現状を調査 飲食店ドットコム(株式会社シンクロ・フード)¥
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000524.000001049.html


シンクロ・フードが、飲食店ドットコム会員を対象に、飲食店におけるIT化、DXの実情についてアンケート調査を実施しています。

調査結果について
飲食店の約8割がデジタルツール導入。集客や客単価アップなど好影響
好影響(業務効率化や売上、集客率向上など)を実感できたものを答えてもらいました。最多は、「会計・売上管理に関するシステム(37.7%)」との回答。これに「予約・集客・販促に関するシステム(26.6%)」、「テイクアウト・デリバリーに関するシステム(13.5%)」

■飲食店のデジタルツール導入、予算や人手不足が障壁に

小規模のお店にとっては、
 ・デジタルツールにお金をかける余裕がない
 ・人手不足のため導入が難しい
 ・管理をするのが大変なイメージがある
 ・小規模経営のため、導入の必要性を感じない
といった面でのハードルがあるようですが、新規参入のお店は最初からこういったものを導入して入ってくる可能性が高いことを考えると何かしらの対策をしておくことは必要かもしれません。

丸亀製麺の「鈴鹿店」がオープン 環境に配慮した店の特徴は?
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2301/17/news163.html

 丸亀製麺 鈴鹿店は2022年12月にZEBの認証を取得したようです。ZEBとは、快適な室内環境を保ちながら、高断熱化、日射遮へい、自然エネルギー利用、高効率設備などによる省エネと、太陽光発電などによる創エネにより、年間で消費する一次エネルギー消費量がゼロ、あるいは、おおむねゼロとなる建築物のこと。削減率の達成状況に応じて、ZEB(100%以上)、Nearly ZEB(75%以上)、ZEB Ready(50%以上)、ZEB Oriented(建物の用途により30または40%以上)に分けられるそうです。
今後、このあたりのことへも大手は取り組まなくてはならなさそうですね。

年末年始の出費、「お年玉」「外食費」抑えた1位は?
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2301/20/news170.html

2022年は物価が高騰し、多くの商品やサービスが続々と値上げに踏み切ったが、年末年始の消費者の生活にはどのような影響があったのだろうか。マーケティングアプリケーションズ(東京都渋谷区)の調査によると、出費割合は「家での食費」(59.0%)が最も多い結果となりました。

 調査結果をみると節約しようといった方が多かったようですが、実態としては物価高の影響で出費は多かったという感じのようです。


・本格インド料理「ビリヤニ」がじわじわと伸長中!〜味変と種類のバラエティ化で通いたくなる新定番に!〜

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000123.000012648.html

株式会社SARAHが「外食トレンドニュース2023年01月号」を公開しています。「FoodDataBank」で分析したところ、本格インド料理の「ビリヤニ」が近年じわじわと伸長していることが分かったとのこと。
「ビリヤニ」に関する投稿を上げているのが男性の方が多いといったのが意外でした。最近はいろいろとバリエーションも出てきているようです。


・「SNSに紹介するから」と交渉…“インフルエンサー”なら無料は当然!? 毎回「タダ飯ランチ」に誘う友人にモヤモヤ
https://news.yahoo.co.jp/articles/2701bf061c969bee383ea79c6e327a54135f9b84

かつて食べログとかでも起きていたことが、また、SNSでも起きそうですね。これ自体お店との合意で行っているのであれば、特に問題ないかと思いますが、懸念しているのは、その効果性をお店側がどれくらいと期待しているか?との実態とのGAPです。
 まず店舗側に知っておいて欲しいのは、そのインフルエンサーさんがどれだけフォロアーがいようとも自店舗の商圏内にそのフォロアーがいなければ売上にはつながりずらいという事です。また、そのあげてもらう投稿がinstagramであれば、ストーリーなのか?フィードなのか?によってもその資産価値は変わります。ストーリーであれば何もしなければ24時間で消えてなくなってしまいます。その投稿を転載したければお店へのメンションをしてもらわなくていけないとか。いろいろと考えなくてはいけないことがあります。単価の低いお店であれば、気にする必要はないのかもしれませんが…
ただ、自分自身のリテラシーが低いといいように騙される危険性があるといった事は自覚しておいた方がいいでしょう。

・【調査レポート】冬に食べたい料理は?1位になったのは「鍋」でした!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000344.000093294.html

株式会社レビューが運営する暮らしに役立つ情報メディア「さぶろぐ」が、日本全国の20代以上の方を対象に「冬に食べたい料理」についてのアンケート調査を実施しています。詳しくは下記のリンクから
https://sublogg.com/

【調査結果サマリー】
冬に食べたい料理をアンケートにて調査したところ、1位は「鍋」でした。

・【日本初】エニキャリがフランス発の冷凍食品専門店「ピカール」の店舗から店舗へ在庫を移動させる店間移動を自転車で開始、在庫欠品を解消。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000056779.html

株式会社エニキャリが、イオンサヴール株式会社が展開するフランス発の冷凍食品専門店「Picard」の在庫不足の店舗へ近隣の店舗から在庫を移動させる店間移動の代行を自転車便にて2022年12月16日より開始しているようです。配達事業者の自転車便による在庫移動は国内初の取り組みとの事。

エリアを絞ってのサービス展開をしているエニキャリ。様々なサービスを複合させ配送の稼働率を上げていくといった取り組みをチャレンジしている感じがしますね。まだ、キチンとラストワンマイルでのクイックマート系での黒字化ができているところがないので何とかこの辺り作り上げてみて欲しいところではあります。

・ハナマルキ×ぐるなび「液体塩こうじ・究極のから揚げ」都内6店舗で2月1日(水)より提供開始 〜液体塩こうじの効果でうま味を引き出し、ジューシーで柔らかい「究極のから揚げ」が実現〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000094394.html

味噌・醸造製品メーカーのハナマルキ株式会社は、株式会社ぐるなびとのコラボレーションで、2月1日(水)から2月28日(火)まで、東京都内6店舗にて、液体塩こうじを使用したから揚げメニューを提供する「液体塩こうじ・究極のから揚げプロジェクト」を実施するようです。
ぐるなびは、メーカーとのタイアップキャンペーンを取り持ったりすることもやっているようですね。

・【全国冬のうまいもの市】中間発表〜売れ筋トップ5〜
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000040.000034311.html

全国商工会連合会主催で行っている”全国冬のうまいもの市”(ルミネ立川)の売れ筋トップ5の紹介です。今年のトレンドを見る上でもちょっと面白そうだったので取り上げてみました。

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