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飲食店マーケティングの為の『フードデリバリー系ニュースまとめ』(2022/9/1~9/31)

 世界的にコロナ禍から脱却し始めていますが、それに伴いデリバリーの需要も落ち着いているといった感じです。プラットフォーマー側も需要を伸ばそうとフード以外へのジャンルの取り扱いを増やしてきています。以前黒字化できているプラットフォーマーは少なく、まだまだ統廃合は進みそうな気がしています。一方で、ドローンや無人自動車などの人を使わないような配送技術も開発されつつあり、このあたりが整ってくると採算の面であってくるのかもしれません。
 国内のuberもミールキットの取り扱いを開始するなど将来へ向けてのトライアルも進めており、飲食店側もそれらに対応ができるような準備を進めておくことも必要かもしれません。

1.一般ニュース

・デリバリー業界の新しい挑戦! Uber Eats 全面協力のもとグロブリッジが『ミールキット』の販売を開始
~ Uber Eats 限定販売!デリバリー専⽤ミールキット「おうちで簡単プロレシピ」~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000598.000014510.html

デリバリープラットフォームサービス「ご近所キッチン」を運営する株式会社Globridgeは、Uber Eats Japan合同会社 協力のもと、デリバリーに特化したミールキットの開発に取り組んで参りましたが、本日2022年9月27日(火)、 Uber Eats アプリ内限定で『おうちで簡単プロレシピ』を7店舗同時オープンし、デリバリー専用ミールキットの販売を開始いたします。

・【業界最高峰のプロダクトへ】全国約2,000店舗のバーチャルレストランと全国約90万件の顧客基盤をもつUSEN-NEXT GROUPが融合。サービス・サポート・ブランド面でさらなるサービスの向上へ。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000059947.html

 株株式会社バーチャルレストランは、飲食店を中心とする国内の中小企業に対しフードデリバリー領域でのバーチャルレストラン事業のさらなる拡大・促進を目的とし、2022年9月1日付で、株式会社USEN-NEXT HOLDINGSへグループ参画したようです。

・最新!日本全国ランキング ~巣ごもり需要でデリバリーが後押し?ピザ店都道府県別登録件数ランキング~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000307.000098811.html

 コロナ禍の影響でここ数年需要が増えている、フードデリバリーの代表格とも言えるピザ。今回は、全国のピザ店の登録件数を元に、人口10万人当たりの登録件数からみるピザ店の多い都道府県ランキングをご紹介しています。

2013年から2021年までの推移を見てみると、毎年減少しているのが分かります。2013年の計測開始から年平均63店舗ずつ減少していました。

人口10万人あたりのピザ店の登録件数において、2020年から2022年の3年連続での1位は沖縄県、2位が熊本県とのこと。

・【アプリが日本を元気にする?】デリバリーと運転代行が 1 つのアプリで完結!配達エリアの可能性も広がる「B セレクト」配信開始!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000108305.html

今年で13期目を迎える株式会社ACLAは、折り畳み電動バイク専門運転請負業のバイオニアとしてデリバリー・運転代行・運転請負サービスの統合アプリ「Bセレクト」をリリースしたようです。


2.海外の状況

・Uber Eats の配達は、今秋から米国市場でミニ自動運転 EV によって提供されます。
https://electrek.co/2022/09/08/uber-eats-deliveries-served-by-autonomous-evs-us-this-fall/

ライドシェアのベテランであるUber Technologiesは、自動運転車の開発者である Nuro との長期的なパートナーシップを発表しました.。徐々に人に頼らない形での配送に切り替えていく準備を進めています。

・ドアダッシュは全米の市長と提携して、地域社会での食料アクセスを拡大
https://doordash.news/community/doordash-partners-with-mayors-across-the-u-s-to-broaden-food-access-in-their-communities/

食料へのアクセスを拡大するための継続的な取り組みの一環として、DoorDash は、飢餓、栄養、および健康に関するホワイトハウス会議を支援するという DoorDash のコミットメントに関連する食料不安を軽減するために、全国の 18 の市長とのパートナーシップを発表しました。

・LINE傘下のタイのフードデリバリー「LINE MAN Wongnai」がユニコーンに
https://news.yahoo.co.jp/articles/a62a32062868501ed0b2c3be2134efdcb1241439

日本のLINE傘下のフードデリバリー企業「ラインマン・ウォンナイ(LINE MAN Wongnai)」は9月26日、シンガポールの政府系ファンドGICが主導した資金調達ラウンドで2億6500万ドル(約381億円)を調達し、タイの最新のユニコーンになった。ラインマン・ウォンナイは、シンガポール発のスーパーアプリ「Grab」をライバルに見据え、タイではDelivery Hero傘下のFoodpandaとも競合しているとのこと。

・食品配達ドローンが送電線に着陸し、数千人が停電
https://www.theverge.com/2022/9/30/23380044/food-delivery-drone-knocks-out-power-australia-wing

オーストラリアのブリスベンで、アルファベットの子会社であるウィングが運営する食品配達用ドローンが架空送電線に着陸し、火災が発生しました。その結果、ネットワークはエネルギー会社 Energex によってシャットダウンされ、事件に対応し、数千人に停電の影響が出ました。ドローン配送の実用化がされるとこういった事故も想定されますね。電線の多いエリアではこのあたりの対応も決まらないと導入厳しそうですね。

・「カクテルデリバリー」が中国で流行 「ノンアル・低アル」好むZ世代に照準
https://news.yahoo.co.jp/articles/24d13ab9f8a14e91b91d8c4b028e481367433cb1

コロナ禍で中国では、「カクテルデリバリー」の流行の兆しがあるようです。「5AM乱調」創業者の李奉拓氏によると、現在同社の店舗当たりの面積は28~60平方メートル、一カ月当たりの平均販売件数は1500~2000件であり、店舗当たりの月間平均売上高は15万~20万元(約300万~400万円)だという。

・MrBeast Burgers がニュージャージー州に初の実店舗をオープン
https://www.nrn.com/quick-service/mrbeast-burgers-opens-its-first-brick-and-mortar-location-new-jersey

全米で1700 か所以上で営業しているゴーストレストラン『MrBeast Burgers』がニュージャージー州に初のリアル店舗を出したようです。

・フードデリバリー業界でDoorDashが独り勝ちしている理由を調べてみた
https://coralcap.co/2022/09/doordash/

スタートアップの企業の分析の中の一環でDoorDashを取り上げています。財務的な部分での他との差も分かります。

・北欧のフードデリバリーFoodoraが在宅医療とクリーニング分野に進出
https://forbesjapan.com/articles/detail/50423

 どこもフードだけでなく、幅を広げて効率を高めようとしていますね。在宅医療とクリーニングも非常に良さそうです。日本だと色々と規制の問題がありそうですが。


3.フードデリバリーアプリ関連(国内)

①Uber Eats

・Uber Eats(ウーバーイーツ)限定でデリバリー専用のミールキットを販売
https://bike-delivery.net/news/2022/09/ubereats-mealkit/

・Uber Eats、9 月 8 日から山形県天童市でサービス開始!
https://www.uber.com/ja-JP/newsroom/uber-eats-tendo/

・報酬体系変更で改善要請、公取委 ウーバーに「説明不十分」
https://news.yahoo.co.jp/articles/b179695ff2258b36b67bf2abc2c42890a932438d

料理宅配サービス「ウーバーイーツ」が昨年行った配達員に対する報酬体系の変更を巡り、公正取引委員会が運営法人を審査し、配達員への告知や説明が不十分だったとして改善を検討するよう申し入れていたことが15日、関係者への取材で分かった。ただ、審査の結果、取引先に不利益を強いる独禁法の「優越的地位の乱用」には当たらないとしているようです。

②出前館

・ドローンデリバリーの都市部普及に向けた10日間の官民協働テストマーケティングを実施
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000337.000029254.html

TOMPLA株式会社、株式会社出前館、有限会社弘真物流、株式会社ピーエイは、新潟市の協力のもと、2022年9月6日から16日まで、 新潟市信濃川万代テラスエリアで、出前館アプリを利用したドローンによるフードデリバリーのテストマーケティングを行いました。


③Wolt

・激戦フードデリバリー「日本の独自需要」見えたか、Wolt日本の女性トップに聞く…買収、ダークストア撤退も
https://news.yahoo.co.jp/articles/54b1dbc9efc1bd2c53a7516f1353d9ba389e6f35

 自社のダークストアは撤退し、パートナシップの強化に切り替え。クイックコマースでの医薬品の売上の伸びはいいようです。

・ドアダッシュに買収された「Wolt」がなぜ日本に残ったのか
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00086/00229/

こちらも先程同様にWolt Japan代表である野地春菜氏へのインタビュー記事です。地方での軽自動車利用への規制緩和に向けた取り組みもしているようです。

・法人向け即時配送プラットフォーム「Wolt Drive」 飲食店の自社配送支援企業とのパートナーシップを強化
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000108.000051508.html

デリバリーサービス「Wolt(ウォルト)」を展開するWolt Japan株式会社は、法人向け即時配送プラットフォーム「Wolt Drive」事業において、飲食店の自社配送支援企業とのパートナーシップを拡充し、”商品を今すぐ届けたい”あらゆる企業のラストワンマイル事業をサポートいたします。このたび株式会社Chompyと事業提携し、2022年9月15日(木)より同社のAll in モバイルオーダーサービス「Chompy(チョンピー)」を利用してアプリやウェブサイト上に公式ストアフロントを開設している飲食店に対し、Wolt Driveによるデリバリーサービスを提供するようです。


・デリバリーサービス「Wolt」と「ツルハドラッグ」9/26(月)より東京・横浜・川崎・湘南でデリバリー開始!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000051508.html

・デリバリーサービス「Wolt」が「三杉屋」の商品をお届け! スーパーマーケットのデリバリーはWolt大阪初!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000109.000051508.html


④menu

・九州のこだわりグルメなど、1000品目以上の商品をお届けデリバリーアプリmenuに、「大丸福岡天神店」が新登場!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000145.000046860.html

「menu」が「大丸福岡天神店」の商品を2022年9月16日(金)より福岡エリアにて提供を開始しました。

・auショップ内にmenu専用のロボット化無人店舗 飲料・デザート販売
https://www.watch.impress.co.jp/docs/news/1439475.html

KDDIは、ロボットを活用した無人店舗「auミニッツストア 渋谷店」をオープンした。商品はデリバリーアプリ「menu」から注文でき、宅配か店頭のテイクアウトに対応。ローソンの飲料やデザート、コストコの食料品や日用品などデリバリー向けの人気商品を取り扱うようです。

⑤エニキャリ

・エニキャリ/ラストワンマイル物流で大阪に進出、エリア拡大
https://www.lnews.jp/2022/09/o0928304.html

東京23区を中心とする都心部と横浜市街地、名古屋市街地での実績を基に、大阪市の小売業や商業施設との協業に力を入れ、さらなる全国展開に向けてエリア拡大を進める。


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