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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/6/20~6/26)

 5月の日本フードサービス協会の外食市場動向についての発表がありましたが、全体としては昨年対比11.8%増、2019年同月比対比でも7.6%増となっていたようです。一方で、「パブ・居酒屋」も前年比22.5%増となったいますが、2019年比では売り上げ33.7%減、店舗数31.5%減となっている。ディナーレストラン業態では、売り上げは14.6%増、2019年比で2.7%減とこちらはかなり回復している状態です。
 6月に入ってからの人流は昼も夜もほぼ横ばいで推移していますので、5月と状況はさほど変わっていないという感じでしょうか。


・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/corona/people-flow-analysis.html

【ターミナル駅(15時)】
ターミナル駅(15時)の人流は相変わらず横ばいで推移。

【繁華街(21時)】
エリア間でのバラツキはありますが、直近は緩やかに回復傾向と言えそうです。しかしながら、未だ2020年1月のレベルには戻らずといった状態。


・日本フードサービス協会/5月の外食売上11.8%増、居酒屋店舗は19年比31.5%減

https://www.ryutsuu.biz/sales/p062617.html

5月はコロナの5類への移行、帰省客、国内観光客、インバウンドの回復と消費は回復してきていた模様。前年対比では全体では11.8%増、2019年同月比は7.6%増だった。その他の業態でも下記のようになっています。

「パブ・居酒屋」は、コロナの5類移行により団体等のやや大きめの宴会が少しずつ戻るなど、回復傾向が続き、前年比22.5%増となった。しかし、コロナ禍でビジネス街・繁華街を中心に既存店舗の整理が進み、2019年比では売り上げ33.7%減、店舗数31.5%減となっている。

・外食チェーン コロナ禍で停滞していた海外進出 再び加速
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230620/k10014104061000.html

「トリドールホールディングス」や「くら寿司」「ワタミ」「鳥貴族ホールディングス」などコロナ禍で停滞していた外食チェーンの海外進出が再び加速しているといったニュースです。

・日本料理が中国外食市場で人気、健康意識の高まりが後押し
https://www.afpbb.com/articles/-/3469068

中国北京市の中心部、二環路内にある日本料理店「禧盒食・居酒屋」では連日、河北省出身の白景衛店長(40)が忙しく働いている。白さんが経営するこの店は業績が好調、多彩なメニューが人気で、1日の平均客数は約150人を数えるらしい。白さん曰く「日本食市場の競争はますます激化しており、需要も高まっている」と指摘。中国全体で日本料理店は10万店を超えているとの見方を示し、「北京ではここ数年、新規オープンする店舗が特に多く、大小合わせて数万店になるだろう。各店舗の1人当たり消費額は50~5千元までばらつきがある」と述べた。

・ビッグマック500円に! マクドナルドが184店舗での値上げを発表 元出店戦略担当者が明かす「時給高騰」問題
https://news.yahoo.co.jp/articles/2965e1e27d3caf4de5e7e9813c1494c0a272f712

日本マクドナルドは6月19日、都心部などに立地する184店舗で値上げをすると発表した。今回、値上げするのは賃料、人件費などの経費負担がとくに大きい東京、名古屋、大阪エリアと、空港や駅、遊園地、SAなどの特殊立地店、準都心店と呼ばれる地方のターミナル駅周辺の店舗などとのこと。


・Beverich、「ノンアル・低アルコール飲料に関する調査」を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000109691.html


ノンアルビールなどの専門通販・ECサイト「Beverich(ビバリッチ)」を運営するBeverich株式会社は、20〜59歳の男女579名(男性:290名、女性:289名)を対象に「ノンアル・低アルコール飲料に関する調査」を実施いたしました。

■調査結果サマリー

・6割がノンアル・低アルコール飲料のどちらかを飲んだことがあると回答。

・最も多い理由は、「飲む機会・場所がない」(39%)となった。
・6割以上が飲食店に置いてあるノンアル・低アルコール飲料の種類が少ないと回答。
・ノンアル・低アルコール飲料どちらも健康志向の高まりから選択していることが分かった。また、ノンアル・低アルコール飲料の選択肢が増えていることも選択する理由として挙げられている。
・ノンアル・低アルコール共に「自宅」で飲みたいが半数以上となったが、キャンプやサウナなどのアウトドアのシーンもランクインした結果となった。

・CCCマーケティング総研、2023年4月の「産業動向レポート」「産業天気予報」を発表~外食からリモデル進む伝統食・天ぷら~
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000954.000000983.html

CCCMKホールディングス株式会社(にて、『暮らす人と共に歩み、共に考えるシンクタンク』をコンセプトとする「CCCマーケティング総合研究所」が、2023年4月の「産業動向レポート」および「産業天気予報(https://thinktank.cccmk.co.jp/industry-27)を発表いたしました。

■外食からリモデル進む伝統食・天ぷら
外食店の「天ぷら」はファストフード型の丼チェーンとコース提供を主体とする高級業態が中心となってきたが、九州・関西圏から揚げたてを提供するカジュアルな定食業態が関東圏にも進出し、商業施設を中心に出店数が増加してきている。

■2023年4月の「産業天気予報」

・喫煙者は「外食をする頻度」「単価」「グループで食事をする割合」いずれも高く…「飲食店にとって、喫煙者は重要なお客さま」
https://news.yahoo.co.jp/articles/1be1b940480854b85d6fcff8640879ed9440d7fa

非喫煙者に比べ"喫煙者"は「外食頻度」が2倍――。そんな調査結果が、株式会社エルゴジャパン(東京都品川区)が実施した「喫煙者と非喫煙者のアンケートデータから探る分煙」に関する意識調査で分かったとのこと。
「喫煙者の方が、外食をする頻度、単価、グループで食事をする割合いずれも高い傾向にあり、飲食店にとっては、喫煙者は重要なお客さまであることがうかがえます」

・JA鹿児島県経済連 昨年度の輸出額は過去最高の約32億円 牛肉好調・外食回復など背景に
https://www.mbc.co.jp/news/article/2023062600065471.html

JA鹿児島県経済連は、昨年度の農畜産物の輸出額が過去最高のおよそ32億円だったと発表しました。 全国和牛能力共進会で日本一に輝いた牛肉がおよそ28億7800万円で、次いでお茶がおよそ1億3500万円でした。
特に牛肉は、インターネットでの取引が広がり、外食事業も回復傾向にあることなどがプラスに働いたということです。
食材の輸出も好調に推移しているようですね。

・韓国の流行語「ランチフレーション」が笑えない…政治も無策でいつの間にか日本よりも物価の高い国に
https://news.yahoo.co.jp/articles/efd17d69f48d8401631310936d326e988427d4c2

韓国のサラリーマンたちの間では「ランチフレーション」(lunch + inflation)という言葉が流行り出しているようです。韓国では物価高により外食価格は日本の1.5倍にもなっているようです。

・【長崎】小麦粉値上げ ちゃんぽんにも影響
https://news.yahoo.co.jp/articles/cb66d1b5e2352134b8c464168cd7c10b1e4b7fc1

製粉大手3社が20日納品分から、業務用小麦粉を値上げし、県内の製麺所でも来月から商品の値上げを決めるなど影響が広がっています。
外食チェーンのリンガーハットは来月5日から、主力商品の「長崎ちゃんぽん」を30円値上げするなどの価格改定を行うようです。

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