2020年11月(中間11/15まで)の外食web検索マーケット(飲食店の為のwebマーケティングデータ)
今回の集計から、北海道も加えました。
GoToEatキャンペーンによって、回復傾向だったのですが、最近の感染者数増加の報道の影響、またネット予約からのポイント付与終了も相まって、後半は検索ボリュームは減少傾向です。今回のデータは15日までのものなので、月間でみるとこちらよりも落ちてくると思います。
まだ、数カ月はコロナの影響でこんなことを行ったり来たりになると思いますので、イートインだけに頼らない営業構造や応援をしてくれるお客様をたくさん作っておく(ファン化)ことも常に忘れずにしておかなくてはいけないですね。
◎まとめ
【業態系ワード】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)
・1/15までの先読みでは、これまでのGoToEatキャンペーンの影響により、各ワードの検索ボリュームは昨年以上に戻してきています。
・※ただし、居酒屋、バルを除く。いまだ夜のお酒をメインとした業態に関しては戻って来ていないです。
・愛知、北海道は、連日の報道の影響もあり既に『居酒屋』ワードは6月レベルまで落ち込んでいます。
・今後、GoToトラベル、Eatキャンペーンの利用制限がでてくると更に全体に影響がでてくるでしょう。
【利用シーン系ワード】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)
・昨年対比では上回っているところが多いのですが、先月の伸びと比較すると全体的に落ちてきています。
・特に買い物・お出かけ系で使われる『ランチ』『カフェ』の減少が目立ち、恐らく繁華街への人出が先月よりも抑えられてきているのかと思います。
【グルメ媒体系ワード】(ぐるなび、ホットペッパー、食べログ、一休)
・媒体名直打ち検索の昨対での伸びは、ホットペッパー、次いでぐるなび、一休、食べログといった順ですが、ボリュームでいうとホットペッパー、食べログ、一休、ぐるなびの順になります。
・普段どれだけ媒体名をいれて検索していないか?が明確になった面もあり、新規集客の媒体としての力のなさを露呈してしまっているとも言えます。
【SNS系ワード】(Twitter、facebook、インスタグラム)
・特にここ最近の流れと大きな変化なし。
【テイクアウト、デリバリー系ワードの推移比較】(週次推移)
・今のところ、ここ最近の流れとは変わらない動きをしています。ジグザクはしていますが、全体としては横ばいといった感じ。
・北海道の『テイクアウト』がちょっと伸びてきている傾向が見られます。
・GoToトラベルやEatキャンペーンの停止やポイント利用の制限の議論が出ていることを考えるとイートインに制限がかかり、今後また『テイクアウト』や『デリバリー』が伸びてくるのではないかと思います。
1.業態系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)
Googleトレンド (期間2012/1/1~2020/10/15 2020/10/19に取得)
【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)
11/15までの先読みでは、これまでのGoToEatキャンペーンの影響により、各ワードの検索ボリュームは昨年以上に戻してきています。※ただし、居酒屋、バルを除く。いまだ夜のお酒をメインとした業態に関しては戻って来ていないです。愛知、北海道は、連日の報道の影響もあり既に『居酒屋』ワードは6月レベルまで落ち込んでいます。今後、GoToトラベル、Eatキャンペーンの利用制限がでてくると更に全体に影響がでてくるでしょう。
【11月中間までの各ワードの先読みの昨年対比】
『居酒屋』『バル』を除き、以前の上昇トレンドにもどり、ほぼ昨年を上回ってきています。一方で『居酒屋』『バル』といったワードは昨対で先月よりも5~10ポイント強落としてきており、すでに感染者数増大の報道の影響が出始めています。
2.利用シーン系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道)
【利用シーン系ワードの推移比較】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)
【11月中間までの各ワードの先読みの昨年対比】
昨年対比では上回っているところが多いのですが、先月の伸びと比較すると全体的に落ちてきています。特に買い物・お出かけ系で使われる『ランチ』『カフェ』の減少が目立ち、恐らく繁華街への人出が先月よりも抑えられてきているのかと思います。『ディナー』に関しては、東京、神奈川、北海道ではすでに昨対を割っている状態です。後半さらに落としそうなので、要注意です。
3.グルメ媒体・SNS系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡、北海道))
Googleトレンド (期間2012/1/1~2020/11/15 2020/10/20取得)
【グルメ媒体系ワードの推移比較】
【グルメ媒体系ワードの11月中間までの各ワードの先読みの昨年対比】
媒体名直打ち検索の昨対での伸びは、ホットペッパー、次いでぐるなび、一休、食べログといった順ですが、ボリュームでいうとホットペッパー、食べログ、一休、ぐるなびといった感じでぐるなびがいかに普段使われていないか?が逆に明るみになってしまっています。また、ホットペッパーの会員囲い込みの凄さもわかりました。
一方で、普段どれだけ媒体名をいれて検索していないか?が明確になった面もあり、新規集客の媒体としての力のなさを露呈してしまっているとも言えます。
【SNS系ワードの推移比較】
【SNS媒体系ワードの11月中間までの各ワードの先読みの昨年対比】
SNS系ワードの検索ボリュームの推移は特に影響は受けている感じはなく、これまでのトレンドのままです。
twitterは微増、Facebookは横ばい・微減、インスタは横ばい・微減といったかたちです。インスタは、アプリのダウンロードが進み、ネットからの検索が横ばい・微減になってきており、アプリ内での検索が恐らく徐々に増えていっていると思います。また、大衆化も進んできており、ハッシュタグ検索の仕方も徐々にGoogleと似たワードでするような層が増えていくでしょう。
4.テイクアウト、デリバリー系ワード(東京、神奈川、大阪、福岡、北海道)
Googleトレンド (期間2019/1/1~2020/10/15 2020/10/19に取得)
【テイクアウト、デリバリー系ワードの推移比較】(週次推移)
【11月度の各ワードの今年のコロナ前との比較】
今のところ、ここ最近の流れは変わらない動きをしています。ジグザクはしていますが、全体としては横ばいといった感じ。
北海道の『テイクアウト』がちょっと伸びてきている傾向が見られます。
4月や5月までとはいかないでしょうが、現状のGoToトラベルやEatキャンペーンの停止やポイント利用の制限の議論が出ていることを考えるとイートインに制限がかかり、今後また『テイクアウト』や『デリバリー』が伸びてくるのではないかと思います。
【デリバリーアプリ系ワード】※週次推移
デリバリーアプリ名の検索ボリュームは、エリアによて多少違いはありますが、『出前館』のワードが若干増加トレンドなのかと思います。CMの大量投入もあるのでその影響かと思います。実際の注文はアプリからになりますので、こちらの検索ボリュームと売上は比例しませんが、引き続き傾向はウォッチしていきます。
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