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2020年10月(中間10/15まで)の外食web検索マーケット(飲食店の為のwebマーケティングデータ)

Go To Eatも始まり、都内でも予約が増加してきています。このまま順調に戻って来てくれればいいのですが。。ということで10月中間までの検索ボリュームの推移を見ていきたいと思います。

◎まとめ

【業態系ワード】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)

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・居酒屋、バルを除くと順調に回復してきています。ただ、コロナ以前のトレンドで考えると、まだ以前のレベルには戻っていない感じです。

【利用シーン系ワード】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)

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・ランチ、カフェといったお出かけ・買い物需要系ワードも戻って来ており、繁華街の昼の需要は戻って来ている兆候は見られます。ただ、夜ディナー系のはまだ弱いです。

【グルメ媒体系ワード】(ぐるなび、ホットペッパー、食べログ、一休)

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・GoToEatのポイントバックキャンペーンの効果が大きく出ており、グルメ媒体系の検索数は伸びていますが、うちで管理している個店のアクセス数は120~150%くらいが多いです。

・GoToEatに参加している店舗においてですので、同じお店でもGoToEatに参加している媒体とそうでない媒体では反応が変わってきています。特にハードルがなければ、GoToEatのキャンペーンには参加した方がいいと思います。可能であれば,GoToTravelも。

・東京、神奈川もプレミアム食事券の販売が開始しされることが決まりました。食事券の利用できる店舗としての登録が必要となりますので、下記から登録するようにしましょう。※東京は10/21以降サイト開設の予定
 
  東京都 :
 10 月 21 日に開設予定の専用公式サイトにて登録を受け付けます。
 問い合わせは、以下の専用ダイヤルへ。
 お問い合わせ専用コールセンター
 ・飲 食 店 向 け:03-6746-4830(10月21日 開設予定)
 
 神奈川県:
  GoToかながわ 
↓下記から加盟店申請をしましょう。
  https://www.kanagawa-gte.jp/member_store/
 

【SNS系ワード】(Twitter、facebook、インスタグラム)

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・GoToEatの影響によるSNS系ワードは大きな変化はありませんでした。

【テイクアウト、デリバリー系ワード】

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・GoToEatの影響でイートイン需要が戻り、テイクアウト、デリバリー共に検索ボリュームは直近では落ちてきています。


1.業態系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡)

Googleトレンド (期間2012/1/1~2020/10/15 2020/10/19に取得)
【業態系ワードの推移比較】(居酒屋、イタリアン、バル、焼肉、寿司)

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全体的には右肩上がりになってきており、改善の傾向が見られます。ただ、福岡はどの業態も横ばい傾向に目え、これまでの流れと比較するとマーケットの戻りがまだ弱いのではないかと思われます。

【10月度の各ワードの昨年対比】画像2

飲み系主体の業態(居酒屋、バル)を除くと基本全体的には昨年を上回ってきています。ただ居酒屋においては、東京、名古屋、大阪は10ポイントくらい先月よりも改善しているが、横浜、福岡ではほぼ横ばいとなっています。バルも元々のボリュームが小さい為、昨年対比での数値のブレが大きくなりやすいので50~100とバラついてはいますが、恐らくは居酒屋と同レベルの70~80%くらいでの推移となっていると思われます。

2.利用シーン系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡)

【利用シーン系ワードの推移比較】(ランチ、カフェ、ごはん、レストラン、ディナー)

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全体的には、昨年と同レベルのボリュームまで戻しつつあります。ただ、トレンドとしては増加傾向で来ていたワードが多いので、これまでの流れの延長で考えた場合には、昨年対比では100%を超えてはいるが、また、完全に
以前のレベルに戻すには至っていないとも言えます。
 エリカ間で比較すると福岡が戻りが悪くなっています。

【10月度の各ワードの昨年対比】

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ランチ・カフェのお出かけ・買い物系ワードが戻ってきましたので、繁華街での昼間の人出は大分戻りつつあるかと思います。この調子で戻って来てくれれば、大分見えてきそうですね。店舗を見ているとやはりGoToEatへの参加だけでなく、GoToTravelへも両方参加している店舗の方が反応はいいようです。

3.グルメ媒体・SNS系ワード(東京、神奈川、名古屋、大阪、福岡)

Googleトレンド (期間2012/1/1~2020/10/15 2020/10/19に取得)
【グルメ媒体系ワードの推移比較】

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【10月度の各ワードの昨年対比】画像6


GoToEatの効果が顕著に出ており、どの媒体も大幅に検索ボリュームが伸びています。単純に予約を探しているだけでなく、遅れてGoToEatキャンペーンに申し込みをしている飲食店や代理店が検索しているケース、はたまたポイントの内容等を調べている消費者もかなり紛れており、単純にこれだけ伸びているとは言えないと思いますが。。。

 うちで管理している店舗を見ていますと、店舗ページへのアクセスは、GoToEatに参加している場合とそうでない場合でかなり差が出ています参加している店舗は、昨年対比で20%~40%くらいアクセスが増えていますので、ポイントキャンペーンの効果は、実態として出ているかと思います。

 逆に参加していない店舗のアクセス数は増えていないといった形になっていますので、売上の困っているお店さんは参加した方がいいかと思います。(ただし、送客費用が取られたりするので、単価の安いお店さんは手数料の取られないRetty等を検討してもいいかもしれません)
 また、東京・神奈川はプレミアム商品券がまだ開始されていませんので、
net予約の管理ができないといったお店さんは、下記への登録を忘れないようにしておきましょう。早めにしておきましょう!!

 東京都 :
 10 月 21 日に開設予定の専用公式サイトにて登録を受け付けます。
 問い合わせは、以下の専用ダイヤルへ。
 お問い合わせ専用コールセンター
 ・飲 食 店 向 け:03-6746-4830(10月21日 開設予定)
 
 神奈川県:
  GoToかながわ 
↓下記から加盟店申請をしましょう。
  https://www.kanagawa-gte.jp/member_store/

【SNS媒体系ワードの推移比較】

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【10月度の各ワードの昨年対比】画像8

SNS系ワードは、特にこれまでのトレンドの動きのままで、GoToEatの影響は受けていないです。相変わらず、Twitterは微増中。Twitterと違い、インスタグラムは、頭打ち感がありますが、その分アプリ内への移行が進んでいると思います。やはり文字データベースとしてのtwitterとイメージデータベースのinstagramといった部分で使い方が違うのだと思います。

今後のイメージデータベースとしては、やはりショート動画へも拡張していくと思われますので、そちらに対しての対策も今のうちから準備しておいた方がいいのかもしれません。

4.テイクアウト、デリバリー系ワード(東京、神奈川、大阪、福岡)

Googleトレンド (期間2019/1/1~2020/10/15 2020/10/19に取得)
【テイクアウト、デリバリー系ワードの推移比較】

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【9月度の各ワードの今年のコロナ前との比較】

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 10月に入り、GoToEatも開始されてこともありテイクアウトもデリバリー系ワードも検索ボリュームは減ってきています。もちろんアプリへの移行も進んでいるので一概には言えませんが、先週時点での検索ボリュームは『テイクアウト』は2~3倍、『デリバリー』は以前のレベルに戻って来てしまっているようです。
 UberEatsの配達員さんに聞いても配達員の増加&注文数の減少であまり稼げないといった話を聞きます。
 今後のフード以外の小売りへの拡張やDiDiやWolt、Food Pandaといった競合の増加によってデリバリーマーケットがどこまで広がっていくか?に注目です。これは外食だけでなく、その他の小売りにも影響してくるところでもありますし、物流効率のアップによって、結果1品当たりの配送費の低減にもつながっていくはずです。人口密集度の高いエリアや高齢者の多い地域では今後そう言ったサービスが支持されていく要素はあるので、あとはどれくらいのスパンでそれらが導入されていくか?だとは思います。

【デリバリーアプリ系ワード】※週次推移

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デリバリーアプリ系の検索ボリュームもピーク時に比べると大幅に落ちてはいますが、以前よりかはベースは上がった感じで推移はしています。GoToEatによってテイクアウト、デリバリー系が今後どうなっていくのか?も注目です。ただ、団体での宴会予約が今後減少していく事を考えるとそこの部分をカバーする何かしら他の売上ルートを考えていかなくてはならないとは思います。


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