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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2023/6/6~6/12)

 6月に入り梅雨の影響もあり、都内の人流は横ばい・微増で推移しており
未だに2019年の1月レベルに戻ってきていない状態です。協力金の終了に伴って原価や採用費の高騰、人材確保が出来ないことによる売上の機会損失も起きていることもあり、居酒屋の倒産件数が過去最多ペースになっているようです。
 一方でインバウンド需要は回復しているようで、こちらの需要を取りに行けるお店は検討していくのはいいでしょう。やはりノーショウ問題が多発するといった事もあるので、その対策も徐々に出てきています。ただ、お店の雰囲気の変化があるので、このあたりのバランスが難しいですね。
 各社値上げの影響が徐々に出始めているようですが、これまでとは違い業界全体的な話でもあるので、もう少し様子を見ないと分からない面はありそうですね。


・東京都内における繁華街の混雑状況および滞在人口(人出)の増減状況(6/11まで)
https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/cross-efforts/corona/people-flow-analysis.html

梅雨に入り、雨が増えていることもあるせいか?6月に入ってからの人流の回復は進んでいないといった感じです。

【ターミナル駅(15時)】
都内ターミナル駅(15時)の先週の人流は4月からのほぼ横ばいで推移。品川、東京といったビジネス立地は、テレワークから出社へ切り替える企業も出てきていることから微増している感じですが、まだ大きくは動いていないです。

【繁華街(21時)】
歌舞伎町が2月レベルにまで落ちてきています。池袋が微増、銀座・六本木は横ばいといったトレンド。客観的な人流データで見ると6月に入ってきてからも回復はしていないといった感じです。

・【ぐるなびリサーチ部】“激辛料理”に関する調査
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001265.000001511.html

「ぐるなびリサーチ部」が、「激辛料理」について調査しています。

【調査結果ポイント】
激辛料理が好きな人は44.4%で、昨年と同水準。
・食べる頻度は「月に1回」が最多で、月に1回以上食べる人約半数
・夏に食べたい理由は「汗をかいてすっきりしたい」が5割以上でトップに
・注目している激辛料理のジャンルは「中国料理」「韓国料理」「カレー」がTOP3
 女性の20代、30代、40代女性「韓国料理」一番人気
・今夏に食べたい激辛料理は「辛さとにんにくやスパイスなど風味やうま味が際立つ味」トップに
・激辛料理を食べる機会が最も多いのは、昨年に引き続き「外食」が6割と最多
・食べてみたい辛さのレベルは平均6.9で、最多は3割が支持したレベル「7」に。



・飲んだ後の〆グルメランキング ランキングトップ10のうち半分をカフェメニューが占める!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002054.000011414.html

「飲んだ後の〆グルメ」について、20代~60代の男女1,035人にアンケート調査を実施した結果をレポートしています。

■〆グルメランキング1位はやはり「ラーメン」トップ10のうち半分にカフェメニューがランクイン


■〆グルメ食べたい派と食べたくない派はほぼ半々

■〆グルメを選ぶ基準は「欲求を満たせること」〆グルメの位置づけは「親しいメンバーだけで過ごす場」

・「協力金」終了の影響も 居酒屋の倒産急増、“コロナ禍超え“に 人手不足に電気代も高騰、運営コストの増加も懸念材料
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000668.000043465.html

帝国データバンクは、「居酒屋」の倒産発生状況について調査・分析を行っています。

<調査結果(要旨)>
■「協力金」終了の影響も 居酒屋の倒産急増、“コロナ禍超え“に

■トレタ×Payn 飲食店における無断キャンセル (ノーショー)対策に向けて協業を開始/キャンセル料金回収をサポートし、飲食店経営のリスクを軽減
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000038464.html

株式会社トレタがPayn株式会社と連携し、「トレタ®️」の導入飲食店に対して、ノーショー※や直前キャンセルにおける予約者へのキャンセル料請求・回収業務ツールの提供を開始しするとの事です。
実態としてインバウンド集客のノーショウ問題が多々発生しており、このあたりの対策をキチンとしておかないと積極的に取り組めないといった面があるの、今後こういったサービスは増えてくるのではないかと思います。


・62.8%の企業がアルバイト・パートの最低賃金の引き上げに「賛成」/最低賃金引き上げにより「人手不足になると思う」は39.9%
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000089.000014754.html

株式会社プレシャスパートナーズが、アルバイト・パート採用を行う企業を対象に「最低賃金の引き上げに関する実態調査」を実施し、253社から回答を得ました。結果は以下のとおりです。

調査結果 概要】
最低賃金の引き上げには62.8%が「賛成」、37.2 %が「反対」
■最低賃金の引き上げにより約4割が「人手不足になると思う」と回答
■約7割が最低賃金の引き上げの対策として「サービス価格の見直し、値上げをする」

賃金が上がること自体は、賛成だが、現状の原材料費の高騰や扶養内で働く人が多いので働く時間が減ってしまうことや130万の壁、106万の壁を撤廃するなら賛成といった面は結構切実な問題だろう。このあたりの対策も併せて考えてもらわないと飲食はかなり厳しいかもしれない。

・大阪王将、TechMagic社調理ロボットをテスト導入。職人レスに向け。
https://www.foodrink.co.jp/news/2023/06/0964042.html

大阪王将では、"職人の技"で料理を提供してきたが、料理人の確保・育成は喫緊の課題となっている。職人クオリティの料理を調理ロボットが提供することができたらと、TechMagicとの協業を決めた。TechMagicが開発した調理ロボット『I-Robo(アイロボ)』を2023年夏にテスト導入し、調理工程の自動化実現を目指す。との事。ファーストフード系は徐々にこの流れになっていくんですかね?

・ビーガン居酒屋「真さか」に外国人殺到。インバウンド狙うなら、意外と広いマーケットにお店ガラガラの「ビーガン」だ!
https://www.foodrink.co.jp/foodrinkreport/2023/06/08111514.html

一見、町中華の渋谷パルコ「真さか」に、ベジ料理難民が全集中。ビーガンは日本に来ても食事できる店がないといったニュース。このあたり、繁華街ではチャンスありそうですね。

・マクドナルド、既存店客数マイナス幅広がる。客単価は1割もアップ。
https://www.foodrink.co.jp/news/2023/06/0743816.html

既存店客数は、2月2.2%減、3月1.6%減、4月0.8%減とマイナス幅が縮まっていたが、5月に4.3%減と幅が広がった。売上高は値上げによる客単価増により前年プラスが続いている。しかし、客単価は4月10%増、5月9.8%増と1割も増えており、お客の財布への負担感が高まっているように見える。との事です。過去の値上げは、客数にほぼ影響していなかったですが、今回の値上げは大分、客数に影響は出ているようです。macカフェの店舗数も増やしてきているようなので、より幅広いシーンを取ることでそのあたりを将来的にカバーしていくといった戦略なのかもしれません。

・くら寿司「赤字転落」がさほど深刻でない理由 回転寿司と100円ショップ「値上げ戦略」の明暗
https://toyokeizai.net/articles/-/678472

くら寿司の価格戦略についての分析についての記事です。価格に幅を盛らせることで、商品バリエーションや価格転嫁のしやすさがしやすくなっているといった面もあるといった内容や100均業態との比較と考え方の参考になるかもしれません。


・【小麦の奴隷】100店舗出店記念「カレーパン5個買うと もう5個もらえる」キャンペーンが6月17日よりスタート!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000778.000062684.html

全国でのフランチャイズ展開を推し進める【小麦の奴隷】は、2023年5月29日に100店舗の出店を実現しました。これを記念して2023年6月17日(土)より、「ザックザクカレーパン」をお得に購入できるチケットを【小麦の奴隷】全店舗にて期間限定で販売します。との事でいつの間にか100店舗にも増えていたんですね。

・吉野家、既存店好調の裏で露呈した「重い課題」
https://toyokeizai.net/articles/-/678313

直近の業績が好調な吉野家だが、集客面の課題は改善されていないといった話です。客層を男性一人客から、女性客、グループ客へと広げていく施策をトライアルしているが、競合からはもう遅いのでは?といった目で見られている様である。人口構造や消費形態が著しく変化する昨今においてはいち早く変化に対応(準備)していくことが重要だと改めて思いますね。

・【食酢(飲用酢)に関する調査】食酢の飲用経験者は5割強、現在飲用している人は1割強。飲用方法は、「炭酸で割る」が飲用経験者の3割弱で増加傾向
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001328.000007815.html

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■食酢の飲用経験者は5割強、現在飲用している人は1割強。飲用方法は、「炭酸で割る」が飲用経験者の3割弱で増加傾向
■食酢選定時の重視点は、「味」が飲用経験者の7割弱、「飲みやすさ」「価格」が各40%台、「原材料」「効能・効果」「成分、添加物」が各20%台

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