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飲食飲食店マーケティングの為の『外食ニュースまとめ』(2024/5/14~2024/5/20)

全般的に検索のボリュームは昨年を割っています。やはり以前よりも大人数での目的来店や21時以降の来店が減少していることが影響しているのでしょう。あとは、検索ツールの分散の影響も出て来ているかもしれないです。幅広く情報発信していく必要があるでしょう。

 株式会社シンクロ・フードの調査では、アルバイトを見つける際も採用媒体が72%と一番大きいが、次にSNSが24%となっており、その中でもtiktokとinstagramが増えてきていました。採用する際の情報発信先も変わりつつあります。あらゆるものの情報があふれていく中で、見つけてもらうことも大変ですが、それ以前にそこに情報を載せていないといったお店もかなり多いと思います。早期の段階では競争が起きていませんので、早めにそういったところへの情報発信もしていくべきでしょう。
また、SNSにおいては店舗からの情報発信よりもお客様からの情報発信の方が情報の信頼性や拡散力もあるといった事もあります。口コミの発生するお店つくりというのが一つの成功の要素になってきています。

・東京/大阪/福岡 業態系ワードのgoogleトレンド推移
 
全体的には昨年を下回るレベルで推移。共通しているのは「焼肉」の落ち込みが特に大きいということ。その他はエリアによってバラつきがある。東京、大阪は「居酒屋」が、「焼肉」の次に悪い。福岡は「居酒屋」の落ち込みはほぼ無いが、「焼肉」の落ち込み方が昨対74.1%と悪い。

【東京】
都内は昨対で「寿司」を除き、90%を切ってきています。先週同様「焼肉」「居酒屋」の落ち込みが大きいです。

【大阪】
全般的に10%ダウンくらいでの推移。焼肉が落ち込みが若干大きく15%ダウンくらいとなっています。

【福岡】
福岡は「居酒屋」「寿司」は昨年同レベルくらい。他エリア同様焼肉は落ち込みが大きく25%位ダウン。


・ぐるなび 5期ぶりの黒字計画を発表
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001360.000001511.html

・2024年3月期の損失は期初予想値の半分以下に縮小
・飲食店支援事業の成長力を高める施策を推進
・多くの笑顔が溢れる場「宴会」を応援するキャンペーンを準備中

食べログと比べると、業績の回復は悪く、楽天との連携により効果もそれほど出ていない感じです。googleビジネスプロフィールからのダイレクト連携のよって予約が取れている面が大きく、集客メディアとしてのパワーはどんどん落ちてきている感じです。SNSをはじめ店舗からの情報発信ができるようになってきたこととmap検索の台頭により、恐らく以前のようなモデルは成り立たないでしょう。モバイルオーダーも競合も多く、それほど広がるとは思えないので、今後も厳しい状態は続くのではないでしょうか?

■2024年3月期 業績
コロナ禍において減少が続いていた売上高については、前期の特殊要因の解消による押し下げ影響がある中、オーガニック売上の順調な回復により増収となりました。そして前期に実施した経営資源配分見直しの効果に加え、全社的な高いコスト意識の徹底により費用が低減したことから、営業損益は△3.3億円と前期(△17億円)はもちろんのこと期初予想値(△7億円)より縮小して着地しました。

■2025年3月期の取り組み

2025年3月期においては、中期事業方針に掲げる黒字化を実現するだけでなく、その後の利益拡大フェーズへの転換を確実なものとすること、また長期視点にたった新たな価値創造のための事業展開を支える安定収益源を拡大することが重要なことから、以下の方針のもと中核事業である飲食店支援事業の成長力を引き上げていくとのことです。


・フード&ドリンクアプリの1日における起動回数は2.1回
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000390.000005362.html

フラー株式会社は、アプリ市場分析サービス「App Ape(アップ・エイプ)」で蓄積するデータをもとに、フード&ドリンク関連アプリの最新動向や特徴をまとめた「フード&ドリンクアプリ市場調査レポート2024」を公開しています。
国内約50万台のAndroid端末から収集したサンプルデータなので、ちょっと利用層に偏りはあると思いますが、意外とエリアによる差異があるのが面白いですね。woltが北海道と広島で強く、先行して広げた地域では強いという結果は面白いですね。

①フード&ドリンクアプリ市場の概況

1日におけるフード&ドリンクアプリの平均起動回数は2.1回、1日におけるフード&ドリンクアプリの平均利用時間は3分でした。

②フード&ドリンクアプリ 都道府県別分析
フード&ドリンクカテゴリに属する、MAUが一定以上のアプリを調査対象とし、10個の都道府県においてMAUに占める各エリアのユーザー比率が10%以上のアプリを抽出しMAUが大きい順にまとめました。

ランクインしたアプリは各都道府県に根付いた外食チェーンアプリやデリバリーアプリが数多く並んだ形となりました。

③フード&ドリンクアプリ カオスマップ

Google Playのカテゴリのうち、フード&ドリンクアプリのMAU上位100アプリを主な機能別に8つのグループに分類しました。

8つのアプリグループ:
①外食チェーン
②デリバリー
③レシピ
④飲食店予約
⑤ミールキット・弁当宅配サービス
⑥テイクアウト
⑦スーパーマーケット
⑧その他

・3割がゴテゴテ装飾希望!?Z世代の飲食店バイト選びは「給与」より「髪色・ネイル」を重視 勤務条件についてのアンケート調査を発表

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000603.000001049.html

株式会社シンクロ・フードは、グルメバイトちゃんに登録している求職者を対象に、希望の勤務条件についてアンケート調査を実施しました。
「グルメバイトちゃん(株式会社シンクロ・フード)調べ」

アルバイト探しで最も重要な要素が服装・髪型・ネイルが自由になってきていることとバイト探しにSNSが使われていることが大きな変化でしょうか?
驚きなのが、TikTok, Instagramを見て取ったことのあるアクションの中で一番多いのが、「アルバイトに応募した」だったことです。お店に行ったりや商品購入するよりも多いようです。アンケート対象が求職している人といったバイアスはありますが、確実にアルバイトを探す際の大きな要素になりつつあるようです。恐らく作られたお店発信の情報だけでなく、来店されたが方がアップした生の雰囲気とかを見て判断をしているのでしょう。

調査結果について
■アルバイト探しで最も重要な条件は「給与が高い」を抑えて「服装・髪型・ネイルが自由」が1位に

■服装・髪型・ネイル・ヒゲ・タトゥーへの要望を調査

■アルバイト探しで最も使っているツールは1/4がSNSと回答


▼TikTok, Instagramを見て取ったことのあるアクション(複数回答)(N=50)

・上場する主要外食100社のうち3割が「値上げ」。牛丼など「低価格チェーン」中心に
https://www.inshokuten.com/foodist/article/7462/

■「低価格チェーン」を中心に26社が値上げ。変動価格を導入する企業も

■値上げの要因トップは「原材料費高騰」。人手不足も課題

■来店客数は前年より上昇。「値上げ」による影響は限定的

・多言語対応などインバウンド受け入れ強化の取り組みに最大300万円補助【東京都】
https://foodfun.jp/archives/27422

東京都と公益財団法人東京観光財団は今年度も、東京都内の飲食店、宿泊施設、免税店、体験型コンテンツ提供施設などが、訪都外国人旅行者のニーズに対する利便性や快適性を向上させる目的で新たに実施する受入対応強化の取り組みを支援するため、「インバウンド対応力強化支援補助金」を募集している。

補助する事業は以下のような取り組みとなる。
・多言語対応(施設などの案内表示・施設内設備などの利用案内・ホームページ・パンフレットの多言語化、多言語対応タブレットの導入、翻訳機の購入など)
・公衆無線LANの設置
・クレジットカードや電子マネー等の決済機器の導入
・館内及び客室内トイレの洋式化
・外国人旅行者の受入対応、アクセシブル・ツーリズムに係る人材育成(研修会の開催、外部セミナーの受講、接遇マニュアルの作成など)
・災害時における外国人旅行者の受入対応(防災マップの作成、避難誘導訓練の実施・マニュアルの作成など)
・外国人用グルメサイトへの掲載に要する費用【飲食店のみ】 など

 補助額は補助対象経費の2分の1以内となり、上限は対象事業によって異なる。宿泊施設、飲食店、免税店、体験型コンテンツ提供施設、観光バス事業者向けは、1店舗(または施設・営業所)あたり上限300万円。

・飲食業界の救世主!小麦高騰で「米粉」に注目…約5~7割の価格 モチモチ感に加えサクサク・カリカリ感も楽しめる
https://news.yahoo.co.jp/articles/d4352cbda4b0d20d4228ee0944357dddd51283ac

小麦の高騰で「米粉」に注目が集まっている。 小麦粉のようにサクサク、カリカリ感も楽しめるが、米粉ならではの“モチモチ感”も楽しめる。 飲食業界では今、コスト面で優位に立つ米粉がクローズアップされているといったニュースです。円安であらゆる原材料がまた上がってくるので、早めにこういった食材のスライドとかも検討しておいた方がいいかもしれません。


・「推し」×「フード」における新しい推し活支援パッケージ『#推しパケ』
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000060482.html

廣川株式会社は、自分のイチオシを応援する「推し活」に関連した新しいプロモーションとパッケージの形「#推しパケ」を提案しています。

内容的には面白いのですが、価格が表記されていないので何とも言えませんが。小ロットからカラーバリエーションを出したものが作れるのであれば、いろいろとアイデアは考えられるかもしれませんね。


・宮崎市から食品の「魅せ方」と「売り方」を発信する「地域商社拠点」が誕生
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000044709.html


宮崎県のK・Pクリエイションズ株式会社は、食品の卸売・小売を行うための常温・冷蔵・冷凍保管設備を含めた食品販売の総合設備を本社横に併設し、食品の卸売りや小売りも可能な地域商社として、会社設立88年目となる2024年6月10日(月)にグランドオープンいたします。本施設は所謂「ピッキングセンター」の役割だけでなく、Live配信動画専用キッチンスタジオ、広い空間を活用したミーティングスペース、更には撮影用レンタル食器スペースを設ける等様々な機能を併せ持った食の地域商社拠点として、地域食品メーカー様のサポートを行ってまいります。

商品開発とマーケティングと物流をトータルサポートするのは面白い試みだと思います。この販売先に飲食店とかも絡んでくるとまた違った展開もありそうですね。

・20代男性の300人中182人(60.6%)が「外食に興味あり」と回答【外食に関するアンケート】
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000141408.html

株式会社スマイルモアが2024年5月に20代男性の300人を対象とした「外食に関するアンケート」を行っています。
悲しいのは、興味がない層が40%もいることと金額が一番の気になるポイントになってしまっていることです。


・Wolt、日本初となる電気自動車(EV)でのデリバリーを2024年5月16日(木)より札幌で開始!
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000149.000051508.html

Wolt Japan株式会社は、Woltラッピングを施した日産の軽EV自動車「SAKURA」でのデリバリーを、札幌と盛岡の2エリアにて2024年5月16日(木)より開始します。EV自動車を利用してのデリバリーは日本では初めての試みです。
この先に自動運転とかの展開が待っているとは思いますが、寒冷地方とEVの相性は必ずしもいいとは言えないのでそのあたりの解決も含めてまだまだ、時間はかかりそうですね。

・【独自調査】台湾人訪日客へのおみやげ調査約9割が豚肉を避けることが判明。約4割の人はラードを含むちんすこうも罰則対象と回答。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000140300.html

台湾でマーケティング業などを行う「台灣琉球黃豆冰有限公司」は、台湾人の豚肉製品お土産の持ち帰りに関する包括的な調査を実施しました。

2018年のアフリカ豚熱の発生以来、台湾では豚肉を含む製品の持ち込み規制が厳格化され、多くの台湾人訪日客が、お土産として豚肉製品を避けるようになりました。しかし、今回の調査により、多くの製品が実際には規制の対象外であることが明らかになり、不要な自粛を引き起こしている可能性があるとのことです。今後インバウンド増えた際に自社の商品の開発する際に知っておいた方がいいかもしれません。

【2018年以降に過半数の台湾人が日本を訪れている】

【持ち込み基準:どの製品が台湾に入れるか】
・完全密封されている
・加熱殺菌されている
・常温での長期保存が可能である
・乾燥肉を含まない

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