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第134回 ケベック協定とイタリア降伏

1043年7月末、チャーチルはロンドンの自邸にアメリカのブッシュを呼びつけで憤然として言いました。
「今後イギリスは、アメリカと協力関係を打ち切り、カナダに独自の原爆研究の工場を造る!」
ブッシュは蒼ざめてひれ伏し、アメリカに帰国後ローズベルトに報告しました。
「まずいな。イギリスは戦後に良き同盟国としていてもらわなくては困る」
イギリスを同盟国として確保しておきたいローズベルトは、カナダでケベック協定を交わす事にしました。
8月17日にその協定は交わされました。
即ち、原爆をお互いに使用しない事。第三国に使用する時はきちんと通告する事。そしてお互いの同意なく情報を第三国に公表いないというものでした。
9月8日、枢軸国側のイタリアが降伏し、ムッソリーニが逮捕されました。
ヒトラーは怒りました。
「第一次世界大戦の時もそうだった。すぐに降伏するイタリアは信用ならない」しかしこうも言いました。
「とにかくムッソリーニを助け出せ」
ヒトラーの命令と尽力で、とにかくムッソリーニはナチス側に確保されました。
同じ9月にロスアラモスに陸軍から数学の天才、フォン・ノイマンがやっと加入してきました。オッペンハイマーがずっと要請し、待ち望んだ人材でした。(続く)

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