ワードで原稿用紙に書く方法
①原稿用紙の基本設定
まずは、ワードに原稿用紙の設定を反映させます。
手順
❶「ページレイアウト」タブを選択
ワードの上部にある「ページレイアウト」タブをクリックします。
❷「ページ設定」オプションを開く
ページ設定を調整するため、ページレイアウトの右下にある小さな矢印をクリックして、設定画面を表示します。
❸余白の設定
余白を設定します。一般的に、原稿用紙形式では上下左右に25mmの余白を設定します。
余白は「上」「下」「左」「右」の数値をそれぞれ25mmに変更してください。
❹用紙サイズの確認
日本の原稿用紙はA4サイズが一般的です。
用紙サイズの項目が「A4」になっていることを確認してください。
❺行数と列数の設定
原稿用紙のように見えるレイアウトにするため、1行20文字、20行(または24行)に設定します。
この設定は後ほどスタイル設定で反映されます。
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②原稿用紙スタイルの設定
原稿用紙らしく、方眼の罫線を表示する方法について説明します。
手順
❶「デザイン」タブをクリック
上部の「デザイン」タブを開きます。
❷「罫線」機能を選択
ページ背景に方眼を追加するため、「ページの色」→「ページ罫線」を選び、ダイアログボックスを開きます。
❸方眼の設定
ページ罫線のダイアログで「罫線」の種類を「グリッド(Grid)」に変更します。
カラーは「灰色」または薄い色を選択すると見やすくなります。
❹線の幅を設定
幅が太すぎると目がチカチカしてしまうので、0.25pt~0.5pt程度に設定するのが良いでしょう。
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③テキスト入力の準備
原稿用紙のように見える設定が完了したら、テキストを入力していきます。
初心者向けに、以下のポイントを意識して入力しましょう。
ポイント
・1マスに1文字
原稿用紙では1マスに1文字ずつ入力するのが基本です。
句読点も1マスに収まるように入力してください。
・改行の位置に注意
行末で文章が切れないように、改行位置を調整します。
改行を入れる場合は、意味の区切りが良いところで改行しましょう。
・段落の開始位置
新しい段落が始まる場合は1マス下げてから書き始めます。
これは原稿用紙のスタイルを再現する上で大事なポイントです。
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④見やすくするための工夫
ワードで原稿用紙の体裁を整えるだけでなく、より見やすくするためのポイントも紹介します。
ポイント
❶フォントのサイズ
一般的に、10.5ptや12ptの文字サイズが読みやすいとされています。
画面で見やすいサイズに調整しましょう。
❷フォントの種類
明朝体(MS 明朝や游明朝など)を選ぶと、原稿用紙に近い雰囲気が出ます。明朝体は文字の線が細く、読みやすいのでおすすめです。
❸行間の調整
ワードでは、行間を広げて見やすくすることができます。「段落」メニューで「行間」を設定し、読みやすい行間に調整してください。
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⑤確認と微調整
設定が完了したら、実際にテキストを入力し、見やすさを確認しましょう。
最終確認では、以下の点に注目します。
・文字が罫線にしっかり収まっているか
罫線から文字がはみ出していないか、行末が揃っているかを確認します。
・全体のレイアウトが整っているか
見た目がごちゃごちゃしていないか、全体のレイアウトが整っているかを最終チェックします。
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まとめ
❶ページ設定で余白と用紙サイズを調整
❷方眼の設定で原稿用紙のような罫線を追加
❸文字の入力方法や段落の設定で、見やすいレイアウトに
❹最後にフォントや行間の調整で、読みやすさを確保
ワードで原稿用紙形式の文章を書くのは少し手間がかかるかもしれませんが、慣れると簡単に使いこなせるようになります。