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アメリカ視察記③【パッキング】RPGとマスターピース

2023年8月に大谷翔平を視察するためにロサンゼルスを訪れた。
海外に行くのは3回目。1回目は遠征だったので、実質2回目。
そんな初心者はパッキングに大いに悩まされる。
頭はグルグル回っているのだけど、決定できずに時間だけが浪費する。

あれはいるのか、いらないのか。

これがあったら便利そう。だけど、荷物になるかも。

これを入れたいけど、実生活で使うからまだ入れられない

そんなことをぶつぶつ言いながら進展しない夜を過ごし、

暇があればググってみるけど、どのサイトを見ても、同じようなことを書いている。

でも、ちょっと違うから最後まで一応チェック。

で、そんなサイトは画像にスペースを占有されてるのがあるあるで、

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そうやってると「で、結局なんだったっけ?」というループにイライラ。

なんとなく、ネットで調べて準備を進めようとしてもうまくいきそうにない。
どうすればいいのだろうか。


旅に出るためのパッキング

ちょうどゲームボーイミクロを購入し、『mother2』をプレイし始めていた7月。
ゲーム内で、ハンバーガーを買い込みながら、ふと考える。
このネスがしていることって、今から自分がやろうとしていることと一緒ではないかと。

RPGゲームとは旅するゲーム。
旅に出るためにハンバーガーを買い込むなどして準備をしている作業は、
アメリカに行くために準備をする作業と一緒ではないのか?

ピキーーン!!

事件解決の糸口を見つけたコナンの効果音が脳内に流れた。
「これならできる」と、確信めいたものを感じた。

自分がプレイしてきたRPGゲームの設定といえば

  1. 主人公は1人で旅に出る

  2. 旅の目的は使命がある

  3. 家に帰ればタダで回復でき、街であれば金を払えば回復できる

  4. 洞窟などでは移動系呪文が使えず、自力で行って帰ってくる必要がある

というものである。
これを自分のアメリカ視察に当てはめてみる。

  1. 自分は1人でアメリカに行く。

  2. 野球史に残るであろう現在進行形の伝説をこの目で見るために。

  3. アナハイムに宿を予約する

  4. 何かあっても自宅には帰れない。自力で帰ってこなければならない。

パッキングとは早い話、「洞窟のダンジョンの奥に敵がいるけど、何を持っていく?」ということなのだ。

なんだか、冒険っぽくなってきてテンションが上がってきた。
そうなるとパッキングのカテゴリー分けは以下のようになる。

そうび(衣類、サングラス、シューズ、時計など)
グッズ(攻撃系、アイテム、回復系)

以下、実際にパッキングしたものでなおかつ活躍したマスターピースである。


そうび

RPGゲームで気分で剣や鎧を変えるやつなどいない。

自分が装備できて、もっとも高機能なもの

それ以外の選択肢はない。
つまり、自分の手持ちの中でもっとも高機能なものをチョイスすべきである。

今回はアメリカに舞踏会などに出る予定はない。スーツは不要。球場で野球を観戦し、公園でスケボーとバスケをする。

そうなると最も必要になるのは汗が乾きやすい守備力と運動しやすい素早さの数値が高いラインナップを用意する必要がある。

brigのTシャツ

このTシャツは本当に快適。
1枚買って、気に入ってしまい立て続けに2枚購入。
3枚をアメリカに持っていくことに。

DULTONの短パン

快適なのはもちろんのこと、ポケットの内側にループがついていてカラビナなどをつけられるので防御力が高い。
グラミチの短パンも持っていったのだが、毎日これを履いてた。

アシックスのランニングシューズ

今も昔も遠足は「履き慣れた靴で」というのがお約束。
これのおかげでバスケもできたし、エンゼルスタジアムから走って帰ることができた。
もし、お気に入りのスニーカーとやらで行ってたら
旅行中に内反小趾が爆発して楽しむどころではなかったと思う。
(ロサンゼルスは砂っぽいので靴はすぐに汚れるし)

これに、キャップとサングラスでいっちょ上がり。

道行く日本人のカップルに撮影してもらう

ほぼジャルジャル。


海外旅行。これで十分。

グッズ

グッズは以下の3つに分けられる

  1. ガジェットなど、現地で便利なアイテム系

  2. 体調を崩す前に予防する回復系

  3. ガジェットを充電する回復系

アイテム系

eチケットレシート

どの飛行機に乗って、どこに宿泊して、どの飛行機で帰るのか。
それが1枚の紙にまとまったもの。
予約手続きが完了するとPDFで送られてきて、それをプリントアウトしたものだ。(念のために2枚用意した。)
これは自分にとって予定を把握するための便利道具ではおさまらない。

私は観光客です。
私はビジネスを目的とはしていません。
私はテロ組織ではありません。

それを相手に伝えるための印籠である。
これを見せて、文面から相手に読み取ってもらうしか自分にはできない。
なぜなら喋れないから。。。
パスポートとこの紙切れ一枚の合わせ技で入国手続き、ホテルチェックインなどをパスできた。
ありがとう。eチケットレシート。

スマートフォン

アメリカと自分の間にある溝をすべてスマホが埋めてくれた。

  • 会話(グーグル翻訳)

  • 移動(Uber)

  • 空港チェックイン(専用アプリ)

  • 思い出(カメラ)

  • 地図(Google マップ)

  • チケット(専用アプリ)

多くの人との出会いとか、
伝えられない気持ちをボディランゲージとか、
今でも目を閉じればあの光景が思い出されるとか、

ぜんぶいらない。
ぜんぶスマホでカタがつく。
それがこの世界。

英語弱者・旅行弱者を自覚しているのであれば「スマホ強者」になればいい。

スマホでできることはできるし
スマホでできないことはあきらめる

それが自分の視察流儀
(胸を張って言えることではない)

スマホ is ALL

NO スマホ NO TRIP

そんな造語が作れるほど、依存した視察となった。

フライターグのノート

https://www.freitag.jp/ja/f26-agenda

カッコイイけど使い勝手が悪く、文房具マニアの中でもほとんど話題にならず、レビューもほとんどないでお馴染みのフライターグのF26

  • メモ

  • パスポート入れ

  • 小物

上記3つの役割を持たせて常に持ち歩いていた。
あるタイミングを除いては、、、

個人的にパスポートは大きめの何かに入れておくことで「ここにちゃんとあります!!」という状態にしておきたかった。
メモを常にとっておいて後から振り返ることができるようにしたかった。でもポケットがかさばったり、バッグの中でごちゃつくのも嫌だった。
ちょっとしたフライヤーやカードなどを放り込む場所が欲しかった。

そうなると、コレにまとめておけばいいやんとなり、起用することに。
結果的に大正解。

前回もち出したのがイチローの引退試合を観に東京ドームに行ったときなので、旅行などには使えるアイテムなのかもしれない。(これぞ世界で数少ないF26のレビュー)

メッシュケース×ストラップ×カラビナ

この組み合わせで支払いスムーズで無くなる不安激減

当初はメッシュケースはゲームボーイミクロ入れ、ストラップとカラビナはスマホと自分を繋げておくものとして持っていったのだが、結果的に「スマホは繋ぐと取り出しにくいし操作の邪魔」ということで断念。

しかし、3つを繋げてメッシュケースにクレカとルームキーを入れておくスタイルが最高に良かった。

  • 財布要らない

  • なくすリスク減る

  • かさばらない

  • 取り出しやすい

公園に行くとき、球場に行くとき、なるべく荷物は減らしたい。
そして、すべてをショルダーバッグなどに入れてると支払い時にあれこれ探さないといけない。
長時間歩いているとショルダーバッグが重いと肩がこるので軽くしたい。
そして、いつどんなタイミングで取られるかわからない。

それをすべて解決してくれた。
アメリカでのストレスを20%以上減らしてくれたと思う。

回復系

洞窟のダンジョンに欠かせないのは回復系のアイテムだ。
持参したのはこちら

  • ビタミンC

  • ビタミンB 12

  • ビタミンB6

  • トラネキサム酸

  • のど飴2袋

1日中歩き回って食べるものがジャンクフード。
これだと栄養素が足りない。

とはいえ、アメリカはジャンクフードの本場。
どうしても食べたい。

だからこそビタミンで補う。

あとアメリカは西海岸はとても乾燥しているので、
常にのどあめを食べて喉を潤す。

おかげさまで旅行中にアメリカ滞在時に何か体調の異変を感じる事は全くなかった。

ガジェット回復系アイテム

ガジェットの充電が切れたとき、それは命が尽きるとき。
これがスマホ強者の旅人の運命。

ありとあらゆる可能性を考え充電器とケーブルを持参したが、
ホテルの充電スピードが思っていたよりも遅くてかなり苦戦する。

まあ、充電器は訳があって2つに増えたので、

(↑本日2回目)
最終的にはスマホ・iPad・ゲームボーイミクロ・ワイヤレスヘッドホンなどを一気に充電。

帰るときにはフル充電した状態を作り出した。
この情熱こそスマホ強者の旅の準備である。

マスターピースとは何か

マザー2では主人公だけになったり、ポー1人になったり、メンバーが4人いたり、いろんな状況がある。
そうなった時に回復呪文があるのかないのか、攻撃呪文を持ってるのか持っていないのか?攻撃力が高いのか低いのか、それによって持つものは全く変わってくる。

その状況に応じて、持ち物を変えて適切に使う。そこにゲームをする快楽がある。それは現実世界でも同じ。

アメリカで大活躍したストラップとカラビナ。
帰ってから1回も使ってない。 

必要な状況がないからだ。

アメリカから帰ったいま。
リュックに何か詰める時、ふと考える。

どんなダンジョンなのか

どんな敵が予想されるのか

何が効きそうか

何が必要か

どれくらいのレベルが必要か

どんな仲間が必要か

RPG的に考えてみると、意外と頭の回転がスムーズに最適解を導けるのかもしれないと体育祭と文化祭と宿泊行事の準備を進めている次第である。
(主人公は一つひとつやっつければいいからいいよなと愚痴りながら)

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