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自分の仕事について思うこと

私は都内でSES(システムエンジニアリングサービス)という業種をメインに行っている会社で営業を行っております。

具体的に言うとシステムエンジニアが不足している会社にエンジニアを派遣する仕事です。

本来の流れとしては自社にシステムエンジニアさんを入社させて、入社させたシステムエンジニアをお客さんに「こんなエンジニアいますが、何かお役に立てませんか?」とお伺いを立て、お声が掛かれば契約をしてお客さん先で働いてもらう感じです。

上記説明では何ら問題ないただの派遣じゃないか?なんて思うかもしれませんが、実態は相当なブラックであります。

実態の流れは以下の通り。
同じようなSESを行っている会社を協力会社と呼び、相当な数の協力会社と知り合いになります。
その協力会社と自社のエンジニアやお客さんからの要望をマッチングさせて1社先、2社先、多くては4社5社先の案件や所属先のエンジニアさんを自社の案件として、また自社の社員として取り扱うのです。

孫請け日孫請けなんて言い方なのかもしれませんが。
そもそも派遣は2重派遣を禁止してます。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/koyou/haken-shoukai20/dl/12.pdf
※厚労省参照

そこを業務委託や準委任契約という言い方にして勝手にグレーゾーンと言ってまかり通りしている会社がほとんどです。
当社もほとんどが業務委託や準委任契約で締結してます。

私は完全にアウトな気がします。
そして不信感をもって働いている営業さんも沢山いるのではないでしょうか。

お客さん先に参画するにあたりお客さんと面談という名の面接を行います。これも本来は禁止です。なので面接と言う言い方をしないで、わざわざ面談と言います。

ここでも2社先では2回面談を行い、3社先では3回行うわけです。
一番嫌な気持ちなのは末端で働くエンジニアさんだと思います。
ネットでは「ドナドナ」なんて書かれてたりしますが、本当に気の毒です。

私はその手のブローカー的な営業にはなりたくない為。他社さんのエンジニアさんをお客さん先に参画させることは、ほとんど行っておりません。

※ここで「ほとんど」という表現を使用しているのは、仮に自社でまとまった仕事を受注していて自社でのコントロールが可能、自社が舵を切っている案件には協力会社の社員さんに協力してもらうことはあります。
ここは真っ当な商売という契約だと認識してます。

やはり問題は仕事に携わってない会社が間に入り、営業手数料と言う名のマージンを搾取する行為が問題なのです。

本当に酷い会社では自社社員が10人、協力会社社員が200人とかいう会社もあるくらいです。

この業界変化しないといけないですし、真っ当にやっていかなくてはならないのではないでしょうか。

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